アルカンジェロ・アートロック・シリーズ。さすがに中古屋の老舗ディスク・ユニオン、レコードマニアの心を分かってらっしゃる。この2004年の紙ジャケ再発CDは、へロンのファースト・アルバム『へロン』に、アルバム未収録のシングル4曲を8cmCDで付けた二枚組み。アルバムのダブル・ジャケットは当然のこと、シングル・ジャケットまでオリジナルに忠実に再現。ここまで丁寧に作れば、海外からもマニアさんが手を伸ばしてくるでしょ。
私の場合「8cmが付いてる」ということも購入の動機のひとつになった。・・・ってのは自分でもどうかと思うが、事実。
時期的にはアルバム『へロン』が先に出て、翌年に4曲入りマキシシングルがリリースされた。しかし、レコーディングの順序は逆だったらしい。スタジオで録った4曲の出来に満足できず、気分を変えて野外で演奏してみたのがアルバム『へロン』。屋根があるかないかでここまで違うのか?と思うほど音楽的にも印象が異なるシングルとアルバム。やはりどう聴いてもアルバムにしかないマジックに軍配が上がるだろう。シングルは(反面教師として)アルバムへのステップになったという意味で重要か。いや、この4曲もそれほど悪くはないけど、まあ平凡っていうか・・・
アルバム『へロン』については、k-hikoさんのこの記事にお任せして、うちは専門分野を。
オリジナルはシングルといっても4曲入りのボリュームなので、「33 1/3 MAXI SINGLE」との記載あり。
①BYE & BYE
(MOORE)
適度にグルーヴィー、普通にポップ。私は1stアルバムしか聴いてないので、このバンドにドラムとベースが入ると、なるほどこんな感じのソフト・ロックになるのか、という感想。いや、ほんと悪くないですよ、コレ。エンディングにはなぜか拍手が入る(スタジオライブ?)。
②THROUGH TIME
(MOORE)
なんか、B面ぽいかな。
③ONLY A HOBO
(DYLAN)
(オリジナルアナログ盤での)B面一曲目は、ディランのカヴァー。バーズほど洗練されているわけでもなく、もちろんディラン本人ほどの強烈なカリスマ性もない。アルバムにもウディ・ガスリーのカヴァーが入ってた。英国で、米国フォークに影響された音楽やってますよ、という自己紹介的な意味合いだったのか。
④I'M READY TO LEAVE
(POOK)
ヴォーカル担当のトニー・プック作品。ちょっと鍵盤が流麗すぎて違和感あり。
定価3360円、Amazonで3192円。
収録時間からいえば、余裕で一枚に収まるはずの4曲を、あえて(コストも定価も上がるのに)8cmとして別にした。未収録レア音源は入れたいが、アルバムのあとに続けて入ってたらちょっと違うだろ、という再発盤製作者の愛とコダワリを感じる。
「宇宙の柳、たましいの下着」に、このアルバムのことが2回言及されている。どちらも内容にはほとんど触れられていないものの、直枝さんのこのアルバムに対する思い入れが伝わってくる。世界最高のトッド・カヴァー「夢は果てしなく」の野外録音のアイデアは、このアルバムが念頭にあったようだ。
このシリーズでは他にもいくつか同様の8cm付き仕様あり。また、いずれ。
私の場合「8cmが付いてる」ということも購入の動機のひとつになった。・・・ってのは自分でもどうかと思うが、事実。
時期的にはアルバム『へロン』が先に出て、翌年に4曲入りマキシシングルがリリースされた。しかし、レコーディングの順序は逆だったらしい。スタジオで録った4曲の出来に満足できず、気分を変えて野外で演奏してみたのがアルバム『へロン』。屋根があるかないかでここまで違うのか?と思うほど音楽的にも印象が異なるシングルとアルバム。やはりどう聴いてもアルバムにしかないマジックに軍配が上がるだろう。シングルは(反面教師として)アルバムへのステップになったという意味で重要か。いや、この4曲もそれほど悪くはないけど、まあ平凡っていうか・・・
アルバム『へロン』については、k-hikoさんのこの記事にお任せして、うちは専門分野を。
オリジナルはシングルといっても4曲入りのボリュームなので、「33 1/3 MAXI SINGLE」との記載あり。
①BYE & BYE
(MOORE)
適度にグルーヴィー、普通にポップ。私は1stアルバムしか聴いてないので、このバンドにドラムとベースが入ると、なるほどこんな感じのソフト・ロックになるのか、という感想。いや、ほんと悪くないですよ、コレ。エンディングにはなぜか拍手が入る(スタジオライブ?)。
②THROUGH TIME
(MOORE)
なんか、B面ぽいかな。
③ONLY A HOBO
(DYLAN)
(オリジナルアナログ盤での)B面一曲目は、ディランのカヴァー。バーズほど洗練されているわけでもなく、もちろんディラン本人ほどの強烈なカリスマ性もない。アルバムにもウディ・ガスリーのカヴァーが入ってた。英国で、米国フォークに影響された音楽やってますよ、という自己紹介的な意味合いだったのか。
④I'M READY TO LEAVE
(POOK)
ヴォーカル担当のトニー・プック作品。ちょっと鍵盤が流麗すぎて違和感あり。
定価3360円、Amazonで3192円。
収録時間からいえば、余裕で一枚に収まるはずの4曲を、あえて(コストも定価も上がるのに)8cmとして別にした。未収録レア音源は入れたいが、アルバムのあとに続けて入ってたらちょっと違うだろ、という再発盤製作者の愛とコダワリを感じる。
「宇宙の柳、たましいの下着」に、このアルバムのことが2回言及されている。どちらも内容にはほとんど触れられていないものの、直枝さんのこのアルバムに対する思い入れが伝わってくる。世界最高のトッド・カヴァー「夢は果てしなく」の野外録音のアイデアは、このアルバムが念頭にあったようだ。
このシリーズでは他にもいくつか同様の8cm付き仕様あり。また、いずれ。
しかしこの存在自体 知りませんでしたよ
σ(^&^;)。。。
わたしも直枝さんの影響でヘロンの「ドーンアンソロジー」を手に取りましたが、大好きな盤です。
わたしもこのCD知らなかったですーっ
そして、すっごくほしーーー!!!!
いまはもうレア盤なんでしょうねーきっと。
ここで言うのも何ですが、ネオロカ特集楽しませてもらいました!全然見たことない…っていうかレコ屋で見てもスルーしそうなジャケばっかりでしたね(笑)
○あきさん
ごぶさたしてます。元気ですよ~
>いまはもうレア盤なんでしょうねーきっと
いやいや2004年の盤ですから普通に手に入りますよ!Amazonでもまだ在庫あるようです。http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000295YR8/qid=1102350532/ref=pd_ka_0/249-9581220-1895503
とは言え、曲数が多くてお得な「ドーン・アンソロジー」持ってたら必要ないのでは…でも、この裏ジャケいいでしょ(笑)
m(_ _)mハハーッ!
『ドイツネオロカ特集』は正月休みに書いてたんですよ(笑)。
ちなみにボクは『ベルセバに似てる』みたいなのからヘロンに辿り着きましたよッ!