失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「プリティ ウルフ」 ギリギリガールズ 1993年

2011-08-07 | セクシー方面
Giri Giri☆GIRLSの4thシングル。ふつう3枚までのところ、4枚も出したところが偉い。さらに全部で6枚もシングルが存在するなんて、意外に息が長いセクシーユニットと言えそう。

①プリティ ウルフ 日清食品「棒棒鶏」CMソング テレビ東京系「平成女学園」テーマ・ソング
作詞:西岡千恵子、作曲:門田陽、編曲:森村献
ブラス中心でちょっとスティール・パンが効いたカリプソアレンジは、オルケスタ・デル・ソルの森村献による。メロディは「みんなのうた」風なんだけど、歌詞が当然エロ。1番の「わたしのほうから 狼になるわ」はまだいいとしても、2番「わたしのほうから 腰ふってやるわ」3番「わたしいきなり ビショヌレになるかも」と開き直りともとれるエスカレート具合。しかし、歌い方が妙に古臭い。デビュー作「ホノルル・ルビー」で聴けた90年代らしいチャラさは後退し、なんだかママさんコーラスぽいほのぼのムードなのだ。昭和ラテン歌謡へのオマージュ的な狙いなのか。

②ハートのキッス
作詞:あさくらせいら、作曲:MEW ALLY、編曲:森村献
こっちはスイート&メロウで結構いいんだ。「When Will I See You Again (天使のささやき)」的なストリングス&ディスコ・ビート。鐘の音なんか入れたりしてね。切ないのよ。①と同様に、よく言えばノスタルジックな歌唱法が結構マッチしている。

③①のカラオケ

定価930円、中古で300円。
表でも十分安い雰囲気はあるが、裏ジャケでは、5人が日清「棒棒鶏」(カップ麺)をふたつずつ持ってて、哀愁すら漂う。


では、皆さん気になっているギリギリガールズのsingle discographyを参考までに。いや、Wikiがちゃんとしてないから、自分のために記録しておこうと思って…

1.ホノルル・ルビー(1992)
2.キスミー・トーキョー(1993)
3.あなたの事ですずしい渚(1993)
4.プリティ ウルフ(1993)
5.HOW TO KISS(1994)
6.SUGARな予感(1995)

あと、ミニアルバム『KISS ME』(1993)が存在する。これはセカンドシングルと同時リリースなので、サードシングル以降は8㎝でしか聴けないレアトラックばかり。聴きたいかどうかは別にして。


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