旧帝国日本陸軍
KI-51 99式軍偵察機
ニチモ 1/48 ハセガワ 1/72
毎度毎度の単調な記事のアップでは、やってるほうもストレスになるので、
旧作ではありますが、展示状態でのアップしかしていなかったものを掲載します。
キー51には「軍偵察機」と、同時に制式化された「襲撃機」という機種もあります。
「襲撃機」とは。主に超低空で地上部隊に対する攻撃と偵察を行うための機種で、
元々はソ連の「シュトルモビク」のコンセプトを手本にした地上攻撃機でした。
司令部偵察機とはちがって「軍偵察機」だからといって、偵察任務だけでは
終わらず地上攻撃任務も同様にこなしていたようです。
小型爆弾と機銃での制圧になりますが、キー51が、前線上空を旋回しているだけでも、
脅威となったらしい。。。。
構造的には時流にさからい固定脚を採用し、実績のあるエンジンでトラブルもなく軽量
かつ堅牢にできたうえに低空での飛行性能がよく、97式戦闘機との模擬空戦では、
あの空の狙撃兵と呼ばれた97戦を手こずらせとあります。
さらに、不整地での運用も可能で、野戦向きとされ地上部隊支援に活躍した汎用性
のある機体でした。
戦後、外地で接収され、中国やインド支那方面では現地軍で使われ続けられた
文字通りの「ワークホース」でした。
同じKI-51としては、初期のコンセプトとしてどちらが「先にありき」だったのかが
よくわかりませんでした。
なお、本来ならば、一〇〇式、零式、○○式となるところ、下二桁の呼称が決
まらず99式としたらしいので、まともにいけば一〇〇式襲撃機、軍偵察機となった
はずのようです。
1/48では国産唯一の「ニチモ」のキットです。
エンジン部や、コクピットは当時としては頑張ったつくりになっています。
ただし、全体的にちょっと太目かもしれません。
ハセガワ1/72は緑十字機が作りたくて脚カバーなしに直していますが、少し細かった。
緑十字は塗装ですが、なかなかに難しかったな・・・・・。
コメントの入れ方がわからなくて、ずいぶん遅くなってしまいました。汎用性と凡庸さは紙一重といわれますが、この機体は別格ですね。戦闘機崩れ(笑)以外の機体の中では随一かもしれませんね。
クスリを飲んでいるので、一日中ぼ~~っとしてしまいました。
99襲は造りも、性能も冒険していないし、要求仕様も妥当なせいか、
良くできたコ のように思いますね。 爆弾数も航続距離も、陸軍の
反復連打思想ですしねぇ・・・・ 襲撃機と偵察機ではキャノピーの
大きさが違うらしいですが、写真でも判りませんでした。