「春一番」 キャンディーズ 1975年、ウルフルズ 1995年

「J-POPスタンダード」とか言われると違和感があるなー。昭和ガールグループ歌謡の名曲。

セブンイレブンが30周年記念のキャンペーンとして、2004年に何かの（何だろ？）オマケにつけた非売品。

①春一番
作詞・作曲・編曲：穂口雄右
結構ロックなイントロのギター、ライナーで「当時としては極めて速い」と評されるテンポ、力強いラン・スー・ミキのユニゾン、すべてが一体となって押し寄せてくるような迫力とオリジナリティを持った曲。頭の「♪雪がとけて川になって流れて行きます」のワンフレーズだけでもお腹いっぱいになりそうな重量感だな。そう、「速いのに軽くない」って稀有なことかもしれない。
リリースの1975年は、昭和カウントでは50年。日本がまだイケイケだった時代のサウンドトラックとして、回顧系TV番組で重宝される楽曲でもある。

非売品を中古で100円。
「タイムスリップグリコ」同様、B面曲は割愛され、一曲のみ収録。
写真上の二つ折りの紙の切れ込みに、8cmCDを引っ掛ける仕組みになってる。
ジャケットはもちろんオリジナル7インチの復刻。アイドルとハト。ミキちゃんの頭の上に乗ってるヤツがいい味だしてる。

ちなみにこのセブンイレブンのシリーズは、これの他に「年下の男の子」「その気にさせないで」「暑中お見舞い申し上げます」「微笑みがえし」「わな」「ハートのエースが出てこない」「アン・ドゥ・トロワ」が存在する（計8種）。

前に登場した「年下の男の子」と同じく「Platinum Single SERIES」として短冊8cmでもリリースされているはず。


ウルフルズのスローで重いカヴァー（スタジオ・ライヴ）については以前に紹介した。
ガールグループの曲をロックバンドがカヴァーするってのはビートルズが始めたんですかね？ビートルズ「Chains」のオリジナルは、リトル・エヴァのバックコーラスをやってた「ザ・クッキーズ」…お菓子系のグループ名って共通点（かなり無理矢理）で思い出してみた。