デジタル版画の定義を行なった前報で、多色デジタル版画はインデックスカラーでなければならないと述べました。
インデックスカラーの画像を GIMP で作って見ます。
この2値化した画像に4色を差して行きます。
色を指すためフルカラーにします。
赤茶と黄緑は、黒地をマスクしブラシで描画しました。
ブラシは、ぼかしのない「2. Hardness 100」を使います。GIMP では、ぼかし具合を硬さで表しています。
ピンクとブルーは「塗りつぶし」で着色させました。
インデックスカラーに変換する前に減色します。この操作をした方がいいようです。
レベルについてです。
差し色4色と白黒の計6色なので、レベル3の8色にします。見た目は変わりません。
(フルカラー からインデックスカラーにするロジックが不明なので、実際にやって見ての結果です。
減色しなくて直接インデックス化すると思い通りに行かないことがあります)
次いで、インデックスカラーに変換します。最適バレットを生成、色数を6にします。
変換後、カラーマップを確認します。
白が見えていませんが6色のカラーマップに間違いありません。
インデックスカラーの画像です。私が定義するデジタル版画です。
差し色4色を各々抽出して、モノクロの画像にして製版することができます。
インデックスカラーでカラーマップも保存できる GIMP のフォーマット、xcf で保存します。
プリントアウトするために保存する時は、フルカラー のデータになってしまいますが、jpeg で保存すると良いようです。
インデックスカラーについてはまだ知見が不足です。もう少し勉強したいと思います。
GIMP の操作については公式マニアルを参照ください。