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続きまして、「なぜか延命七咲ファミリー予備軍」です。
ここはミニ七咲農場。
お店で枯れ木になった子をまとめて面倒見る、最終救急救命室。
そう、こう見えて廃棄処分の塊です。
■ ■ ■
そんな塊は、クリプタンサス。
愛称はクリプス。が、てんこもりなので、メニークリプスざます~。
・・・クリスマス終わったこの時期にかなり苦しい空耳アワー。
(どっちもはずしてますよ・・・)
クリプスは本当に、鉢からころころころころ・・・・・・・・、
いくらおむすびでもそんなに転がらないだろうよ!
と言いたくなるほど、鉢からころころ転がっては枯れていく子でした。
根っこがほとんど成長しておらず、土が乾いた時を狙って飛び出す。
飛び出したら最後、棚の隅っ子やら床の端っこやらで、屍と化す運命なのに
それでも飛び出す。なんでだ。青春だからか。
空家と化した鉢を見ては、床に這いつくばってクリプスを捜索する日々。
捜索願いを出すのも七咲なら、捜索するのも七咲。
むなしい独り芝居とはこの事よ・・・。クリプス本人どこ吹く風だしな。
という恨み辛みがたまって、逆に愛情を芽生えさせてしまうパターンの子でした。
(既出ですが最近は改善されたようなのでご安心を)
そんなこんなで愛情が芽生えただけに、干からびた昆布のような体でも
棄てるのが忍びなく、なんとか根が出れば…、と思い土に挿しましたが
(この、ごっちゃ煮状態でお解りかと思われますけども)
救命させる気ナッシング!!
雑草です。雑草が自力で生えております。
植物園で、岩山に密集してうねっているクリプスを見てから、どうもこいつらは
雑草だ。
という感がぬぐえず、七咲家のベランダでそのような扱いです。
(これが退職という事。生還させる使命がないのでどうにも本腰が入らない)
なのに、秋から今現在、自力で生き延びている。
凄い。凄いよ、君たち。
しかし、その凄さを、何故!店に居る時に活かさなかったのか!!
極限まで切羽詰まらないと、生きる根性が出せない所に、
なんとなく七咲と同類の匂いを感じ、
自力でこの冬を無事越えてくれたら、七咲ファミリーとして認定します。
仕方ないので。ハイ。
■ ■ ■
現在クリプス6人家族です。
うちしっかり根付いているのは2、あとの4は相変わらず根も出さず、
鉢の上でコロコロしております。コロ太、って呼ぶぞ、これから。
葉っぱの上から、じょ~っと水をかけられて、その水分だけで
生きているようなものです。
いや、生きているのかどうか確証はないのですが(枯れた葉もそこここにあるし)。
咲くやこの花館のクリプスのようになるのかと思うと、
今一つ、どうしてやったらいいのか悩みます。
これが咲くやこの花館のクリプス。
ウチの子の今の状態とあまり変わりないか・・・。