11月発売なのに「MAY」。
斉藤由貴の8thシングルは、作詞者でもある谷山浩子との競作であった。
右の8cmが斉藤盤。
①MAY 東宝映画「恋する女たち」主題歌
作詞:谷山浩子、作曲:MAYUMI、編曲:武部聡志
この曲に対する想いは以前の記事にも書いたが、も一度。松本・筒美コンビによるデビュー曲「卒業」にも負けない名曲でしょう。「声に出して呼びたいな でもこれ夢だから 醒めると困るからダメ」と「きゃしゃなガラス」のような少女趣味的「秘密の庭」の描写が見事。「この夢から出られない」「鳥カゴをこわして」と続く展開も素晴らしい。ちょうど二十歳になった歌手に歌わせるにはやや幼い内容にも思えるが、どちらかというとポーっとしたキャラの斉藤由貴には特に違和感はなかった。曲もよくできていて、サビで苦しげになるところが最高。MAYUMIさんって誰なのだろう。
ちなみに(この曲には関わっていないが)映画「恋する女たち」のサントラはかしぶちさんが担当。
②追い風のポニー・テール
作詞:佐藤純子、作曲:来生たかお、編曲:武部聡志
B面は来生たかおだったんだ。詞は珍しくお姉ちゃんではない。オラシオン…
定価937円、中古で315円。
8cmでの再発は、1988.4.29。おそらくデビュー(1985)からのシングルを一気に8cm化してリリースしたのだろう。アナログ時代のA+Bをそのまま一枚の8cmにしているのは、当時まだ勢いがあった証拠?このあたりのアイドル8cmは、定価以上の値段がついているのをよく見かける。315円はまあ、リーズナブル・プライス。
左の7インチが谷山盤。
A:MAY
編曲:大村雅朗
アイドルポップス然とした斉藤盤に比べ、キラキラとした木漏れ陽を思わせる薄めのアレンジ。歌の安定感・表現力が上なのは当たり前。これはこれで魅力のあるヴァージョンではあるが、斉藤由貴のナチュラルなフラフラ感が、“永遠の少女”谷山浩子にも表現できない何かを掴んでいるというのも事実。
B:Pyun Pyun
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:大村雅朗
独特のメロディだよな、やっぱり。斉藤由貴への提供は詞が多かった。曲はちょっとマニアック過ぎたという判断か。谷山浩子といえば最も(というか唯一)よく聴いたのが『たんぽぽサラダ』(1983)。閉じられた少女世界の毒が充満した、凄い傑作!と思ったがその後追いかけることはなかった。あとはオールナイトニッポン木曜2部、よく聴いてた。1部のたけしから続けて聴いて、翌日ちゃんと学校行ってたなんて、若かったなあ…
定価700円、レンタル落ち100円。
2枚並べてみると、色合い、頚の傾け方とも妙に似通っているデザイン。
関連由貴ちゃん
夢の中へ
斉藤由貴の8thシングルは、作詞者でもある谷山浩子との競作であった。
右の8cmが斉藤盤。
①MAY 東宝映画「恋する女たち」主題歌
作詞:谷山浩子、作曲:MAYUMI、編曲:武部聡志
この曲に対する想いは以前の記事にも書いたが、も一度。松本・筒美コンビによるデビュー曲「卒業」にも負けない名曲でしょう。「声に出して呼びたいな でもこれ夢だから 醒めると困るからダメ」と「きゃしゃなガラス」のような少女趣味的「秘密の庭」の描写が見事。「この夢から出られない」「鳥カゴをこわして」と続く展開も素晴らしい。ちょうど二十歳になった歌手に歌わせるにはやや幼い内容にも思えるが、どちらかというとポーっとしたキャラの斉藤由貴には特に違和感はなかった。曲もよくできていて、サビで苦しげになるところが最高。MAYUMIさんって誰なのだろう。
ちなみに(この曲には関わっていないが)映画「恋する女たち」のサントラはかしぶちさんが担当。
②追い風のポニー・テール
作詞:佐藤純子、作曲:来生たかお、編曲:武部聡志
B面は来生たかおだったんだ。詞は珍しくお姉ちゃんではない。オラシオン…
定価937円、中古で315円。
8cmでの再発は、1988.4.29。おそらくデビュー(1985)からのシングルを一気に8cm化してリリースしたのだろう。アナログ時代のA+Bをそのまま一枚の8cmにしているのは、当時まだ勢いがあった証拠?このあたりのアイドル8cmは、定価以上の値段がついているのをよく見かける。315円はまあ、リーズナブル・プライス。
左の7インチが谷山盤。
A:MAY
編曲:大村雅朗
アイドルポップス然とした斉藤盤に比べ、キラキラとした木漏れ陽を思わせる薄めのアレンジ。歌の安定感・表現力が上なのは当たり前。これはこれで魅力のあるヴァージョンではあるが、斉藤由貴のナチュラルなフラフラ感が、“永遠の少女”谷山浩子にも表現できない何かを掴んでいるというのも事実。
B:Pyun Pyun
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:大村雅朗
独特のメロディだよな、やっぱり。斉藤由貴への提供は詞が多かった。曲はちょっとマニアック過ぎたという判断か。谷山浩子といえば最も(というか唯一)よく聴いたのが『たんぽぽサラダ』(1983)。閉じられた少女世界の毒が充満した、凄い傑作!と思ったがその後追いかけることはなかった。あとはオールナイトニッポン木曜2部、よく聴いてた。1部のたけしから続けて聴いて、翌日ちゃんと学校行ってたなんて、若かったなあ…
定価700円、レンタル落ち100円。
2枚並べてみると、色合い、頚の傾け方とも妙に似通っているデザイン。
関連由貴ちゃん
夢の中へ
堀川まゆみさんです。
シンガーソングライターの麗美のお姉さん
という方がわかりやすいのでしょうか?
MAYUMIさんが早瀬優香子さんに書いた
「セシルはセシル」は名曲です。
麗美のお姉さん!わかりやすいです(笑)
松任谷ファミリーのアーティストだったんですね。
勉強になりました。
ところで、今日ある洋盤8cmを1888円で買ってしまいました。これでいいのか自分…
共作って無いような?
ありましたっけ?逆に無いのが不思議な感じがします。
武川さんがバイオリン弾いてたり
岡田さんがアコーディオン弾いてたりするんでしょうかね?
こないだのANN45周年の特番出てましたね、みゆきさんと
世代じゃないので聞いたこと無かったですけど
おかげでかなり谷山浩子に対して興味が沸きました
斉藤由貴への提供曲ではそらみみがとんでもない名曲だと思いました。
うーんなるほど。ないですねえ。
すれ違いレベルで思いつくのは「綿の国星」くらい。
私の中ではあんまり「近い距離」って感覚はなかったかもしれません。
谷山さんは「たんぽぽサラダ」をリアルタイムでよく聴きましたが、ライダーズほどにははまらなかったですね。オールナイト木曜二部は聴いてましたけど。
評価!