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当ブログ、初の新譜!…といってもベスト盤の一枚だが。
2006.4.15シネマを見た。
ポータブル・ロックのどちらかというと体温低めのサウンドを楽しんだあと、こちらも伝説の「シネマ」登場。
私の高校時代の憧れの女性、鈴木さえ子様がドラムを叩く!もうそれだけでクラクラ。左上のアルバム「モーション・ピクチャー」(1981)一枚を残し、解散してしまったバンドがなぜか25年の時を越えて蘇る。松尾さんがMCで「今も全員が現役で音楽をやっている」と言ってた。これってスゴイことだよな、と思う。個々のミュージシャンの魅力の総体以上のもの=「バンド」としてのミラクルが、あの夜の演奏にはあった。多分パーマネントな再結成はなさそうので、まさに夢の一夜だった、ということになるのだろう。
左下、バンドのフロントマン松尾清憲のファースト・ソロシングル「愛しのロージー」(1984)。これは絶対大ヒットでしょ。シネマのひねった部分を全てカットしたかのような3分ポップスの理想形。どうしてブレイクしなかったのか、謎としか言いようがない。Produced by 白井良明
A:愛しのロージー (スズキ・Newセルボ・CFイメージソング)
作詞:秋元康・松尾清憲、作曲:松尾清憲、編曲:白井良明
B:サンセット ドリーマー
作詞・作曲:松尾清憲、編曲:白井良明
そして右がライブ会場で購入した2.5枚組のタイツのベスト盤「ガーリックレプリカ」。何しろ2.5枚で全38(+1)曲!というボリュームなので、(今まで全く不勉強だった)タイツ・ワールドの音の洪水に圧倒されている、としか言えないのだけど、一色進という人物の底知れなさをヒシヒシと感じている次第。
ライブでは練りまくったネタを披露する熟練お笑い芸人みたいだったけど…。
このオレンジ色の8cmには「not for sale」と書いてある。オマケ扱い。①と②はカセットブック「東京1ダース」(1986)から。何とこの音源、95年にCDでリイシューされていたらしい。
①Busy Week Oh My 一色進
これ、いい曲だなあ。幸宏の「音楽殺人」あたりの音をB級言語に翻訳したような…
②Paper Romance (girl's side) 滋田みかよ
ジャケットには一色さんより大きく写っている、タイツの紅一点、みかよさんのソロ。タイツには1983-86に在籍した初期メンバーということになるようだが、このニューウェーブ声の存在感は大きい。
③ゴリラ 一色進
メトロトロンのオムニバス「interenatinal avant-garde conference vol.1」(1992)から。持ってないけど、おそらくこのアルバムの中では最もポップな曲なのでは?ヴォーカル入り。
④愛しのセシリア
ブックレットには記載のない、シークレット・トラック。かなりラフな印象なのでタイツのデモ音源かな。
サイモン&ガーファンクルのカヴァー。もともとが大名曲だけど、これもまた名カヴァー。明るく切なく、ちょいとエロ。昨日今日知った人間が言うのも気が引けるが、タイツのカラーに合った選曲のような気がする。おセンチさんは泣くね、確実に。(*追記:discographyをよく見たら1990年のオムニバス盤「ADVENTURES in "Turn To The Pop"」に「Cecilia/TIGHTS」との記載あり。デモじゃなかった…)
このベスト盤、中嶋勇二による入魂のライナー、一色さんによる(8cmの4曲は除く)全曲解説、そして「TIGHTS・ISSIKI & GUN 1971~2006」と題された一色&メトロファルスを中心としたファミリーツリー、と音に勝るとも劣らない内容が初心者にも嬉しい。この手書きのファミリーツリーは、キング・クリムゾンのCDに付いてたのとそっくりだけど、クリムゾンより長いぞ、こりゃ。
どうやら一色さんのベースプレイが聴けるのはシネマだけみたい。ライブではしきりに「ベース、難しくて覚えられない!」と訴え、客席に向かって、一小節ずつ覚えてほしいくらいだ、みたいなことを言って笑いを誘っていた。
しかし、時にプログレテイスト、時にナイアガラテイストを感じさせつつ、シネマ・サウンドの迫力は圧倒的。CDは聴いて好きだったけど、ライブは正直言って期待以上によかった!
2枚組『シネマ ゴールデン☆ベスト』は6月21日発売決定!ワンマン、一回くらいやらないかなあ。
最後に、1986年の渋谷パルコ劇場での鈴木さえ子ソロコンサートのパンフから、さえ子さんのモットー。
「無理はしない、でも手を抜かない」
…素晴らしい。
2006.4.15シネマを見た。
ポータブル・ロックのどちらかというと体温低めのサウンドを楽しんだあと、こちらも伝説の「シネマ」登場。
私の高校時代の憧れの女性、鈴木さえ子様がドラムを叩く!もうそれだけでクラクラ。左上のアルバム「モーション・ピクチャー」(1981)一枚を残し、解散してしまったバンドがなぜか25年の時を越えて蘇る。松尾さんがMCで「今も全員が現役で音楽をやっている」と言ってた。これってスゴイことだよな、と思う。個々のミュージシャンの魅力の総体以上のもの=「バンド」としてのミラクルが、あの夜の演奏にはあった。多分パーマネントな再結成はなさそうので、まさに夢の一夜だった、ということになるのだろう。
左下、バンドのフロントマン松尾清憲のファースト・ソロシングル「愛しのロージー」(1984)。これは絶対大ヒットでしょ。シネマのひねった部分を全てカットしたかのような3分ポップスの理想形。どうしてブレイクしなかったのか、謎としか言いようがない。Produced by 白井良明
A:愛しのロージー (スズキ・Newセルボ・CFイメージソング)
作詞:秋元康・松尾清憲、作曲:松尾清憲、編曲:白井良明
B:サンセット ドリーマー
作詞・作曲:松尾清憲、編曲:白井良明
そして右がライブ会場で購入した2.5枚組のタイツのベスト盤「ガーリックレプリカ」。何しろ2.5枚で全38(+1)曲!というボリュームなので、(今まで全く不勉強だった)タイツ・ワールドの音の洪水に圧倒されている、としか言えないのだけど、一色進という人物の底知れなさをヒシヒシと感じている次第。
ライブでは練りまくったネタを披露する熟練お笑い芸人みたいだったけど…。
このオレンジ色の8cmには「not for sale」と書いてある。オマケ扱い。①と②はカセットブック「東京1ダース」(1986)から。何とこの音源、95年にCDでリイシューされていたらしい。
①Busy Week Oh My 一色進
これ、いい曲だなあ。幸宏の「音楽殺人」あたりの音をB級言語に翻訳したような…
②Paper Romance (girl's side) 滋田みかよ
ジャケットには一色さんより大きく写っている、タイツの紅一点、みかよさんのソロ。タイツには1983-86に在籍した初期メンバーということになるようだが、このニューウェーブ声の存在感は大きい。
③ゴリラ 一色進
メトロトロンのオムニバス「interenatinal avant-garde conference vol.1」(1992)から。持ってないけど、おそらくこのアルバムの中では最もポップな曲なのでは?ヴォーカル入り。
④愛しのセシリア
ブックレットには記載のない、シークレット・トラック。かなりラフな印象なのでタイツのデモ音源かな。
サイモン&ガーファンクルのカヴァー。もともとが大名曲だけど、これもまた名カヴァー。明るく切なく、ちょいとエロ。昨日今日知った人間が言うのも気が引けるが、タイツのカラーに合った選曲のような気がする。おセンチさんは泣くね、確実に。(*追記:discographyをよく見たら1990年のオムニバス盤「ADVENTURES in "Turn To The Pop"」に「Cecilia/TIGHTS」との記載あり。デモじゃなかった…)
このベスト盤、中嶋勇二による入魂のライナー、一色さんによる(8cmの4曲は除く)全曲解説、そして「TIGHTS・ISSIKI & GUN 1971~2006」と題された一色&メトロファルスを中心としたファミリーツリー、と音に勝るとも劣らない内容が初心者にも嬉しい。この手書きのファミリーツリーは、キング・クリムゾンのCDに付いてたのとそっくりだけど、クリムゾンより長いぞ、こりゃ。
どうやら一色さんのベースプレイが聴けるのはシネマだけみたい。ライブではしきりに「ベース、難しくて覚えられない!」と訴え、客席に向かって、一小節ずつ覚えてほしいくらいだ、みたいなことを言って笑いを誘っていた。
しかし、時にプログレテイスト、時にナイアガラテイストを感じさせつつ、シネマ・サウンドの迫力は圧倒的。CDは聴いて好きだったけど、ライブは正直言って期待以上によかった!
2枚組『シネマ ゴールデン☆ベスト』は6月21日発売決定!ワンマン、一回くらいやらないかなあ。
最後に、1986年の渋谷パルコ劇場での鈴木さえ子ソロコンサートのパンフから、さえ子さんのモットー。
「無理はしない、でも手を抜かない」
…素晴らしい。
で、シネマですが
>個々のミュージシャンの魅力の総体以上のもの=「バンド」としてのミラクル
いやほんと、まさにそう思いました!あのミラクルがあるから私たちはバンドサウンドが好きだし、ミュージシャンはやっぱりバンドを組みたくなるんだろうなーって。ね~、一色さんは「法事がある」(爆笑…)って言ってたけど、再発のころあたりにもう一回ぐらいやってほしいなー。
で、タイツ。いやー私も音の洪水に飲みこまれまくりで、いまだ圧倒されるばかりなのだけど。みかよさんの「ニューウェーブ声」、いいよねえ。「冒険へようこそ」の“Welcome”って声なんか、これに萌えなくてどうする!(笑)ってぐらいカワイイ。しかし各所、ギターとかドラムとか、ほんといい音してるんだよねえ。はぁ~、しばらく聴きまくりです…。
(長文コメント、ゴメンナサイ!)
シネマを見て、タイツを買う。次はJに行くのが流れってものでしょうね。
しっかしこのベスト、心底お買い得!!!
なんと言っても全部知らない曲、というのが個人的に超お得感を盛り上げます(笑)
あと、誰も突っ込んでくれませんでしたが、「島根、じゃなくてシネマ」は一色さんのギャグです。
ちなみに私、タイツ大好きでした。「デザイン」と「僕はここにいる」を聴くと、未だに涙目になります。
ライブよく行ったなぁ。
さすがSugarさん、タイツも守備範囲でしたか。(て言うか当然?)
私はまだ出会って一週間。これから勉強です。
「島根、じゃなくてシネマ」…そんなマニアックなボケだったとは…難しすぎます!(笑)
一色さんがシネマ加入前にやってたナイジェルのヴォーカルはシュガー・ベイブに曲提供していた小宮康裕さんですよね。
あと、大滝詠一さんはシネマを好きで、練習を見に行ったこともあるそうです。
故にシネマはナイアガラーも要チェックのバンドなのです。
こんな感じで、私のイベントは無駄な知識ばかり話してます(苦笑)。
しかし大滝さんが練習見に来たら相当やりにくいと思われ…(笑)
あれを読んで、私が書けばよかったと思ったものです(失礼)。
一色さんのネタ思い出したんでもう一つ。
「最近、サイ食主義に凝っているんですが、サイを一匹食べるのは大変で太ってしまいました」
こんな感じです。
「サイ食」ねえ…何とも言えない苦笑に包まれる客席が見えるようです(笑)。