柏市は多くのプロ・実業団スポーツチームが本拠地としています。なかでも、女子バスケットボールのJX―ENEOSサンフラワーズは、Wリーグ7連覇を達成し、柏市の市民特別功労賞を受賞するなど、柏レイソルと並ぶわが市を象徴するようなホームタウンチームです。しかし、今年は柏市中央体育館の設備面が十分でないことなどが理由で、柏での試合が行われないことになってしまいました。これは、「スポーツタウン柏」にとって大きなマイナスであり、子供たちから夢を奪うことにもなりかねない事態であると考えます。そこで、市議会平成27年第1回定例会(3月議会)において、サンフラワーズのホームタウンゲーム再開について質疑をいたしました。以下はその要旨。
――まず、ホームタウン事業について、その意義、目的を改めて確認したい。
市長「本市では、柏レイソルやJX―ENEOSサンフラワーズなど、柏市を拠点として全国トップレベルで活躍するホームタウンチームが数多く活動しており、それらスポーツ資源を有する強みを生かした活力と魅力のあるまちづくりを推進することを目的としてる」
――その目的、意義を踏まえて、JX―ENEOSサンフラワーズの柏大会、つまりホームゲームが行われないこと、その主な原因として、中央体育館の施設面が十分でないことが挙げられているが、これについての考えは。
市長「チームからは会場となる体育館について、施設内容と御要望をいただいている。具体的には、冷暖房機器等の設置やゴールリングの固定などだ。これらを解決するには、施設の構造や財政面から大変厳しい状況だが、JX―ENEOSサンフラワーズは本市の知名度アップやイメージの向上に大きく貢献していただいており、本市にとって重要なホームタウンチームと認識をしている。今後ホームゲームの再開の可能性について、チームとしっかり調整を重ねてまいりたい」
――地元のチームを応援できるというのは非常にすばらしいことだ。特に生で試合を見るというのは、ホームタウン事業の本分であり、スポーツ教室を開くにしても、講演会を開くにしても、まずその活躍をしている姿を(市民や子供たちに)見てもらうというのが大前提だと思う。そして、行政はこういう協力をしますと、そしてこういう事業をやりましたという中でそのチームの方々も柏市に対する愛着が深まっていって、市民の方々に勇気や感動を与えるということにつながっていくのだと思う。やはり、もう一度柏で一緒にできるというのが一番いい形だ。今後、難しいところもあるだろうが、改善できる点を歩み寄りながら(再開に向けて)やっていっていただきたいと、これは本当に心からお願いを申し上げる。
この件については、サンフラワーズの運営スタッフの方ともお話をいたしましたが、中央体育会の設備ではリーグ戦を行うにはどうしても不十分であるとのことでした。一方で、行政として対応できる部分は非常に少ないというのも現状です。サンフラワーズへの市民功労賞授与の際も、Wリーグ5連覇の際に私が提案するまで検討もされませんでした。サンフラワーズに対する市の認識は、実績に比べて非常に低いと言わざるを得ません。何より、女子バスケ日本一のチームが本拠地としているのに、その試合を行えないというのは、バスケット関係者のみならず柏市全体の損失です。柏市バスケットボール協会副会長としても、必ずホームゲーム再開を実現したいと思います。
平成26年5月、サンフラワーズは市民功労賞を受賞。賞状を受け取る新原茜主将(右)
今シーズンの開幕戦では、代々木第二体育館に大勢のファンが詰めかけた
■関連リンク
・JXサンフラワーズに柏市民特別功労賞
――まず、ホームタウン事業について、その意義、目的を改めて確認したい。
市長「本市では、柏レイソルやJX―ENEOSサンフラワーズなど、柏市を拠点として全国トップレベルで活躍するホームタウンチームが数多く活動しており、それらスポーツ資源を有する強みを生かした活力と魅力のあるまちづくりを推進することを目的としてる」
――その目的、意義を踏まえて、JX―ENEOSサンフラワーズの柏大会、つまりホームゲームが行われないこと、その主な原因として、中央体育館の施設面が十分でないことが挙げられているが、これについての考えは。
市長「チームからは会場となる体育館について、施設内容と御要望をいただいている。具体的には、冷暖房機器等の設置やゴールリングの固定などだ。これらを解決するには、施設の構造や財政面から大変厳しい状況だが、JX―ENEOSサンフラワーズは本市の知名度アップやイメージの向上に大きく貢献していただいており、本市にとって重要なホームタウンチームと認識をしている。今後ホームゲームの再開の可能性について、チームとしっかり調整を重ねてまいりたい」
――地元のチームを応援できるというのは非常にすばらしいことだ。特に生で試合を見るというのは、ホームタウン事業の本分であり、スポーツ教室を開くにしても、講演会を開くにしても、まずその活躍をしている姿を(市民や子供たちに)見てもらうというのが大前提だと思う。そして、行政はこういう協力をしますと、そしてこういう事業をやりましたという中でそのチームの方々も柏市に対する愛着が深まっていって、市民の方々に勇気や感動を与えるということにつながっていくのだと思う。やはり、もう一度柏で一緒にできるというのが一番いい形だ。今後、難しいところもあるだろうが、改善できる点を歩み寄りながら(再開に向けて)やっていっていただきたいと、これは本当に心からお願いを申し上げる。
この件については、サンフラワーズの運営スタッフの方ともお話をいたしましたが、中央体育会の設備ではリーグ戦を行うにはどうしても不十分であるとのことでした。一方で、行政として対応できる部分は非常に少ないというのも現状です。サンフラワーズへの市民功労賞授与の際も、Wリーグ5連覇の際に私が提案するまで検討もされませんでした。サンフラワーズに対する市の認識は、実績に比べて非常に低いと言わざるを得ません。何より、女子バスケ日本一のチームが本拠地としているのに、その試合を行えないというのは、バスケット関係者のみならず柏市全体の損失です。柏市バスケットボール協会副会長としても、必ずホームゲーム再開を実現したいと思います。
平成26年5月、サンフラワーズは市民功労賞を受賞。賞状を受け取る新原茜主将(右)
今シーズンの開幕戦では、代々木第二体育館に大勢のファンが詰めかけた
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