山に癒されて…♪

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自己世界の超ロ~ング日記です
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御池岳4 御池岳~茶野

2019年05月28日 | 山登り 近畿 霊仙 伊吹 藤原
2019年5月12日(日)☀ 鈴北岳~御池岳~鈴ヶ岳~茶野


 
御池岳からの続きです


行くぞ!


チチの言葉に誘われるように出発します
この時 まだ気楽に考えていた私
チチが単に
歩き易い所を歩くはずもないのに…



 まずは北鈴岳へ

 バイケイソウの群生


石灰岩の山頂は バイケイソウ畑へと変わります

バイケイソウを守るように
ロープを張られた道を下っていきますが
今年はバイケイソウの当たり年になるのでしょうか…

見事に茂った葉が その先に来るであろう
お花畑に期待を持たせてくれます



 踏み跡以外立入禁止

 鈴北岳分岐


T字の分岐 ここは
真の谷コグルミ谷道と御池岳の分岐点です

コグルミ谷への道は薄いも踏み跡はあります
この先に幻の池があるといいますが
まだ踏み入れたことはありません

今回もまた 目的が違うため
踏み跡の濃い 鈴北岳方面へ歩を進め
まずは 日本庭園へ向かいます



 日本庭園の端

 真の池


日本庭園と言えどそこは 
ドリーネが点在するカルスト地帯

ドリーネに溜まった水が池となり
いい感じに演出してくれています

間の池もその一つ

日本庭園のみならず 
御池のテーブルランド全体に
カルスト地帯の特性が見られています

ドリーネ→ウバーレ→ポリエと広がるそうですが
専門知識は乏しいので どの範囲で区別するのかは
よくわかりません

ドリーネ同士がくっ付いて 
少し細長く大きな窪みも見られます
これをウバーレと言うのでしょうか…?

覗いて見える形は単に円錐形したものとは限らず
複雑な形を見せている所も…
本当に 見て歩くには飽きません♪

ウバーレがさらに溶かされ
さらに広がるとポリエになるそうです

ポリエの底面積は数百平方KmにKmも及び、
人が住むこともあるそうな…ただし…
日本でポリエを見る事は難しいと聞きます…

因みに鍾乳洞は 
石灰岩の溶食作用によっておこる洞窟ですが

これほどの広さの台地の奥底には
未だ発見されていない鍾乳洞があり
そして…
もしかすると…
地底人がいるかも…

密かに妄想の中に入って 一人楽しむ私です


そして 元池との分岐である
日本庭園の十字路まで戻ってきました


 日本庭園の十字路
 北鈴岳通過


丁度 一周した形で戻ってきました
ここからは登ってきたルートではなく
もう少し足を延ばして そのまま尾根を進みます

目の前の鈴ヶ岳へ向かいます


 下って樹林帯へ
 再びバイケイソウ畑
 落とし穴?

 鈴ヶ岳を見て下る


暫く鈴ヶ岳の姿を 樹間から覗き見しながら
どんどんと下っていきます
途中 何と!落とし穴?発見!

いやいや 地底人の仕業か!
 ここが出入り口?
私の妄想が始まります

それにしても 不自然なほど
綺麗に陥没しています

地下に鍾乳洞などがあり
その天井が崩落してできる窪みがあります
それを陥没ドリーネと言いますが…

この穴が 陥没ドリーネだとしたら
その下には未発見の鍾乳洞が地下にあるのでしょうか…


広い鞍部が見えるところまで
下っていきます



 広い鞍部に出る
 ヒルコバ


広い鞍部がヒルコバです

ここから鈴ヶ岳へは登り一筋
な登りが待っています


 ヒトリシズカ


ヒルコバからの根性を入れて登りますが…
軟弱者の私は すぐにしんどい
愚痴がこぼれてしまいます…

すると お花たちが
鼓舞激励してくれます


踏ん張って登れ
間違って落ちたら
 
地獄の窯の蓋
が開くぞ


落ちたくなかったら
文句を言わずに 
 
ヒトリシズカ
に登れ!


ただ只管登っていきます

そして…




鈴ヶ岳 1130m


鈴ヶ岳の山頂は 静かな森の一角のようです
樹木の切れ間に遠望は望めますが
樹間の中の広場のようです

急登を登った直後で だくだく
少し休憩を取り呼吸を整えます


  ルイヨウボタン


バイケイソウをはじめとする
野の草花が絨毯のようにひろがり
早めの初夏の面差しを感じさせ始めています


 フデリンドウ


稜線に沿って小さな起伏を越えて
時にカルスト地帯の岩場を踏み越えて
もう一つの目的である茶野まで急ぎます




広い樹林帯の稜線は
どこまでも続けと願うほど
森の中に溶け込むように 
気持ちよく歩きます


 第1の鉄塔 乙七


一つの鉄塔を見つけ
もう一つの鉄塔へと向かいます

今回はこの幾つかの鉄塔キーワード
この鉄塔を一つの目印に歩いていたように思います


 鉄塔を通り過ぎる
 マルバコンロウソウ
 第2の鉄塔 甲六


鉄塔甲六ちょうど桜峠の分岐点
チチは何故かこの鉄塔の周辺を偵察しています



 桜峠
 標識


二つ目の鉄塔
これが鬼門のように思う私です

以前もこの二つ目の鉄塔のある桜峠
難関のルートの止まり木でした

以前はここを登ってきたのですが
今回はここをるようです

しかし その前に茶野山
向かわなければなりません

見つけそびれた山頂の標識を探しに
稜線をそのまま進んでいきます



 一つのピークへホッチラコ‼
 二のピークもヨッコラショ‼

三つほど越えなければならないピークがあります
緩やかとはいえ アップダウンは堪えます…


 フタリシズカの蕾
 日本タンポポの蕾


まだ蕾の花たちも
お日様恋しいと空を向いてます

私はただただ 地面と睨めっこ!


 丘のような稜線


禿山のように草木がなくなっている部分が見え
その中央に老いた樹がひっそりと立っています

以前はこの辺りを茶野山頂と勘違いをして
山頂の標識や目印を探し回ったのを思い出します


 


中心に立つ木が気になります 
この~樹なんの木
気になる 気になる 
 だ~れも居ないけど~♪


見つかるもない標識探しから 
五年の月日が経ち
再び 同じ場所に立っています


そして左方向に見える小高い丘…?
になるではありませんか…!


行ってみよう!



 もう一つのピーク!



 踏み跡は薄い…
でも
踏み跡はあります
それでは 行かねば後悔をしてしまう

チチの後を追う様に登っていきます…


そして…


 茶野と書かれた標識

 茶野山


あった~!

標識を見つけます!
宿題となっていた茶野山の頂に立ちました!

五年越しの宿題をやっと
終わらせました

暫くその場にとどまって
気持ちの良い虚脱感を感じます♪




鈴鹿方面と三角帽子の天狗堂

 雲仙山


御池から見た天狗堂の姿もまた
見る方向から雰囲気が違う様に思います


反対側の遠望には 霊仙山が姿を現し
その後ろにうっすらと伊吹山が覗いています


 カテンソウ


腰を落として 休んだ岩の間から
小さな小さなお花が顔を出しています♪

小さくとも愛らしい姿のお花です♪



鈴鹿方面

 鈴ヶ岳・御池方面


本日のミッション終了!
景色を堪能したら さらばだ!



 後は帰るだけ…


これが甘かった…




この時はまだ呑気に構えて
帰るだけ~と高を括っていた私


 来た尾根道引き返し
 桜峠まで一気に戻る


げっ!
そ…そこ 下るの~!
…道…無いよ!

あるある ちゃんとあるよ~

出た~!

チチのあるある
デンジャランスなサプライズ!




足元が崩れる~
わっ!滑りそう~
 道…て何処にあるの!

ぶつぶつ言いながら下る私…

 やっと巡視路にでた?
 倒木で道がえてる!
 倒木も無視でみますか?
 それ 道ですか~?



チチ~ 足が届きません~

難儀する私の証拠写真を撮って
さっさと進むチチ…


 待って~!道はまだ?


伐採された斜面
明るく開けた所だけど
道がない…

道がないのに チチは
迷うことなく進んでいくのでしょう

以前歩いたルートは
伐採や災害などで消えているようです

あったはずの水平路も大規模な伐採の影響で
分からなくなっていたようですが
チチの頭の中にには地形が入っており
歩けそうな所を歩いて
目的としている鉄塔を目指して進んでいくようです

私は せめて足手纏いにならぬよう
滑落しないよう必死の形相でついていきますが
自身の中の危機管理が 臆病にさせる事もあります


そして この日 地図とコンパスの入った
ポーチを忘れたことを後悔します

せめて 自分のタイミングで地図確認できたら
もう少し安心していられたはずなのに…




 国道306号が見える
 
 一つ目の鉄塔 乙六


漸く鉄塔を見つけて
鉄塔まで辿り着いたときは
ホッとして 
ここで漸く 周りの景色を見た感じがします



 巡視路
 二つ目の鉄塔が見えてきた

 二つ目鉄塔 甲五


どんなに急でも 巡視路であるという安心感が
不安を感じさせません

二つ目の鉄塔からは 
の~んびりと樹林帯を歩く感じです

ここなら何が起きても 大丈夫!
ふと そんな言葉が漏れます


 もうひと踏ん張り!


もう ただの山歩き
静かな樹林帯に癒されます


 取付き地点


漸く 暗い穴から
出てこれたような錯覚に陥ります

そして 国道まで下って来れたことに
安堵した時でもあります




テーブルランドの北端を歩き
宿題を残したものを片付けようと
歩いて歩いて…また宿題を残し…

山歩きはいつ終わるのでしょうか
飽きる事の無い山との関り
 もしかして 下山できた時が始まりかもしれません…


それでも 今日のミッション終了したという事で
帰路につく事にしました








長い長い御池岳の山行記に
最後までお付き合い下さってありがとうございます

年々 書く事が難しくなりだし
まとめる事が出来ずに
ダラダラと長くなっております

どうぞ そんなブログではありますが
 今後も宜しくお願い致します



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