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失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「笑顔」 菊池麻衣子 1998年

2009-04-20 | アイドル系
筒美京平作品が全部名曲ってわけじゃない。あれだけ書いてれば、しょーもないのもあるし、平凡なのもあるさ。でも、これは名曲ですぞ。しかもほとんど誰も知らない!

菊池麻衣子のCDなんてなかなか見ない。それもそのはず、このシングル1枚しかないいんだから。アルバムなんて探しても存在しないよ。

①笑顔
作詞:康珍化、作曲:筒美京平、編曲:十川知司
菊池麻衣子はNHK連ドラ「ふたりっ子」のイメージくらいしかなかったけど、少しスモーキー&素直に伸びるいい声で、思ったより歌も上手い。しっとりドリーミーなAメロから、急にリズムが3連を刻み出し、意表を突くサビへの流れ。展開としては唐突といえば唐突なのだが、決して奇をてらった印象はない。十川さんのアレンジの技も光る。康珍化の詞がまた傑作!ちょっと長いけどサビを引用。「これ以上見つめたら 好きになるね もう少し近づくと 恋になるね だけどあなたは知らないの もうひとつの物語」切ね~っ!こんなに胸キュンの名曲なのに、なかなか聴こうと思っても聴けない。こういう音源こそ配信するべきでしょ。

②元気なの!?
作詞:阿久悠、作曲:筒美京平、編曲:十川知司
こちらは一転、アップテンポで。元気ぽいけど、どこか寂しげなメロディラインで、アレンジはフォークロック。「ふいに涙をこぼしながら 私 ほんとに さびしくないの 元気なの!?」と自問する、都会の一人暮らしの孤独を歌った歌詞は阿久悠。

③④カラオケ

定価1020円、中古で315円。
いやらしくない色気があっていいジャケだな。あー、篠山紀信なんだ…さすが。

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2 コメント

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ヒット曲の影で…。 (都市色)
2009-04-20 06:57:37
こんにちは。
良さそうですね。
コレは聴いてみたいです。
知られざる名短冊のトレジャーハンティング。
コレだけ沢山作品が多過ぎると埋もれた名曲も多いのですね。
ヒットしない名曲。
1998年と云うとあのアンソロジーボックスの後の作品ですね。
菊池麻衣子さんと言うとう僕も「ふたりっこ」の印象があります。
あと、「薄れゆく記憶のなかで」というカルトな名画の印象も強いです。
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ええ (nakamura8cm)
2009-04-20 22:23:37
都市色さんのようなシングルマニアには是非発掘していただきたい!
そうかボックス出しちゃって、過去の人扱いされてたまるか!って力が湧いてきたのかもしれないですね。

「ふたりっ子」はそれほどちゃんと見ていたわけではないですが…このシングルを聴いて急に「もしかしていい女優かも!?」と思い始めました。今や「2時間ドラマが似合う女優」なのかもしれませんが(笑)

でもWikiにもオフィシャルにもまったくこのシングルのことが触れられていないのは酷い!
巨匠に名曲書いてもらってこの扱いはないでしょ~
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