自由民主党 柏市議会議員・円谷のりひと 公式ブログ

千葉県柏市議会議員 円谷のりひとの議会・活動報告、政策提言など。記事には政治活動以外の内容(雑記)も含まれます。

早期からのインターネットに関する教育を=議会報告

2014年10月06日 14時29分35秒 | 子育て・教育政策
 現在の生徒・児童が社会に出るころには、今以上にインターネットの必要性が上がり、不可欠なスキルになっているに違いありません。インターネットに対する、正しい知識を持っていないと、進路に影響が出るような、そういう時代がやってくると予想されます。
 また、昨今、インターネット上でのいじめ、犯罪が多発し社会問題となっております。柏市では、各SNSや掲示板を見回りするサイバーパトロール事業の見直しを実施し、市内の生徒が間違った方向でインターネットを活用しないように監視を強化しています。こうした施策ももちろん必要ですが、インターネット上でのいじめや犯罪を根絶するためには、早い段階からのインターネットに関するモラル教育が重要だと考えます。そこで、9月議会において、下記のような質疑を行いました。以下はその要旨。


――インターネットにおけるリテラシー能力を身につけるという観点からも、犯罪防止とうい観点からも、小さなころからインターネットに慣れ親しみ、正しい使い方を理解させる授業を実施すべきだ。現在の柏市の取り組みは。

教育長「ご指摘の通り、インターネットを活用する、IT危機を盛んに活用するということが今後、社会生活のなかで不可欠の能力になっていくと考えられる。したがって、学校教育の上でも機器の活用、モラル向上といったことが大変重要だと認識している。
 そこで、学校におけるIT環境の整備を行っている。また、民間のITアドバイザーを導入し活用するとともに、柏市独自で作成している指導プログラムを技術面、モラル面の双方から強化している。また、ITアドバイザーと教員がチームを組んで授業を行う取り組みを開始したところだ。教職員に対する研修等も行っている」


――過去には、識字率を上げることが教育水準の向上とされていた時代もあった。インターネットを使えるか否かは、それに匹敵するような、大きな変化になると思う。そして、インターネットをつかったいじめや犯罪を抑止するためには、体の芯からそれがいけないことだと理解させないといけない。ITアドバイザーは、そういったモラルのこともご指導いただけるのか。

教育長「ITアドバイザーを中心に、市の指導主事とともにつくった独自のプログラムがあって、道具の使い方だけでなく、モラルについてもそのプログラムを先生方に活用していただいている。また、アドバイザーが一緒に授業するという仕組みになっている」

――インターネットは正しく使えば、非常に有用なものだ。早期から正しい使い方をしみ込ませるような教育に取り組んでいただきたい。


 質疑の通り、インターネット教育の重要性は市教育委員会も認識しているところです。まだまだ学校や教員によって技術の差があるなどの課題がありますが、今後、ますます力を入れていかなくてはならない分野です。小さなころに染みついたことは、一生忘れません。技術的なことだけでなく、倫理観や道徳観も同じです。できるだけ早い段階で、技術的にもモラル的にも正しいインターネットの使い方を身に着けられるような教育を実施できるように、取り組んで参ります。

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