失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「天使たちのシンフォニー」 楽天使 1989年+ソロ+七つ星=24

2016-02-26 | 8cm complete
楽天使 are; 中山忍、河田純子、田山真美子

1989年の年末あたりに活動した期間限定ユニット。




左がユニット唯一のシングル。

①天使たちの序曲
作曲・編曲:井上ヨシマサ
3人による前説「本日は楽天使スペシャルコンサートにご来場いただきましてまことにありがとうございます!」からリズムが入り、「まもなく開演です」とナレーション。あとは「ラララ~」とか笑い声とか、おそらく3人以外のコーラス隊による英語歌詞も聴こえるので「ナレーション入りインストルメンタル」の表記はやや違和感あり。「天使たちのシンフォニー」とは別曲だが、かなり近いムード。4分24秒。

②天使たちのシンフォニー
作詞:原真弓、作曲:井上ヨシマサ、編曲:鷺巣詩郎
タイトルやジャケからはなんとなくホーリーなムードを想像していたが、意外と元気なアイドルポップス。「真赤なバイク 二人飛ばした 夏の海辺も眠ってる」なんて全然クリスマスでもないし、天使でもない。ユニゾンで歌唱を引っ張るのはどうしたって河田純子。ソロパートでは中山忍のインパクトが群を抜いている。4分42秒。

定価800円、中古で135円。
左から、天使に扮した田山、河田、中山。

右は唯一のアルバム『楽天使』1990年元旦発売。ダブルジャケットで上のは立体写真つき。

1曲目「天使たちのシンフォニー (WAI WAI VERSION) 」は親衛隊のコール入りでうるさい。3人で歌っているのはこの曲だけで、あとは天地真理を中山忍が、麻丘めぐみを河田純子が、南沙織を田山真美子がそれぞれ2曲ずつカヴァーしている。ユニットはクリスマスを意識してたのだろうが、アルバム発売が年明けになってしまったのでコンセプトがぐだぐだに。2曲目いきなり「恋する夏の日」で季節感ゼロ!そんなんでいいなら、3人で歌ってた「ジングルベル・ロック」(ビデオに収録)も入れてくれればよかったのに。


トップ写真は、3回にわたって紹介した中山忍河田純子田山真美子のコンプリート8㎝CDコレクションをまとめて発売順に並べてみた。

アイドル冬の時代にひっそりリリースされた24枚。ヒット曲はひとつもないし、特にレア盤もない。そこがいい。

いつか宍戸留美とLip'sの8㎝が揃ったら「七つ星+ソロ」で並べてみたい。


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