失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「カーテンコール」 森光子 1995年

2017-02-28 | 女優よ
森光子が75歳でリリースした8㎝シングル。

2枚組アルバム『Mitsuko Mori』(1995)からのシングルカット。

①カーテンコール 日本テレビ系全国ネット「いつみても波瀾万丈」エンディングテーマ
作詞:秋元康、作曲:筒美京平、編曲:萩田光雄
久保田早紀「異邦人」(同じく萩田光雄アレンジ)を思わせるドラマチックなイントロに意表を突かれる。どっしりとしつつ緊迫感のあるサビはじまり。75年の重みを感じる歌声は、歌唱力がどうのピッチがどうのというレベルを超えている。「カーテンコール 私の人生を カーテンコール 振り返る」「すべて悔いはない」森光子の舞台人としてのキャリアの総括とも、臨終の際に脳裏をよぎる走馬燈的情景ともとれる秋元康の詞も見事。

②星が降るまでここにいましょう
作詞:秋元康、作曲:鈴木キサブロー、編曲:萩田光雄
こちらは高齢者にもやさしい、ゆったりしたテンポとメロディ。人生を振り返る的な歌詞で晩年ムードを漂わせているけど、このあと森光子は「放浪記」を2009年(89歳)まで続け、92歳で亡くなった。

③①のカラオケ

定価1000円、中古で300円。
撮影協力:青山劇場
黒バックに浮かび上がる舞台にカーテン。手前には座席が見える。

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1 コメント

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森光子はなぜ晩年まで若者と付き合えたのでしょうか (さすらい日乗)
2018-04-28 09:19:27
私の考えでは、彼女が、漫才のミス・ワカナに付き合っていたことが大きいと思っています。
ミス・ワカナは、女性漫才の最高峰でした。
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