失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「最高の一日~One Day~」 立花理佐 1988年

2009-04-19 | アイドル系
時流に乗る京平。こういうのも上手い。

アイドルとして最後の輝きを放った…かどうかは怪しいけど、理佐の7thシングル。

①最高の一日~One Day~
作詞:秋元康、作曲:筒美京平、編曲:船山基紀
明らかに元ネタはマドンナ「ホリデイ」(1983)。アレンジもイントロからバリバリ「ホリデイ」。動画をチェックしたら、やっぱり動きも初期マドンナ(ただし本家よりだいぶドンくさい)。間違いなく確信犯のプロダクションに、特に文句はない。筒美さんも笑いながら書き飛ばしている雰囲気あり。面白いからいいか。立花理佐は「毎度おさわがせします3」に主演するなど、エッチな不良路線で中山美穂の後継者と目されていたフシもあるが、なかなかどうして破壊力のあるシンガー。すべての音が上ずっていく感じは、小泉今日子の仲間だな。でももっと徹底的というか、救いのない領域に踏み込んでいる。後年、つんく♂が目をつけて再デビューさせたのは、つんくファミリーにはない「コントロール不能感」が新鮮だった?

②半分恋人
作詞:麻生圭子、作曲:筒美京平、編曲:船山基紀
こっちはハードロック歌謡。これも痛い痛い。間奏の語り「ここまできたら わたしはいいの」の棒読み加減に萌え。

定価1000円、レンタル落ち100円。
キュートでしょ。妖精だからね!
ちなみに立花理佐のファーストアルバム『15才(フィフティーン)神話』(1987)にはマドンナの日本語カヴァー「トゥルー・ブルー」というクラクラするトラックが収められている。紙ジャケ再発されているから、興味のある方はどうぞ。いや、私はAmazonの試聴(45秒)だけで悪酔いできたので、もういいっす…


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2 コメント

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なぜか低評価 (パクちゃん)
2015-06-04 08:59:56
この人の代表曲は『キミはどんとくらい』でしょうね。作曲は山川恵理子先生です。
この人のものまねのレパートリーは小泉今日子でした。すごく似ていました。
アイドル時代、なぜかちっとも評価されなかったけど、『キミはどんとくらい』だけはいい曲ですよ。ほかの曲は知らないです(笑)。
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聴いてみました (nakamura8cm)
2015-06-05 23:44:50
『キミはどんとくらい』かすかに記憶がありました。1987年なので8㎝時代直前なのが残念!
私は「内気なガール・ハント」推しです。
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