干炒牛河、繁体字では乾炒牛河、見た目は、牛肉の焼ききしめん(きしめんは名古屋の平たいうどん)みたいな感じですが、使われているのは、 沙河粉というビーフンです。 沙河は、広州市の下町にある地名で、ここで生まれたといわれています。日本では、うどん、ソバ、ラーメン、全部”麺”ですが、中国では、小麦粉から作られたものが”麺”で、米粉から作られたものは、”粉”です。
沙河粉も通販で入手できますが、簡単に手に入るベトナムのフォーが便利です。フォーの方が麺の巾が狭いですが、味は変わらないと思います。
中国では、豚肉が最もよく食べられていますが、何故か、干炒牛河には牛肉です。
フォーを説明書に従って戻しますが、戻した後、ザルに上げておくと直に麺同士固まってしまいます。
調味料です。ベースは、オイスターソースです。料理酒で2-3倍に希釈しておいて、好みで、鶏ガラスープの素、ナンプラー、豆板醤を加えます。
前もって、混ぜておきます。鶏ガラスープの素が溶けきっていませんが。
麺を戻すのと、牛肉と野菜を炒めるのを、同時進行です。炒めておいて、麺を待つ感じでちょうどよいと思います。
戻った麺を、肉と野菜と共にさらに炒めていきます。
炒まったら、味付けして完成です。
乾炒牛河に、最初に出会ったのは、30年前の香港ですが、その後、上海やインドネシアに赴任した時も、香港料理の店を見つけて食べに行きました。その味を再現できていると思います。