9月上旬、ある市民から「子供が通う私立認可保育園では、退職などによる保育士の入れ替わりが激しく、子供の情緒や発育の面でもとても心配だ」という相談がありました。担当部課に確認したところ、行政としては、
・法的に認可保育園の要件をすべて満たしている(違法性がない)
・「職業選択の自由」の観点から、退職するしないを選ぶのはあくまでも保育士本人であり、行政の関知するところではない
以上2点から、法的な対処は難しいとのことでした。しかしながら、それでは保護者の方の安心、また子供のためにもならないということで、今後の対処法を本会議にて質しました。
―― 一部の私立認可保育園では、保育士の退職・採用による入れ替わりが激しく、安定した保育環境が整わないとの懸念の声が聞かれる。これについて、市としての考え方は。
こども部長「私立認可保育園の保育士の退職・採用等は、運営する社会福祉法人等が直接行っている。認可保育園の整備・運営について定められた基準は、『児童数に応じて保育士を何人以上配置しなくてはならない』という規制はあるが、その退職や転園などによる入れ替えに関しては規制がない。
しかしながら、私立認可保育園の保育理念や目標に基づき、各保育園の独自性や創意工夫が発揮されるものだとしても、保育士の交代が頻繁にあり子供の情緒が不安定になる場合には、違法ではなくても望ましいものではないと考えている。したがって、そのような場合には運営者から保育士が交代する理由等を聞き取りするなどしたうえで、より良い保育環境が維持されるような働きかけを行っていく」
前述のとおり、違法な運営を行っているわけではないため、法的強制力はないものの、すでに市では該当保育園の運営会社に対して状況改善を行うように要請をしております。運営会社も「苦情処理体制の強化」「保護者会の実施」等を行い、改善に向けて努力をするということです。この件に関しては、今後も議員として目を光らせ、いち早い状況改善を要請して参ります。
・法的に認可保育園の要件をすべて満たしている(違法性がない)
・「職業選択の自由」の観点から、退職するしないを選ぶのはあくまでも保育士本人であり、行政の関知するところではない
以上2点から、法的な対処は難しいとのことでした。しかしながら、それでは保護者の方の安心、また子供のためにもならないということで、今後の対処法を本会議にて質しました。
―― 一部の私立認可保育園では、保育士の退職・採用による入れ替わりが激しく、安定した保育環境が整わないとの懸念の声が聞かれる。これについて、市としての考え方は。
こども部長「私立認可保育園の保育士の退職・採用等は、運営する社会福祉法人等が直接行っている。認可保育園の整備・運営について定められた基準は、『児童数に応じて保育士を何人以上配置しなくてはならない』という規制はあるが、その退職や転園などによる入れ替えに関しては規制がない。
しかしながら、私立認可保育園の保育理念や目標に基づき、各保育園の独自性や創意工夫が発揮されるものだとしても、保育士の交代が頻繁にあり子供の情緒が不安定になる場合には、違法ではなくても望ましいものではないと考えている。したがって、そのような場合には運営者から保育士が交代する理由等を聞き取りするなどしたうえで、より良い保育環境が維持されるような働きかけを行っていく」
前述のとおり、違法な運営を行っているわけではないため、法的強制力はないものの、すでに市では該当保育園の運営会社に対して状況改善を行うように要請をしております。運営会社も「苦情処理体制の強化」「保護者会の実施」等を行い、改善に向けて努力をするということです。この件に関しては、今後も議員として目を光らせ、いち早い状況改善を要請して参ります。
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