
2006.4.15ムーンライダーズを見た。
もう、あの夜のことだけで第3回。
シネマの怒涛のパフォーマンスの後、唯一の現役バンドはどう受けて立つのか?
セットリスト書いとこ。
1彼女について知っているニ、三の事柄
2ヴィデオ・ボーイ
3無防備都市
4沈黙
5いとこ同士
6バックシート
7水の中のナイフ
8名犬ロンドン物語
9ドッグ・ソング
10スイマー
11エレファント
12SATISFACTION
13太陽の下の18才
14インテリア
15ラスト・ヒンデンブルグ
実に6曲が「カメラ=万年筆」(1980)からのナンバー。ニューウェーブ期の、甘い顔を見せないムーンライダーズがそこにいた。ライダーズ月間3週目ということもあり、心の準備ができているようなつもりでいたが、いい意味で隙を突かれたような感じ。あとの2バンドのことを考慮すれば、(後から考えれば)十分予想のつく構成なんだけど、やっぱりまんまとヤラレタ。小沢じゃないけど「剛腕」っぷりを見せつける30年選手。いったいどうなってんだよ、この人たち…
やや心配なのは、かしぶちさんの体調。ステージに上がってはいたが、この日も昨年に続きカーネーションの矢部さんがサポートしていた。来週の野音はどうなるかなあ。
左上のアナログは「エレファント」(1981) これは96年の再発盤。
両面とも作詞・作曲:鈴木慶一、編曲:ムーンライダーズ
A:エレファント
オリジナルアルバム未収録曲。ライブで聴いたのは初めてだったかも。英語の短い詞がついたニューウェーブ色の強い曲。力強いコーラスが印象的な、名曲だと思うが、これをシングルに持ってくるのは「売る気がない」と思われても仕方ないかもねえ。
B:ヴィデオ・ボーイ
これはアルバムとは全く違うアコースティック・ヴァージョン。生音のほうが凶暴に聴こえるのが、不思議。
そして右下「太陽の下の18才」オリジナルシングル。
イタリア映画「太陽の下の18才 Diciottenni al sole」(1962)主題歌。当時人気絶頂のアイドル女優、カトリーヌ・スパーク主演の青春映画。見てないけど。私は当然ライダーズを先に聴いて、これがオリジナルか、と喜んで買った。定価330円、確か中古で100円。3面見開きジャケット、中には詳細なストーリー紹介、カトリーヌのファッション分析など、カワイイ写真満載。
A:太陽の下の18才 TWIST NO.9 松竹映配提供「太陽の下の18才」主題歌
(FONTANA-MORRICONE) 唄:JIMMY FONTANA
で、聴いてみると違う曲。あれ、間違えたか…とがっかりしたが、よく聴くとメチャクチャかっこいい。遠い昔DJ的なことをやったとき、かけました。こういうのツイストなの?曲は9番まである、短いコーラスの繰り返し。最初はクールに、徐々に徐々に盛り上がって最後はシャウトになるというイタリア映画音楽界の巨匠、モリコーネの傑作。ちなみにこの曲も日本語版があるみたい。「伊藤アイコの日本語吹込盤」が存在するとの解説あり。
B:サンライト・ツイスト GO-CART TWIST
(PILANTRA-MORRICONE) 唄:GIANNI MORANDI
こっちがライダーズがカヴァーした「太陽の下の18才」だった。ややこしいな。このシングルでは「サンライト・ツイスト」。ジャケのコピーは「スパークするサンライト・ティーンのシンボル!カトリーヌの魅力最高!」。「サンライト」というのは日本でつけたキーワードみたいだ。イタリア語のリズムがモタりながらも新鮮な、人気曲のオリジナル。日本でもヒットしたのだろう、木の実ナナ(音羽版のオリジナル?)によるカヴァーもあり。
中央、ナイアガラでもキムタクでもないロンバケ、「les Long Vacation」の8cm。
ロング・バケーションはケラ、中野テルヲ、みのすけのトリオ。サウンド、ヴィジュアルともにフリッパーズ的オシャレ路線を狙っていたフシあり。
①太陽の下の18才
作詞:Luciano Salce、訳詞:音羽たかし、編曲:les Long Vacation
ムーンライダーズと同じく、音羽たかしによる日本語版でカヴァー。だいたいライダーズと同じく、オリジナルに忠実なアレンジだ。ところで、オリジナル盤と作詞者の名前が異なるのはどうしてだろう?ライダーズのクレジットもルチアーノさんだ。
②LEGS (SWEETIE MIX)
作詞・作曲・編曲:中野テルヲ
どことなくヒカシューチックな、80'sインディーズ暗黒面の香り漂うテクノナンバー。フリッパーズにはこういうのはないな。
③①のカラオケ
定価930円、中古で210円。
あーもう長くなりすぎた。ライダーズの2枚はいいか…「カメ万」(1980)と「ワースト」(1986)ね。ワースト収録の1980年のライブ版「太陽の下の18才」は、武川・白井によるツインギター!2分15秒の最速ヴァージョンだ。ちなみに「カメ万」は2分18秒、ロンバケは2分30秒、オリジナルは2分27秒、という接近戦。
あと、稲垣潤一もカヴァーしてるらしい。
もう、あの夜のことだけで第3回。
シネマの怒涛のパフォーマンスの後、唯一の現役バンドはどう受けて立つのか?
セットリスト書いとこ。
1彼女について知っているニ、三の事柄
2ヴィデオ・ボーイ
3無防備都市
4沈黙
5いとこ同士
6バックシート
7水の中のナイフ
8名犬ロンドン物語
9ドッグ・ソング
10スイマー
11エレファント
12SATISFACTION
13太陽の下の18才
14インテリア
15ラスト・ヒンデンブルグ
実に6曲が「カメラ=万年筆」(1980)からのナンバー。ニューウェーブ期の、甘い顔を見せないムーンライダーズがそこにいた。ライダーズ月間3週目ということもあり、心の準備ができているようなつもりでいたが、いい意味で隙を突かれたような感じ。あとの2バンドのことを考慮すれば、(後から考えれば)十分予想のつく構成なんだけど、やっぱりまんまとヤラレタ。小沢じゃないけど「剛腕」っぷりを見せつける30年選手。いったいどうなってんだよ、この人たち…
やや心配なのは、かしぶちさんの体調。ステージに上がってはいたが、この日も昨年に続きカーネーションの矢部さんがサポートしていた。来週の野音はどうなるかなあ。
左上のアナログは「エレファント」(1981) これは96年の再発盤。
両面とも作詞・作曲:鈴木慶一、編曲:ムーンライダーズ
A:エレファント
オリジナルアルバム未収録曲。ライブで聴いたのは初めてだったかも。英語の短い詞がついたニューウェーブ色の強い曲。力強いコーラスが印象的な、名曲だと思うが、これをシングルに持ってくるのは「売る気がない」と思われても仕方ないかもねえ。
B:ヴィデオ・ボーイ
これはアルバムとは全く違うアコースティック・ヴァージョン。生音のほうが凶暴に聴こえるのが、不思議。
そして右下「太陽の下の18才」オリジナルシングル。
イタリア映画「太陽の下の18才 Diciottenni al sole」(1962)主題歌。当時人気絶頂のアイドル女優、カトリーヌ・スパーク主演の青春映画。見てないけど。私は当然ライダーズを先に聴いて、これがオリジナルか、と喜んで買った。定価330円、確か中古で100円。3面見開きジャケット、中には詳細なストーリー紹介、カトリーヌのファッション分析など、カワイイ写真満載。
A:太陽の下の18才 TWIST NO.9 松竹映配提供「太陽の下の18才」主題歌
(FONTANA-MORRICONE) 唄:JIMMY FONTANA
で、聴いてみると違う曲。あれ、間違えたか…とがっかりしたが、よく聴くとメチャクチャかっこいい。遠い昔DJ的なことをやったとき、かけました。こういうのツイストなの?曲は9番まである、短いコーラスの繰り返し。最初はクールに、徐々に徐々に盛り上がって最後はシャウトになるというイタリア映画音楽界の巨匠、モリコーネの傑作。ちなみにこの曲も日本語版があるみたい。「伊藤アイコの日本語吹込盤」が存在するとの解説あり。
B:サンライト・ツイスト GO-CART TWIST
(PILANTRA-MORRICONE) 唄:GIANNI MORANDI
こっちがライダーズがカヴァーした「太陽の下の18才」だった。ややこしいな。このシングルでは「サンライト・ツイスト」。ジャケのコピーは「スパークするサンライト・ティーンのシンボル!カトリーヌの魅力最高!」。「サンライト」というのは日本でつけたキーワードみたいだ。イタリア語のリズムがモタりながらも新鮮な、人気曲のオリジナル。日本でもヒットしたのだろう、木の実ナナ(音羽版のオリジナル?)によるカヴァーもあり。
中央、ナイアガラでもキムタクでもないロンバケ、「les Long Vacation」の8cm。
ロング・バケーションはケラ、中野テルヲ、みのすけのトリオ。サウンド、ヴィジュアルともにフリッパーズ的オシャレ路線を狙っていたフシあり。
①太陽の下の18才
作詞:Luciano Salce、訳詞:音羽たかし、編曲:les Long Vacation
ムーンライダーズと同じく、音羽たかしによる日本語版でカヴァー。だいたいライダーズと同じく、オリジナルに忠実なアレンジだ。ところで、オリジナル盤と作詞者の名前が異なるのはどうしてだろう?ライダーズのクレジットもルチアーノさんだ。
②LEGS (SWEETIE MIX)
作詞・作曲・編曲:中野テルヲ
どことなくヒカシューチックな、80'sインディーズ暗黒面の香り漂うテクノナンバー。フリッパーズにはこういうのはないな。
③①のカラオケ
定価930円、中古で210円。
あーもう長くなりすぎた。ライダーズの2枚はいいか…「カメ万」(1980)と「ワースト」(1986)ね。ワースト収録の1980年のライブ版「太陽の下の18才」は、武川・白井によるツインギター!2分15秒の最速ヴァージョンだ。ちなみに「カメ万」は2分18秒、ロンバケは2分30秒、オリジナルは2分27秒、という接近戦。
あと、稲垣潤一もカヴァーしてるらしい。
>80'sインディーズ暗黒面の香り漂うテクノナンバー
本筋じゃないけど激しくウケてしまった(笑)!やっぱ出自は隠せないってヤツですかね…。
オリジナルシングル、比較的よく見かけるので、結構ヒットしたんだと思います。
稲垣さん、今回初めて知ったのですが気になりますね。あの歌唱法でスピードにのれるのか?「ゴーカート」をスローで、ってわけにはいかないでしょうから。
どこの誰のレポート読んでも羨ましい限りです。
いいさ、今週末はもっと楽しませてくれるに違いない。
それにしても心配ですね、かしぶちさん。
ところで「カメ万」はCDソフトケースですか?
僕も愛用しています。使わないともう場所がないもんで。
ただ、せっせとアレに入れ替えていると
内職をしているような切ない気持ちになります。
何年か前に随分ソフトケース化したのですが、最近は飽きました(笑)。確かに場所がねえ。もう、聞かないやつ売れってことですよ。でも、売っても売ってもそれ以上に買っちゃうんですよねえ…どうしよう。
そして野音、楽しみですね。
天気はどうかな?
ところで、ソフトケースに入れ替えたあとの
プラケースっていうのは、やっぱり捨てちゃうんですよね?
(そうじゃないと全然意味ないもんなあ)
何か、凄い勇気要りますね、その行為…
(CDの一部だったものを捨てるって)。
慣れればそうでもないのかな?
確かに「CDの一部だったもの」と思うと抵抗が生じますが、「アナログみたいにする」と思えば、そう思えないこともないです(笑)。
実際、入れ替えてた頃は大して考えてませんでしたねえ。上に書いたとおり結構面倒なので、やめてしまいました。諦めた、というほうが近いかも(笑)。