自由民主党 柏市議会議員・円谷のりひと 公式ブログ

千葉県柏市議会議員 円谷のりひとの議会・活動報告、政策提言など。記事には政治活動以外の内容(雑記)も含まれます。

ああ、7連敗~東京ヴェルディvs水戸ホーリーホック~

2007年05月04日 19時34分12秒 | サッカー(ライター時代の記事)
それはブーイングというにはあまりにも厳しいものだった。
暮れ行く国立の空に響いたサポーターの叫びは、まさに怒声であった。
叱責といいかえてもいい。

開幕戦を同じ国立で戦ったのがつい2ヶ月前。
1対1には必ず勝ち、球際に強かったあのヴェルディの姿はそこにはなった。
前節まで6連敗とがけっぷちを通りこした状況で迎えた一戦にイレブンの闘志は空回りだ。

エース・フッキに加え、ディエゴ、名波も欠いた布陣。
とはいえ、ディフェンスはベストなメンバーを組んだはずだった。
それなのに、守れない。

広山は「1点先制して落ち着いてやらなければならない時間にぎこちなくなった」と振り返る通り、立て続けの失点で逆転を許すと、あとはボロボロ。
対人にまったく勝てず、水戸アタッカー陣にやりたい放題にやられてしまたった。

変則の3トップで臨んだ水戸の攻め方がうまかったこともあるが、対人に勝てないのではどうしようもない。
頼みの服部も水戸・金沢に何度も何度も右サイドを破られる始末。

結局今期未勝利、合計3得点しか奪っていない水戸に対し5-1の完敗。
この結果からいったい何を見出そうというのか。

永井は「今日は勝つしかなかった。難しいです」と下を向く。
広山も「やってきたことを拠りどころにして、次がんばるしかない」
と表情は暗い。

会見場に訪れたラモス監督は、いつもの強気のラモス監督だった。
だが「京都戦まではやる。勝っても負けても、その後にフロントと話して結論を出す」と辞任を匂わせた。
「2日間しかないけど、絶対に立て直す」。
そう力強くいう指揮官にはたして具体策はあるのだろうか。

悲壮感漂うチームで、キャプテンシーを発揮しているのがGK高木だ。
この日はベンチをあたためたが、ハーフタイムには選手ひとりひとりに声をかけてまわった。
「控えGKは試合に出る確率も少ないし、盛り上げていこうと思った」
高木は次戦でも同じ役割を厭う気はない。
「出られればもちろん精一杯やる。出られなくても自分にできることを見つけて、それをやりたい」
チームのムードは悪くないという。だが、焦りやプレッシャーは確実にある。
背番号21の心意気が、そんなチームにひと筋の光明をもたらすかもしれない。

東京V1-5水戸(試合詳細

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