レコード会社別「さらにコンパクトに」シリーズ第3弾。
今回はバップ。ポニーキャニオンやソニーに比べるとややマイナーな存在。がんばって10枚並べた。
「さよならのオーシャン」 杉山清貴 1988.2.21 20013-10
「Be Free」 森川美穂 1988.4.6 20033-10
「少年は天使を殺す」 ラ・ムー 1988.6.8 20306-10
「チャンス」 森川美穂 1989.4.19 20335
「渚のすべて」 杉山清貴 1988.7.6 20305-10
「i always was your girl」 everything but the girl 1988.9.14 25501-12
「I Don't Want To Talk About It」 エヴリシング・バット・ザ・ガール 1988.10.21 25502-12
「I wanna be a lucky girl」 慶田朱美 1989.5.21 20342
「WHOOPS! WHAT A PALAVER」 ザ・ラジ・カルテット 1989.4.19 25614
「Da・I・Su・Ki」 PTON! 1991.5.21 VPDC-20415
では、開けてみよう。
まずは前半5枚。
1枚目「さよならのオーシャン」は1986年杉山清貴のソロデビューシングル。日本における8㎝シングルの誕生日、1988年2月21日に再発された。ジャケット裏の「さらにコンパクトに」がその後と上下逆になっている。
森川美穂「Be Free」とラ・ムー「少年は天使を殺す」の「さらにコンパクトに」を並べる。
「Be Free」は盤の対面編でも紹介した。「少年は天使を殺す」もほとんど一緒なのだが、ひとつだけ違いがある。分かるかな?
正解は…
画像中央の(実用新案登録出願中)の1行。1988年4月6日発売の「Be Free」にはなくて、6月8日の「少年は天使を殺す」にはある。この間に8㎝CDコンパクト化の「実用新案登録」をVAPが出願したってこと?VAPがこのコンパクト化のアイデアを発明したのか。わざわざここに書くくらいだから「うちが考えた」との確信があったのだろう。
同じタイプの(実用新案登録出願中)は1989年4月19日発売の森川美穂「チャンス」でも確認できた。
5枚目杉山清貴「渚のすべて」はちょっとレアなパターン。
1988年の盤としては珍しく、コンパクト化の説明がない。歌詞が盤の対面に記載されているのは裏ジャケにカップリング曲のタイアップだった湘南爆走族の絵を入れたから。で、スペースの都合上「さらにコンパクトに」が省かれたのだろう。にもかかわらず、(実用新案登録出願中)のみ残されている!これじゃ何の実用新案なのか分からない。アロハシャツの実用新案かも?と一瞬考えたがそんなわけない。どうしても(実用新案登録出願中)だけは主張しておきたかったんだね。意味が通じなくても。
後半5枚は洋楽率高め。
EBTGの4曲入りCDミニアルバム2枚。1988年9月の「i always was your girl」は盤の対面に、10月の「I Don't Want To Talk About It」は格子の向こうに「さらにコンパクトに」の説明。どちらも(実用新案登録出願中)あり。
8枚目慶田朱美「I wanna be a lucky girl」は格子の向こう編で紹介した。
1989年は出願中のはずだが、(実用新案登録出願中)の文字はどこにも見当たらない。単なる入れ忘れか。同じ(実用新案登録出願中)なしパターンは1989年12月5日発売の筋肉少女帯「元祖高木ブー伝説」でも確認できた。
9枚目のthe raj quartetの4曲入りミニアルバムには1989年4月19日発売。
トレー下半分が折り切られていて見やすいので並べた。右のみ(実用新案登録出願中)あり。
最後の PTON!「Da・I・Su・Ki」はこのシリーズ初の90年代作品!
そう、「さらにコンパクトに」シリーズとして今まで数十枚紹介してきたが、すべて1988年~1990年にリリースされたものだった(1990年はかなり末期的デザインのフリッパーズ3枚のみ)。1991年モノは現時点でこの盤しか確認していない。赤地に白抜き文字が新鮮。(実用新案登録出願中)はまだしっかり入っている。なにより1991年にもなってまだ堂々と「さらにコンパクトに」を推奨し、ジャケにはスジ押しされているのが嬉しいじゃないか。
結局のところ出願が実を結んだのかは定かではない。遅くとも1988年6月8日には出願し、コンパクト化がほぼ過去のものとなった1991年5月21日にはまだ出願中だった。3年も「出願中」ってことは、たぶんダメだったんじゃないかな。
今回はバップ。ポニーキャニオンやソニーに比べるとややマイナーな存在。がんばって10枚並べた。
「さよならのオーシャン」 杉山清貴 1988.2.21 20013-10
「Be Free」 森川美穂 1988.4.6 20033-10
「少年は天使を殺す」 ラ・ムー 1988.6.8 20306-10
「チャンス」 森川美穂 1989.4.19 20335
「渚のすべて」 杉山清貴 1988.7.6 20305-10
「i always was your girl」 everything but the girl 1988.9.14 25501-12
「I Don't Want To Talk About It」 エヴリシング・バット・ザ・ガール 1988.10.21 25502-12
「I wanna be a lucky girl」 慶田朱美 1989.5.21 20342
「WHOOPS! WHAT A PALAVER」 ザ・ラジ・カルテット 1989.4.19 25614
「Da・I・Su・Ki」 PTON! 1991.5.21 VPDC-20415
では、開けてみよう。
まずは前半5枚。
1枚目「さよならのオーシャン」は1986年杉山清貴のソロデビューシングル。日本における8㎝シングルの誕生日、1988年2月21日に再発された。ジャケット裏の「さらにコンパクトに」がその後と上下逆になっている。
森川美穂「Be Free」とラ・ムー「少年は天使を殺す」の「さらにコンパクトに」を並べる。
「Be Free」は盤の対面編でも紹介した。「少年は天使を殺す」もほとんど一緒なのだが、ひとつだけ違いがある。分かるかな?
正解は…
画像中央の(実用新案登録出願中)の1行。1988年4月6日発売の「Be Free」にはなくて、6月8日の「少年は天使を殺す」にはある。この間に8㎝CDコンパクト化の「実用新案登録」をVAPが出願したってこと?VAPがこのコンパクト化のアイデアを発明したのか。わざわざここに書くくらいだから「うちが考えた」との確信があったのだろう。
同じタイプの(実用新案登録出願中)は1989年4月19日発売の森川美穂「チャンス」でも確認できた。
5枚目杉山清貴「渚のすべて」はちょっとレアなパターン。
1988年の盤としては珍しく、コンパクト化の説明がない。歌詞が盤の対面に記載されているのは裏ジャケにカップリング曲のタイアップだった湘南爆走族の絵を入れたから。で、スペースの都合上「さらにコンパクトに」が省かれたのだろう。にもかかわらず、(実用新案登録出願中)のみ残されている!これじゃ何の実用新案なのか分からない。アロハシャツの実用新案かも?と一瞬考えたがそんなわけない。どうしても(実用新案登録出願中)だけは主張しておきたかったんだね。意味が通じなくても。
後半5枚は洋楽率高め。
EBTGの4曲入りCDミニアルバム2枚。1988年9月の「i always was your girl」は盤の対面に、10月の「I Don't Want To Talk About It」は格子の向こうに「さらにコンパクトに」の説明。どちらも(実用新案登録出願中)あり。
8枚目慶田朱美「I wanna be a lucky girl」は格子の向こう編で紹介した。
1989年は出願中のはずだが、(実用新案登録出願中)の文字はどこにも見当たらない。単なる入れ忘れか。同じ(実用新案登録出願中)なしパターンは1989年12月5日発売の筋肉少女帯「元祖高木ブー伝説」でも確認できた。
9枚目のthe raj quartetの4曲入りミニアルバムには1989年4月19日発売。
トレー下半分が折り切られていて見やすいので並べた。右のみ(実用新案登録出願中)あり。
最後の PTON!「Da・I・Su・Ki」はこのシリーズ初の90年代作品!
そう、「さらにコンパクトに」シリーズとして今まで数十枚紹介してきたが、すべて1988年~1990年にリリースされたものだった(1990年はかなり末期的デザインのフリッパーズ3枚のみ)。1991年モノは現時点でこの盤しか確認していない。赤地に白抜き文字が新鮮。(実用新案登録出願中)はまだしっかり入っている。なにより1991年にもなってまだ堂々と「さらにコンパクトに」を推奨し、ジャケにはスジ押しされているのが嬉しいじゃないか。
結局のところ出願が実を結んだのかは定かではない。遅くとも1988年6月8日には出願し、コンパクト化がほぼ過去のものとなった1991年5月21日にはまだ出願中だった。3年も「出願中」ってことは、たぶんダメだったんじゃないかな。
出願3年にして実らず…
VAP盤てあまり所有してないので、コンパクト推奨時代のは1枚しかパッと見見当たらず。
1990年12月ですが、やはりコンパクト化も出願中も健在でした。
1991年は最長記録かもしれませんね。
1991年は少ないですね。
他の会社でもなかなか見つからないです。
松浦有希「My Sweet Valentine」(PLATZ/日本コロムビア)が1991.1.21発売でコンパクト化説明あり。
ちゃんとスジ押しと爪&切り込みがついていました。
次回シリーズ最終回の予定です!
VAPが8cdの誕生日にリリースした20001-10〜20029-10に当初CDシングル・ファイルプレゼント応募券が封入されていたのですが、そのファイルがどんな物かご存知でしょうか?
ふと気になったのですが、ネットから手かがりが見つけられずの状態です。
実はお持ちなんて事も少し期待してます。
尚、応募券6枚で全員プレゼントだったようです。
もしご存知でしたら何かの拍子にご教示下さいましたら幸いです。
8cm CDですね。
8cdになっちゃってました。
お恥ずかしい…
(もちろんうちの中古品には応募券はついてませんでした)
お役に立てず残念。
誰かご存知の方、教えて下さい!
そうでしたか…どこかで情報GETできるまで気長に探してみます。
同じレーベルを6枚購入ってなかなかしなかったでしょうから全員プレゼントなんでしょうね。しかも応募締切は88.4.30と結構短期間。
私も中古を店頭で見て、これは資料的価値有と踏んで買った次第です。
なかなか奇跡的な状態で、トレイは折れてコンパクト化されているのに新品当時の袋(アダプタの説明シール貼付有)に入れられ、折った下半分の格子も一緒に袋に。そして応募券が外から見えるように同封されてました。
誕生初期ならではのパッケージでした。