今年始め、デジタル版画について述べてきました。
デジタル版画について
デジタル版画について(2)2値化について補足
デジタル版画について(3)インデックスカラー
版がないものは版画と言えない、これは正論です。
デジタル化に合わせ、版がパソコンの中にあるとみなせるインデックスカラーの画像をプリントアウトしたものは版画といっても良いのでは、というのが前回までの考えです。
たとえ、256色のインデックスカラーでも理論的には版を作ることができますが、フルカラーの画像から版を作ることはできないから版画とは呼べない、、、を考えてみました。
オートスクリーン捺染で、あまり普及していませんが、3原色(CMY)捺染が行われています。対象が生地ですので、精密な柄は元々できませんが、、、
また、インクジェット捺染も普及しています。
捺染の世界には、すでに3原色(CMY)捺染が地位を得ています。なら、版画の世界にも3原色(CMY)版画に地位を認めては良いと考えられます。
写真を元に、Mac で複数のアプリを使い作成したフルカラーの画像です。
プリントアウトしたら、デジタル版画と呼んでも良いのではないでしょうか?