自由民主党 柏市議会議員・円谷のりひと 公式ブログ

千葉県柏市議会議員 円谷のりひとの議会・活動報告、政策提言など。記事には政治活動以外の内容(雑記)も含まれます。

市立柏幼稚園の廃園に関して=議案採決にあたって

2011年12月15日 09時40分15秒 | 政治・議会活動
 本日15日は12月議会最終日。執行部から出された議案の採決日です。
私は、市長を支えるいわゆる「市長与党」ではありません。しかし、議決の際には、なんでもかんでも反対!ではなく、ある程度は市長の意向を尊重するべきだと思っています。
なぜなら私ども「柏清風」は柏市議会の最大会派であり、市政が混乱したり、議案が通らないことで市民にご迷惑がかからないように、総合的な視点で議会に臨むのが責務だと考えているからです。つまり、秋山市長が選挙で自分たちの推した候補者ではないからと、その取り組みを機械的に否定することはありません。もちろん、市民のためにならないと判断すれば、その限りではありませんが、必要以上に肩入れも敵視もしていないという立場です。

 さて、今議会で最も意見が割れそうな議案は、市立柏幼稚園の廃園について。市長は選挙時に「市立柏幼稚園は廃止ではなく、公立幼稚園としての意味のある活用方法を再度検討します」とマニフェストに盛り込みました。しかし、「(関係機関と)公立幼稚園としての存続意義を検討してきましたが、厳しい財政状況の中では施策の優先順位を付けていかざるを得ず、一定の周知期間をもって廃園することと判断しました」と「民でできることは民で」を優先し、今回の議案提出に至ったとのことです。

 私は、この議案に賛成するつもりでいます。この問題の最大の焦点は、市立幼稚園の役割を私立が担えるのかどうかです。私は、担えると思います。公立の良さや卒園者・関係者の思いは受け止めながらも、私立幼稚園も教育の多様化が進み、保護者の選択肢は広がっています。幼稚園教育については、公立を生かすよりも、「浮いた予算を幼稚園・保育園・小学校の連携強化などに回す」という方針のほうが総合的に見て、今後の教育にプラスであると判断しました。

 今回の議案が可決されるかどうかは、採決してみなくてはわかりません。これからも市長の公約と齟齬(そご)が生じる議案が出てくることがあるでしょう。私の立場での役目は、マニフェストだからどうこうではなく、その議案が市民のために良いか悪いかを的確に判断し、意見を述べること。それを忘れずに、議会に臨まなくてはなりません。

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