明後日に審査を控えた六甲道教室。
来たのは青帯3名でしたが基本稽古を確認していると愕然としてしまいました。
全員受けの基本が出来ません。
私はチェックの為に号令だけ送っていたのですが私が「上段揚げ受け」と言うと彼らは復唱しながらも構えません。そして1人の取った構えが下段払い。其れを見て横の1人が下段払いを構え、もう1人は何か違う…といった感じで構えを取れず。中段受けも同様でした。
今まで私が前で説明して動いているのを毎回何も考えずにただ真似ていただけなのでしょう。乾いた笑いしか出ません。何でも今この時が集大成と言えますが、3人平均して5年半ほど通っていてその集大成がこれです。
生気そのものが出ていない現状。
でも進級はしたいと。贅沢なもんです。
前回審査は外に出すには余りに恥ずかしい出来だったので審査の告知もしませんでした。しかし今回六甲道教室としては最後の審査会ですから受けたい子は受けていいと受け付けましたが何も進まなかったどころか反抗期を拗らせて更に後退した彼らが受かることは先ずありません。
恥をかく、身の程を知る、と言うのも教育の一表現でしょう。それも彼らに自省する受皿が備わっていればの話ですが。
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