「涙なしじゃ言えない」 C.C.ガールズ 1993年

C.C.GIRLS are; 青田典子、原田徳子、藤原理恵、藤森夕子

クール＆クラッシーなお姉様方、C.C.ガールズ。初期は歌手活動を「D.D.GAPS」という別名義で、ハードめな雰囲気で展開していたが、4枚目のシングルからは「C.C.ガールズ」名で素直なセクシー路線へとシフト。どちらにしてもパッとしない楽曲が並ぶディスコグラフィーから5枚目のシングルを。

①涙なしじゃ言えない　'93太陽石油キャンペーンソング
作詞：松井五郎、作曲：馬飼野康二、編曲：中村哲
ヒップホップ寄りのアプローチで見事にコケたD.D.GAPSの反省からか、解りやすく凡庸な曲で勝負！ってコンセプトなのだろう。クール＆クラッシーはどこへ忘れてきたのか？と問い詰めたくなる、場末感漂うC級歌謡。ボディコンスーツで踊るPVもC級すぎて泣ける。

②エピキュリアン・ブルー
作詞：田久保真見、作曲：羽田一郎、編曲：新川博
カップリングは比較的マシ。「ドゥ・ザ・ハッスル」のリフを引用した（何度目だ？）ディスコ歌謡。まあ盛り上がる展開で、ライブでは重宝しそう。「みんな、いっしょに～っ！」みたいなサビだし。途中のソロパートは藤原理恵さん。CCの前にもアイドル歌手としてアルバムを残していたりするし、グループ解散後は「リエ・スクランブル」としてドスの効いたヴォーカルを聴かせていた。

③①のカラオケ

定価1000円、中古で100円。
セクシーグループらしい衣装と構図ではあるが、バックに溶けこみすぎてボディラインが分かりづらいのが難点。