「雨にもっと打たれて」 和久井映見 1997年

和久井映見の13thシングルにして、現時点でのラストシングル。たぶんもう新作は出ないだろう。

①雨にもっと打たれて
作詞：只野菜摘、作曲・編曲：菅原弘明
鈴木祥子作の12Thシングル「抱きしめてあげる。」に続いて夫婦リレー（当時）で、菅原弘明作品。同じプロダクション（ミュージシャンとか、スタジオとか、ジャケットデザインとか）の2曲を続けてシングル化したのだろう。派手さはない、ていうかハッキリ地味な曲。重めのストリングスとクリアなアコギの音は、この時期の鈴木祥子作品と共通する感触。しっとりかつ丁寧に歌う和久井さん、前にも書いたとおりピッチが安定した優等生的歌唱なんだけど、表現力はある。そりゃ女優ですもの。全体にそれほど目立たないコーラスが入ってるが、終盤わずかだが鈴木祥子とはっきり分かる声が聴ける。

②話をしよう
作詞・作曲：井上睦都美、編曲：重実徹
どっちかというとこちらのがA面ぽいかな。跳ねるリズムとキャッチーなサビ。詞はSMAPの「しようよ」と同じで、男女の倦怠期がテーマ。ただしこちらは夫婦の設定になってる。

③④カラオケ

定価1020円、中古で315円。
カメラを持ち、白い椅子に囲まれながら床に座る和久井さん。女優さんならこれくらいはやってくれないと、と思わせる作りこんだ雰囲気がいい。配色＆構図も力の入った感じで。