ご無沙汰しました。いろいろありました。そして、いろいろありすぎます。非日常が日常になっていく2週間。
軽々しく「お見舞い」なんて言えないほどの現実を前に、自分に何ができるかを考えつづけるしかない。その答えのひとつは、日常を取りもどすこと。誰も3月11日以前には戻れないことは知っているけれど。
・・・・・・・・・・・
では、再開。
EPIC/SONYの2大アーティスト夢の共演。渡辺美里にとっては18枚目、佐野元春にとっては26枚目のシングル。
①Home Planet-地球こそ私の家 TBS系TV 宇宙プロジェクトトータルテーマソング
作詞・作曲:佐野元春
佐野元春の作品で、演奏はTHE HEARTLAND。実質は佐野の企画に渡辺美里がゲストヴォーカルとして参加した形か。TBSの「宇宙プロジェクト」は、当時TBSの社員だった秋山豊寛をソ連のロケットに乗せて宇宙へ飛ばしてみた大型イベント。日本人初の宇宙飛行士として話題になった。テーマソングはユーミンの「SAVE OUR SHIP」で、この「Home Planet」は「トータルテーマソング」だって。テーマが「宇宙」だから、そりゃあゆったり系スケールでかめの曲調になるわな。ユーミンも元春も。
サウンドはズバリ、80年代後期のダニエル・ラノワ。『So』『The Joshua Tree』『Robbie Robertson』あたりのドラマチックで深い音像をお手本にしているのは明らか。懐かしの「ワールド・ミュージック」なんて響きを想起させるアフリカン・ビートを採用(このへんも『So』っぽい)。そんなラノワフルなサウンドに乗せてデュエットするふたりの歌声が、意外なほど相性がよいのだ。声のシリアス度が近いのかな。男女2声が休みなく歌っている(ソロパートがない)のはデュエットとしてはちょっと珍しいかも?渡辺美里の音域的にはずっと低めを歌っているのだけど、とてもきれいに声が出ていて、高く声を張るより魅力的に聴こえる。
②Home Planetのテーマ
Re-Mixed by Moto 'Lion' Sano
だいたいカラオケ。①より9秒長い、6分18秒。
定価800円、中古で100円。
地球の陸(緑色)の部分が浮き上がるような加工が施されている。
ふたりともオリジナルアルバムには収録しなかった。21世紀になってリリースされた、それぞれのシングル・コレクション・アルバムに①が収録されている。
軽々しく「お見舞い」なんて言えないほどの現実を前に、自分に何ができるかを考えつづけるしかない。その答えのひとつは、日常を取りもどすこと。誰も3月11日以前には戻れないことは知っているけれど。
・・・・・・・・・・・
では、再開。
EPIC/SONYの2大アーティスト夢の共演。渡辺美里にとっては18枚目、佐野元春にとっては26枚目のシングル。
①Home Planet-地球こそ私の家 TBS系TV 宇宙プロジェクトトータルテーマソング
作詞・作曲:佐野元春
佐野元春の作品で、演奏はTHE HEARTLAND。実質は佐野の企画に渡辺美里がゲストヴォーカルとして参加した形か。TBSの「宇宙プロジェクト」は、当時TBSの社員だった秋山豊寛をソ連のロケットに乗せて宇宙へ飛ばしてみた大型イベント。日本人初の宇宙飛行士として話題になった。テーマソングはユーミンの「SAVE OUR SHIP」で、この「Home Planet」は「トータルテーマソング」だって。テーマが「宇宙」だから、そりゃあゆったり系スケールでかめの曲調になるわな。ユーミンも元春も。
サウンドはズバリ、80年代後期のダニエル・ラノワ。『So』『The Joshua Tree』『Robbie Robertson』あたりのドラマチックで深い音像をお手本にしているのは明らか。懐かしの「ワールド・ミュージック」なんて響きを想起させるアフリカン・ビートを採用(このへんも『So』っぽい)。そんなラノワフルなサウンドに乗せてデュエットするふたりの歌声が、意外なほど相性がよいのだ。声のシリアス度が近いのかな。男女2声が休みなく歌っている(ソロパートがない)のはデュエットとしてはちょっと珍しいかも?渡辺美里の音域的にはずっと低めを歌っているのだけど、とてもきれいに声が出ていて、高く声を張るより魅力的に聴こえる。
②Home Planetのテーマ
Re-Mixed by Moto 'Lion' Sano
だいたいカラオケ。①より9秒長い、6分18秒。
定価800円、中古で100円。
地球の陸(緑色)の部分が浮き上がるような加工が施されている。
ふたりともオリジナルアルバムには収録しなかった。21世紀になってリリースされた、それぞれのシングル・コレクション・アルバムに①が収録されている。
この曲はリアルタイムで聴きましたが、当時は地味な印象でした。あの頃のアルバム「タイムアウト」も地味でしたが、単なる祭りに仕上げないのが元春らしいですね。
美里さんと元春のハーモニーの美しさ、時間を経て聴き直しますと聴きどころが多いですね。
ダニエル ラノワの仕事から影響を受けてたのですね。勉強になります。
ラノワは、当時ヒット作連発で、絶大な影響力を誇っていましたからねえ。CD時代のニューサウンド!って印象でした。
これ、元は美里がTBSからオファーされていて、
以前からお世話になっていた先輩の元春さんに曲制作・デュエットを依頼したら
元春さんがメインヴォーカルの曲に変わってた・・・って流れみたいです。
それでも、双方にとって面白い魅力を惹きだせてるなぁと当時感じていました。
ソングライト&演奏は明らかに元春主導ですが、ヴォーカルに関してはほぼ平等、あるいは美里のがちょっと前に出てる気がします。
元春としても「僕が目立ちすぎちゃいけない」と後輩に気を配った?
実直デュエット、成功してますよね。