ナベちゃん近況報告

隠居寸前の不動産屋ナベちゃん お仕事したり遊んだり

松尾神社

2008-09-05 12:27:41 | ブログ

Kijima_yasusi_matuojinsya_001 昨日地主さんを尋ねて画図方面をうろついていたら ふと 松尾神社にたどり着きました。 急になつかしさが沸いてきて しばし休憩。

この建築は 尊敬する木島安史先生の作品です。

古くなった神社を修復し よみがえらせた作品です。 古来の木造と鉄筋コンクリートの巧みな調和 神社という独特な雰囲気の中でさらに緊張感をかもし出しております。

Kijima_yasusi_matuojinsya_003_3 多くの設計士は おそらく木造で無難に収めるでしょうが 木島先生は自分の宇宙観を これでもかとばかりに コンクリートの円柱・ドームで表現してます。 このころ次に あのラ・マンチャの男の松本幸四郎の自宅「ザ ホワイトハウス」も手がけます。 松尾神社の円柱 立方体がザ ホワイトハウスでも   ふんだんに空間を構成します。 

Kijima_yasusi_matuojinsya_005   Kijima_yasusi_matuojinsya_006                          Kijima_yasusi_matuojinsya_007          Kijima_yasusi_matuojinsya_010

このディテール ギリシャ神殿?

Kijima_yasusi_matuojinsya_012 常識では思いつかない 円柱の数。向こうは神殿です。

 Kijima_yasusi_matuojinsya_016                   神殿とのとりあい  Kijima_yasusi_matuojinsya_021                     

Kijima_yasusi_matuojinsya_022 階段もRC この意匠

ただ 寂しいのは手入れが全くダメ  全然です。 熊本を代表する日本建築ですよ。アートポリスも いいけど もっと保存活動に 力入れてほしいものです。

Kijima_yasusi_matuojinsya_024 なぜか となりのクスノキが 両手を広げ苦しそうに うなっていました。


常識

2008-09-04 12:09:07 | ブログ

Pajyero ←パジェロ   この無骨さがいいですね どこでも行けそう。

先日 魚の冷凍方法で CAS?という方法を テレビで見ました。 なんとこの方法で冷凍すると 3年ほど経っても 釣り上げたばかりの新鮮さが保てるそうです。実際に実用化されて小さな漁村では イカが高値で(かなり高値)輸出されてるそうです。

メカニズム的には 通常ならば急速冷凍をかけますが そうすると外側からだんだん凍って 細胞が破壊されますので鮮度は落ちます CASでは -7℃までは 凍らせず それ以下で瞬時に凍らせる方法です。 マイナスで水を凍らせない方法・・・   -7℃で液体の水 常識が通用しません。いえ それは常識ではなかったのです。学校で物理で教え込まれたのは おおよその学問でした。 沸点・氷点 これはある一定条件でのほんの基準でしかありませんね。

微弱なエネルギーを与えながら 氷点下まで冷却し 最適温度で一気に凍結 今考えれば あっそうか なるほどと思いますが 実用化した人は それなりの苦労と努力があったことでしょう。人からは そんなことできるはず無いなどと 変わり者扱いされたかも知れませんね。

ただこの技術で 小さな漁村が生き返り 燃料問題などどこ吹く風だそうです。また都会へ行ってた若者が この技術の会社や漁業のために 村に帰ってきたそうです。

常識を覆す 開発精神は 弱者を助けます。 そして開発者はおごることなく さらによりよい方法を 研究してます。

こういう人たちのおかげで 暮らせるのだなあと 感謝した一日でした。

日々 再考 研鑽 努力 感謝。Pajyero_1

←RVの本命  ランクルじゃあ行くとこないでしょ。


道路冠水

2008-09-01 13:19:05 | ブログ

Mr2 ←MR2(トヨタ)  トヨタさん渾身のミッドシップスポーツ  乗ると面白いのですが 実用性×  あまり売れませんでした。いいのになぁ。

ここ数年来 集中豪雨で 道路の冠水が目立ちますね。 とくに最近では 関東地区の様子は目を見張るものがありますね。 岡崎市では お年寄りがみるみる間に 増水した雨水によって 流されてしまいました。 川の決壊などとは違う 要素ですね。 もともと 降雨量に対して 都市機能の排水設備が 間に合わないわけですね。 道路も宅地もみんなコンクリートで 表面を固めてしまってますから 浸透しない 一気に側溝や道路に流れ込みます。

舗装も最近は 浸透性を義務付けられたりしてますが これはこれで大都市においては 問題があります。地下陥没など 良し悪しです。 

また 大きな土地の場合 開発にて調整池が設置されますが 本当に機能してるか疑問です。実際の大雨のときに 現地に行ってみると良く分かります。 やっぱり冠水してます。さらに大きな大型開発の場合は 放流先の河川の流量計算までさせられますが 実際はどこまで信頼できるか不安です。これだけいろいろ対策してて 現在の冠水状態ですから。

川辺川ダムの問題も ややこしくなってきました。 ダムで治水できるものか? 80年に一度の洪水に対応して 計画してたそうですが 近頃は 20年に一度の洪水だそうです。計画が発生して もう40年以上経ちます 20年ならもう2回きてますが 必要があったのでしょうかね。相当な被害がでてるのかな? どうも本末転倒な議論を いつまでもお金使って やっているような気がします。

話が 蛇行してますが 都市や建築を計画するときに もっと 地面(土)を大事にしてほしいなと感じます。出来るだけ土を残すように設計・使用 できれば 輻射熱や 保水 微生物育成 にどんなに役に立ち 都市が生きるか もう少し原点に帰って 考えてみたらと思います。 

またかと言われそうですが、温暖化と言うなら ここからはじめるべきですよ。好きにやるだけやっておいて 違うほうで 原因をつくり 二酸化炭素減少などと言ってはなりません。地球で最も大切なものの一つに 「土」があります。大事にしましょう。

Mr2_1 ← ホンダがつくったら面白かったかも。