長良の鵜 ズボラ余生

「ズボラ余生とは」:
何事も、前向きに捉え、楽天的に生きていくことです。

★化学品の毒性について

2008-09-27 07:34:01 | Weblog

私はそのほうの専門家ではないが、少し書かせていただく。
例えば、メラミンの毒性を調べる場合、純粋なメラミンをラットなどに与えて、毒性を調べるのである。
しかしながら、一般的にプラスチックの場合、重合したものよりも、モノマー(重合しない前のもの)のほうが毒性は高いのであり、モノマーや不純物を含めて人体への影響を調べなければ、本当のメラミン(今回使われたもの)の毒性は分からないということである。
また、プラセボについても書いたが、今回も知らずに食べているわけではない。
新聞、テレビで、大々的に報道されており、そのような状況下で食べた場合には、悪影響の無いものまで、人体に影響するということである。

★コメントの影響

2008-09-27 07:03:21 | Weblog
ちょっと気になるコメントがあったので、ここに全文を載せる。
「メラミンは毒性が極めて弱く、問題の商品を1日に数十個、一生食べ続けなければ健康被害は生じない。中国では、赤ちゃんがメラミンが混入した粉ミルクを飲んで健康被害を起こしたが、これはメラミンの混入量が多かった上、赤ちゃんは体重が小さく、化学物質を分解する肝臓や腎臓の働きが発達していないためだ」
これは、毒性学の権威である東大名誉教授のコメントである。
ここでは、メラミンが入った食品を擁護しているとしか思えない。
しかしながら、中国で健康被害を起こした赤ちゃんはどれだけの量を摂取したのか明確に分かっているのだろうか。
次に、仮に赤ちゃんにしか影響が出ないとしても、赤ちゃんを身ごもっている母親や、赤ちゃんと同居しているものは赤ちゃんだけ食べ物を区別できない場合だってある。
特に粉ミルクとなれば、赤ちゃんの飲み物である。
さらに言えば、赤ちゃんでなくても、老人や、健康を害しているものには影響があるはずである。
もっと言うなら、プラセボといって、ニセの薬を飲ませただけでも影響が出ることはよく知られていることである。
メラミンは毒性が低いといってもねずみか何かで調べた結果であり、実際に人間に長期間食べさせて調べた結果ではなく、まだ知られていない悪影響だってないとは断言できないのである。
これらのことを無視して、いかにも安全であるかのようなコメントを書くということは、ちょうちん記事であり、御用学者である(といったら、これは問題になりそうであるが)。
いずれにしても、私が川柳に対してコメントするのとは、訳が違うということである。

★有料救急車は仕方ないか?

2008-09-27 06:43:30 | Weblog
昨日の夕刊に、救急車を有料にするのは仕方が無いという記事が載っていた。
その理由は、虫に刺されたというような緊急性の無い患者が利用するからだとある。
では、蜂に刺された程度だから、緊急性が無いといえるのだろうか。
例えば、スズメバチに刺されれば、死ぬことさえある。
それ以上に問題なのは、金を払ったからといって、その人たちのために救急車が出動していなくなったときに、本当の救急患者が出て、搬送できなかった場合に医療側も患者側も困ることは明らかである。
有料にした場合には、金を払うという患者を拒否することは出来なくなる。
結局は、連絡があった段階で、的確に情報を把握して、救急車が出動する必要があるかどうかをチェックし、それと同時に患者を安心させる行動を取ることである。
それと同時に、自分でも救急と思っていない患者が連絡をしてこないように、知識の普及とモラルの向上を図ることである。
例えば、タクシーなどを救急搬送で使用し、正当な理由で使われたものに対しては、料金を返還するというようなことは出来ないのだろうか。
たぶん、このモラルの向上が難しいから、有料にして、軽微な患者が救急車を利用しないようにしようとしているのだろうけれど、それを言っていては、この問題は解決しない。