kakaaの徒然な日記

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児童虐待 “一時保護所”の苦悩。一時保護所の実態の報告

2019-03-24 23:46:16 | 世相・社会学
児童虐待 “一時保護所”の苦悩。一時保護所の実態の報告

相川哲弥ブログ。 http://blog.goo.ne.jp/jp280

  2節。 ニュース
虐待を受けた子どもたちが入る「一時保護所」って知っていますか?
保護された子どもが真っ先に行くことになる施設です。
去年6月の時点で全国に137か所あり、年間延べ2万人の子どもが虐待を理由に預けられています。
子どもを親から引き離し命を守るためのこの施設は、プライバシーが厳重に管理され内部はおろか場所すら非公開。
しかし今回、特別に撮影が許可されました。
知られざる「一時保護所」。
その実態をお伝えします。(社会部記者 本多ひろみ 村堀等)

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ひっそりたたずむその建物は…

私たちが向かったのは岡山市。
秘密の施設は、意外にも街中にありました。建物は大人の背丈以上ある塀に囲まれ入り口には監視カメラ。
表札もなく、中で子どもを保護しているとは誰も思わないような建物。それが今回の舞台、「一時保護所」です。

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一時保護所って?

取材のきっかけは増え続ける子どもの虐待事件でした。

虐待の対応件数は毎年「過去最多」を更新。千葉県野田市で小学4年生の女の子が「お父さんにぼう力を受けています」とSOSを発しながら誰にも助けられずに死亡するなど深刻な事件が相次いでいます。

こうした事態に政府は「躊躇(ちゅうちょ)なき保護」を推し進めています。でも、無事に保護できたとして、その先、子どもたちはどうなるんでしょうか。


昨年度、虐待を理由に一時保護された子どもは延べ2万1000人余り。その6割は一時保護所に入っていました。

過ごす期間は原則2か月まで。児童相談所が親への指導や調査を行い、子どもを家庭に戻すか、里親や養護施設に預けるかを決めるまでのいわば仮住まいです。

今回、岡山市が子どもの匿名性を守り場所が特定されないという条件で撮影を許可してくれました。

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鍵、鍵、鍵…

ここでは2歳から18歳までの最大25人を受け入れています。
職員の案内で施設に入ってまず驚いたのが徹底的な施錠です。建物の出入り口はもちろん、廊下も空間を仕切るように、ところどころ鍵付きのドアが設けられていました。


子どもたちには一人一人に六畳一間の個室が与えられます。ただ窓は10センチ程度しか開きません。


学校の教室のような部屋もありました。
施設にいる間は通学ができなくなるため、勉強する場所が必要です。午前中だけが学習の時間にあてられ、1つの教室に小学生から高校生が集まってドリルなどを使って自習をします。

教員のOBたちが勉強を教えに来ますが、学校と比べると、十分な学習環境とは思えませんでした。

なぜこれほどまでに行動が制限されるのか。
案内してくれた岡山市こども総合相談所の佐藤靖啓さんは、「子どもの安全を守るためにやむを得ない面がある」と言います。

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岡山市こども総合相談所 佐藤靖啓さん

虐待のケースでは、保護に反発する親が子どもを無理やり連れ戻そうとする危険があります。
また、一時保護所には、暴力などの問題行動を抱えた子どもも保護されています。子どもの安全を守りトラブルを避けるため、徹底した管理が行われているのです。

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窮屈な生活

屋外にはフットサルができるくらいの小さなグラウンドがあります。塀に囲まれた中で子どもたちが、夢中になってサッカーボールを追いかけていました。


決められた日課に沿って過ごし、規則正しい生活によって落ち着きを取り戻す子もいるといいます。それでも子どもたちが窮屈な生活を送っていることも確かです。

岡山市の一時保護所が今回取材に応じたのは、こうした事実も広く知ってもらいたいという思いがあったからだということです。


佐藤さんは「子どもたちをこんな窮屈な空間で生活させて本当にいいのかいつも葛藤があります。
子どもの中には“優しい刑務所”と表現した子もいました。
必要なときは躊躇なく保護すべきですが やみくもに保護して衣食住だけ保障しておけば良いというわけではないと思っています」と話していました。

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心の回復が遅れた…

一時保護所で過ごした子どもは、どう感じているのか。
私たちは、中学生のころに都内の施設で3か月余り過ごしたという20代の女性に話を聞くことができました。


安全管理の方法は施設によって違います。女性が入っていた都内の施設では、子どもたちは岡山市よりも厳しく管理された生活を強いられていました。


「他の子どもとの会話だけでなく目を合わせることすら禁止でした。
24時間見張られて寝るときも常に緊張していました。
当時は考える余裕もなく従うしかありませんでしたが、虐待で受けた心の傷の回復がとても遅れたと感じています」


厚生労働省は去年7月、一時保護所での生活や行動の制限を必要最小限にすることとするガイドラインをまとめました。
施設の改修や生活ルールの改善がようやく始まろうとしています。

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里親家庭の活用を

実は一時保護所のほかにも保護された子どもたちを受け入れる場所があります。

その1つが「里親」です。里親は子どもにとっては、見知らぬ他人ですが、子どもたちの事情をよく理解し、家族と同じように温かく迎え入れてくれます。

また、地域に開かれた「児童養護施設」も受け入れが可能です。多くの場合、一時保護所よりは生活に制限が少なく、学校に通うこともできます。

ところが、実際にはあまり活用されているとは言えません。昨年度、虐待を理由に一時保護された延べ2万1000人余りのうち、里親に預けられたのはわずか約7%、児童養護施設は約13%にとどまっています。


里親や児童養護施設に預けられるのは、親が連れ戻しに来るリスクが無いなど子どもの安全に問題がない場合に限られるということも要因としてありますが、最大の理由は受け皿不足です。

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深刻な受け皿不足

特に東京などの都市部では虐待の急増で、里親や児童養護施設のもとで暮らす子どもが慢性的に多く、一時保護の子どもを受け入れる余裕がないのです。


さらに、受け入れの余裕が無いのは「一時保護所」も同じです。保護される子どもが急増し都内を中心に定員を超えての受け入れを余儀なくされているところがあります。

東京都の担当者は、「受け皿の拡大には取り組んできたが、虐待で保護が必要になる子どもが予想以上に増え、対策が追いついていない」と話していました。

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保護の遅れにつながりかねない

日本社会事業大学 宮島清教授

日本社会事業大学の宮島清教授は、受け入れ先が見つからずに保護の判断が遅れてしまうことにもつながりかねないと警鐘を鳴らしています。


「受け皿に余裕がない状況では、危険度がそれほど高くないケースの保護は、後回しにせざるを得なくなる。
しかし、施設の空きを待っている間にシングルマザーの母親が暴力的な男と同居を始めるなど家庭環境が急激に悪化することもあり、その結果、保護が遅れて子どもを救えなかったケースが過去に何度も起きている」


すでに危機的な状況にあるという宮島教授。受け皿の拡大とともに虐待の芽を早期に摘む努力も不可欠だと指摘します。


「里親や児童養護施設などの受け皿の拡大に早急に取り組まなければならないが、どうしても時間がかかる。同時並行で児童相談所の職員などがトラブルの起きた家庭で親にも寄り添って子育てを支え、保護が必要になる子どもを減らすなど、やれることはすべてやるという覚悟を持って対応すべきだ」


岡山市の一時保護所を取材して最も心に残ったのは被害者である子どもたちが保護された先でも窮屈な生活を強いられている現実でした。もちろん必要な場合は積極的に保護すべきですが、何より大切なのは一時保護所で過ごす子どもをいかに減らしていくかを考えていくことだと思います。
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  9節。資料出典。
別の記事『インターネット版のニュース記事を、記憶容量が最小のファイルに保存・整理』(2010年2月19日)
 クリック 
を使って、
(記事がインターネットから削除されないうちに)ファイル保存・整理してください

NHK  「WEB特集。虐待 “一時保護所”の苦悩」  2019年3月24日(3月22日)

鳩山由紀夫著『脱 大日本主義』への道(1)―日本はアメリカの「保護国」?

2019-03-12 18:55:34 | 書評・読書
鳩山由紀夫著『脱 大日本主義』―日本はアメリカの「保護国」?―

鳩山由紀夫著『脱 大日本主義』への道(1)―日本はアメリカの「保護国」?―

今回は、鳩山由紀夫著『脱 大日本主義―「成熟時代」の国のかたち』(2017年6月 平凡社新書 846、221+15ページ)
を紹介しつつ、これからの日本がどのような国家像を描くべきかを考えます。

本書は、新書という形をとってはいますが、記述は非常に緻密で論理的にも現実的にも説得力があり、内容の濃い一書となっています。

このため、要点を整理・紹介するだけでも多くの文章を必要とします。

さて、鳩山由紀夫氏(以下、たんに「鳩山」と略記する)は1947年2月11日 東京生まれ。今年満70才。祖父鳩山一郎は首相にもな
った政治家、父の威一朗は大蔵官僚から参議院議員となった政治家、母安子は、(株)ブリジストンの創業者石橋正二の娘という、名実
ともにエリート家系出身です。

由紀夫自身は、政治家を目指す人たちが法学部や経済学部ではなく、東京大学の理工学部出身でスタンフォード大学に留学し工学博士号
を取得しています。

政治家としての経歴は、1986年に初めて自民党から立候補(父の地盤の北海道)し当選。1993年には新党さきがけに加わるも、1996年に
離党し民主党を立ち上げました。

2009年の総選挙で民主党が圧勝し内閣総理大臣となりましたが、翌2010年に辞任。2012年には政界を引退しました。

2013年、財団法人東アジア共同体研究所を設立し、理事長に就任し、2016年にはアジアインフラ投資銀行(AIID)国際諮問委員会委員に
就任しました。

由紀夫という人物は、近年の日本の政治家の中でも、他に類をみないユニークな存在でした。私人となった今日でも、時として周囲の人
からみると、唐突で常識を超えた言動をして周囲を驚かせ、「宇宙人」と呼ばれることもあります。

日本政府がアメリカに気を使って参加を見合わせているAIIDの諮問委員になったり、政府の中止要請を振り切ってロシアン併合されたク
リミアを訪問するなど、「宇宙人」の面目躍如です。

さて、今回、を取り上げたのは、ますます混迷する日本の政治経済状況にたいして、私たちはどんな国家像を描いたら良いかを考える上
で、本書は非常に示唆に富む指摘と提言をしており、私自身も多くの点で同感できたからです。

本書の全体をとおして鳩山氏が言いたかったことは、「大日本主義」(大国主義)を捨てて、リージョナリズムを基盤とした「中日本主
義」を貫くべきだ、という提言です。

言い換えるとそれは、「脱 大日本主義」「中規模国家」「成熟国家」への転換のススメです。

ここで「リージョナリズム」(文字通りの意味は「地域主義」)とは、具体的には東アジア(日本、中国、韓国、台湾、ASEAN)という
地域をベースにした地域経済統合を意味しています。

以上に示した鳩山氏の問題意識を念頭において、本の内容をもう少し具体的にみてみよう。

第一章のタイトルは「大日本主義の幻想―グローバリズムと日本政治―」です。その冒頭で由紀夫は、自らの政治行動の羅針盤としてい
るのは、祖父一郎が政治思想として行き着いた、フランス革命のスローガン「自由、平等、友愛(博愛)」の中の友愛である、と述べて
います。

由紀夫は、冷戦後の世界と日本で起こっている政治状況を、ナショナリズムとポピュリズムの「異常」な拡張期であると認識しています。

アメリカは、市場原理主義と新自由主義を普遍的経済原則として世界に広げようという政治経済的潮流、つまり「グローバリズム」を推
し進めてきた。

それは結果として、国民国家を基盤とする諸国の国民経済的伝統を破壊し、社会的格差を著しく増大させた。

アメリカにおいては貧富の格差が拡大し貧困が広まり、中間層の解体をもたらし、「1%の富裕層と99%の貧困層」との分裂を生じさせ、
国家の政治的統合を危険にさらしました。

この社会的分断は、一方でサンダースのように平等や社会主義的政策を支持する動きを増大させ、他方で、こうした状況で統合をもたらす
手段として、過激なナショナリズムに支配されたポピュリズムが時代の前面にでてきました。いうまでもなく、トランプ氏のような政界の
異端児を大統領にまで押し上げたのです。

日本でも預貯金や株などの資産を持っていない世帯の割合は、かつては数パーセントに過ぎませんでしたが、現在は30%を超えています。

こうして、日本も、欧米と同じようにグローバリズムを温床とするナショナリズムに異常拡張期でも同様の現象が起こりました。

鳩山氏は、グローバリズムへの対抗理念として「友愛」を掲げます。これは言い換えれば「自立と共生」の思想だという。

しかし、現在の日本に「自立と共生」が失われている。

それは、一方でアメリカ発のグローバリズムを積極的に取り入れ、他方で覇権国家であるアメリカと軍事・外交面での協力を強化し、その
力を借りて日本の影響力を増大させ、日本を大国にしようとしている。これこそ、鳩山氏が「大日本主義」と呼ぶ現代日本の保守勢力、特
に安倍政権の姿勢です。

ただ、アメリカの民主党政権のブレーンを務めたブレジンスキーは自著で日本を「保護国」(プロテクトレイト)と呼んで憚りません(30
ページ)。

日本が「協力」と呼ぶ対米関係をアメリカ側は「従属」とみていることがわかります。この認識は、現状をみると、彼だけの個人的な見解
とは思えません。

「保護国」とは国際政治においては「従属国」または「半植民地」に近い位置づけです。

「協力」の具体的な姿は日米安保条約ですが、これは仮想敵国に対応するための軍事同盟ですが、その仮想敵国は、盟主であるアメリカに
よって、その時々に決められます。

鳩山は、「どこの国を敵とするかを自分で決められない国は独陸国家ではなく従属国家、保護国ということになります」と規定しています。

民主党が勝利した総選挙に際し鳩山内閣ができるのですが、その時掲げた公約は「自立した外交で世界に貢献する」「緊密で対等な日米関
係を築く」「東アジア共同体の構築を目指し、アジア外交を強化する」でした。

これは親米派の政治家や官僚、とりわけアメリカは、鳩山内閣は反米的政権とみて露骨に妨害してきた、と書いています。

そして、鳩山自身の言葉を借りると、「独立国家とは思えないような官僚たちの対米位負けの習性」により鳩山内閣の倒閣運動が始まり、
さまざまな手段を使って鳩山首相を自任に追い込んでいったと述べています。

その結果、親米保守路線の行き着く先は、日本の国家としての自立の喪失ということです」という(36ページ)、実に陰鬱な結論です。

ただ、アメリカの中国封じ込め政策に加担した日本は、2度、挫折を味あわされています。一つは、TPPという経済連携を装ったシステムが、
ほかならぬアメリカのトランプ大統領によって破棄されたことです。

二つは、TPPに対抗して中国が主導して立ち上げたAIIB(アジアインフラ投資銀行)に、アメリカは当然不参加で日本もアメリカに追随して
不参加を決めていますが、まさか賛成するとは思わなかった、アメリカを除く他のG8のメンバー国が続々と参加をしていったことです。

続く第二章は「自立と共生への道―対米従属からの脱出」です。二章以降については次回から紹介してゆきます。

 https://blog.goo.ne.jp/xbigtreex/e/275a435aa95f18c194310ef12e50d562

スマートメーター発火の主原因は “素人作業員” の手抜き?:東京新聞"

2019-03-11 00:59:19 | 環境・生態系
スマートメーター発火の主原因は “素人作業員” の手抜き?:東京新聞

従来のメーターはアナログ式で、無線ではないが、われわれ電力利用者の側には今まで何の不便もなかったのではないか? わざわざ 無線送信のスマートメーターに交換するメリット が、電力利用者の側にどれだけあるのか考えていただきたい。 はっきり言って、ゼロである! 本当にゼロなのである!

むしろ、デメリットのほうが圧倒的に大きい。メリットは電力会社などの大企業の側にしかないのだ!

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2019-03-11 00:48:22 | フクイチとエートス・東電
米専門家【福島原発フクイチ全面廃炉は技術的に不可能】安倍日本政府と官僚と東電は自らの地位と金と原子力産業の財源を守るため、場当たり的な対応を続け、多くの日本人の命を危険にさらしている!

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https://blog.goo.ne.jp/kimito39/e/55cf83e80001d82c9bcb9febe8987fcb