失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「真夏の夜の23時」 和田アキ子 1998年

2007-08-22 | 
夜に気温が下がらない。夜中も蝉が鳴きまくっている。それどころか窓に突撃してくる。ああ寝苦しいったらありゃしない。

そんな夜にアッコさん。暑苦しいけど、これが日本の夏だっ!と開き直ってみる。アルバム『DYNAMITE-A-GO-GO!!!』(1998)からの先行シングル。

①真夏の夜の23時
作詞・作曲:小西康陽、編曲:村田陽一、Produced by 小西康陽
スピード感のあるブラスサウンドは、アリサ、グラディスあたりの70'sソウルというよりは、チェイスあたりのブラスロックを彷彿とさせる。昭和歌謡の引用を随所に配した、お得意のイミテーション度の高い歌詞。曲は相変わらず書けてないというか、引き出しの少なさを露呈しているが、野宮真貴嬢とは何から何まで正反対のヴォーカリストの力技で、ピチカートには聴こえない(当たり前)。

②Searchin'
作詞・作曲:米倉利徳、編曲:河越重義、Produced by TOSHINORI YONEKURA
米倉利紀が本名で書き下ろしたバラード。いろんな意味でアッコさんの「デカさ」を活かした感動的な作品になっていると思う。後半のコーラスワークに鳥肌。

③①のカラオケ

定価1020円、中古で200円。
モチーフは明らかにブルーノートな写真。サングラスにくわえタバコ。まったくカタギには見えないアキ子。男前過ぎるぜ。名作ジャケットでしょう。

久々にAmazonユーズド価格をご参考までに。「¥4,280より」ってゲゲゲ。



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2 コメント

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Unknown (ドラム猫)
2007-08-23 20:48:13
そうそう!小西さんて曲が書けてないんじゃなくて、

引き出しが少ないんですよね!(^0_0^)(笑)。



いちじるしく同感です(笑)。
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ははは (nakamura8cm)
2007-08-23 22:26:34
そんなトコに激しく同意していただいて、ありがとうございます(笑)
小西さんて作曲に関してはミニマリストだなって思います。
やっぱ高浪さんが抜けたのは痛かったな。
返信する

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