山に癒されて…♪

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琵琶湖 沖島 番外編

2016年11月07日 | 山登り 近畿
2016年11月3日(日)☼/一時☁ 滋賀県近江八幡市 沖島




出向まで1時間以上あります
小さな島でどうして時間を過ごしましょう…


下山してくるときに気になっていた 頭山
その山腹に寄り添うように建てられている奥津島神社

時間にゆとりがあるようですので
再び島観光をする事にしました


沖島漁港から周辺に伸びる一本道
そこから民家の奥に通じる狭い路地を歩いていきますが
決して車は通れません
自転車との離合も難しいほど狭い路地もあります


下山で出た登山口の沖島コミュニティーセンタ―まで戻ると
そのセンターの前の公園があり その横を通る道がありますが

細くともメインの道のようです

民家ともお店ともいえない 長屋の様な町並みがあります
その並びに おきしま資料館があります





沖島資料館




年代を感じさせるつくりの入り口…
ちょっと誘われるように入館してみますと
そこはタイムスリップしたような世界が待っています







入ってすぐの土間には
当時の道具が所狭しと飾られており
漁業の島であることを感じさせます








入館料は 200円となっており
館内には案内人の方がおられて
「はい200万円ね♪」と 声を掛けて下さいます♪

最初に案内人のお話があり
島の歴史や現在に至るまでの生活のあり方など
自身の思い出を混ぜてお話して下さいます




  




年代物の品々ですが 懐かしいものもあり
ふと…時間が遡って
自分の子供のころを懐かしく思うところも…


この資料館の前にある公園のあたりまで
本当は 湖畔で、後に埋め立てられ広がったのが
今の漁港の様子だそうです

それまでは 琵琶湖の水はそのまま飲めており
食器などを洗った後に 喉が渇いたと…
洗った食器で 湖の水をそのまま飲んだとか…

今では考えられません…

これも埋立てたことが影響して浄化しない水が 
直接 湖に流れてしまうようになった事が原因だと
残念そうにお話された姿が印象に残っています


他にも色々なお話が聞けて とても有意義な時間でした




いっぷくどうへの入口



さて…
資料館を出て 頭山方面へと向かい途中
三軒隣りの建物の壁に診た張り紙…

いっぷくどう…

島唯一の喫茶店
その張り紙の横の狭い路地を入って行くようです





寄りたい…と チチにせがんで見ましたが
まずは目的の所に行ってから…と
止められてしまいます…


後ろ髪を引かれる思いで チチの後を過ぎていきます




標識を見ながら 
民家の奥に通じる狭い路地を入っていくと 
右手に石の階段があり 
石の鳥居が見下ろすように迎えてくれます


急な石の階段をのぼって境内に入ります





奥津島神社 鳥居



沖島の氏神さんの奥津島神社です
島の人は宮さんと呼んで親しまれているようです

沖島の歴史は古く
今から250年前に再建されましたが 
その間にも何度が修復されてきたそうです

しかし老朽化は止める事が出来ず 氏子の念願で
神殿が平成15年11月造営奉納さたそうです


奥津島神社の境内には 
社歴由緒の木製の碑が建立されており
その中には 紫式部が詠んだ歌が残されております


おいつしま 
守りの神やいますらん
波もさわがぬわらわえの浦

紫式部



本当に古い歴史が残されているのだと
感じ入ります…




奥津島(瀛津島)神社





資料より抜粋

神巧皇后じんぐこうごうが福岡県から百済に行く時に、
海が大荒れで出航できず、筑前宗像神社に祈願されて
無事に凱旋された事から、藤原不比等も宗像神社と同じように、
この淡海で同じような一直線で結ばれた沖島に社殿を創立させ、
航海の安全と五穀豊穣、水火の避難を祈願する祭りが催されました。
その祭りは千三百有余年間過ぎた今も、途切れなく春と秋に盛大に奉納され、
また月例際も行われています

元明天皇の勅使のもとで和銅5年(西暦712年)
藤原鎌足の子、右大臣淡海公藤原不比等により、社殿が創立されました

その起源は舒明(じょうめい)天皇にあると言われます。

奥津島神社奥津島(瀛津島)神社には奥津島姫命が祀ってあります。
竹生島には湍津姫命 
多景島には多紀理毘賣命が祀ってあります。
この三神は、天照大神が天の真名井(琵琶湖)に生んだ三神で、
ここから近江高天原説が生まれるのです

奥津島(瀛津島)神社を真ん中にして、
一線上に並ぶのは“白髪神社”と“日牟礼神社”です

湖西に鎮座する白髪神社(祭神は猿田彦命) の鳥居は
湖中に建てられていますが、神額が両面に揚げられており、
その形態は他に例を見ません。
よって白髪神社を拝する場合は、
湖上から遥拝することになりますが
陸地から拝するのは、鳥居が真正面に位置する沖島です。

おきしま倶楽部より






工事中の山神神社




奥津島神社の上には 山神神社がありますが
今回は工事中の為 下から見上げるだけにしました

山神神社は 採石が行われていた頃の事、
現在の様な道具もない時代 
厳しい環境の砕石場では死傷者が多く出たと言います
その犠牲者の供養と安全祈願のために 山神さんが設けられたとか…


高台から 漁港を始め琵琶湖を見下ろし
島の人々を守っていたのでしょう…



資料
明治初期石材採掘が盛んになり、石工が島に渡ってきたとき勧請したものと伝えられ、
採石場で怪我人が絶えなかったため新たに現在地に造営を行い、
神霊をそこに遷したのであり氏神同様、春秋二回の例祭を行っている。
宮氏は氏神宮氏深井氏がかねていて、祭礼時の当日は、神前で巫女の湯神楽が現在も行われている。
おきしま倶楽部HPより






境内から琵琶湖と奥島山を望む



奥津島神社を後にして
再び細い路地を歩きます







分かれる路上には 行く先の案内が記されております








沖島漁港の乗船場に行く前に…

念願の甘味処 いっぷくどうに立ち寄ります
お預けを食らっていましたので
何と心馳せるのでしょう♪





いっぷくどう



古い民家を解放した甘味処のお店で
タイムスリップした島の喫茶店です

どこか懐かしく 寛げる空間に ホッコリとします


テーブルに置かれた 野草…
お茶の心得のような 素朴なおもてなしです


お店の女将さんと
少し島のお話で盛り上がり…
頼んだコーヒーとケーキ
お写真に撮っておくこと忘れました…



ゆるりとした時間を過ごしても尚…時間はまだ余ります





沖島漁業会館


漁港に戻っても ブラブラと時間を弄びます




沖島漁業会館の休憩所



休憩所で少し休みますが
チョッと気になるものがあります





沖島よそものコロッケ



2010年 第5回 企業&NPO協働アイデアコンテストに出展して
見事 最優秀賞を取ったB級グルメだとか…


沖島で水揚げされた鮮度の良い天然ブラックバスをミンチにして、
おから、ハーブなどを加えて作られたコロッケだそうです

じゃがいもは使用せず おからで作っておりますので
とてもヘルシーで 味も塩味であっさりとした
美味しいコロッケです

幾つでも食べられそうです…が
調子に乗って食べていると
後で お腹が予想以上に膨らんでしまうかも…
これは おからの特性ですが…
お通じには とても良さそうです

なので…気になっておりましたコロッケ
思い切って頼んでみます



沖島よそものコロッケよそものとは、
琵琶湖固有種に対して外来魚=外から来た魚という意味だそうです



よそ者よそものコロッケを所望したことになりますね♪



因みにお値段は
カップに6個入りで300円(税込)でした♪




鳶が滑空中♪


待ち時間の間 皆との階段状の船着き場に腰掛けて
日光浴かたがた のんびりと湖面を眺めます


カワウが漁業をしております

水面から水中に姿を消して しばらくすると
浮上してきます




川鵜



それを待っていたかのように
近くを低空飛行をしていた鳶が 
カワウを襲います!


カワウが 水面を飛び跳ねます



広げた羽が水面をたたき
静かな湖面が乱れます…







初めて鵜飼い場面を見ました
それも鳶が鵜飼いする場面を…


何やら水面をたたくように
鳶とカワウが絡み合って…

そして、カワウはとってきた魚を吐き出し
それを鳶が浚っていく…








そのあとは 何事もなかったかのように
穏やかな時が戻ってきました…


自然の出来事 衝撃でした






おきしま通船


時は2時…
漸く 乗船の時間となりまして出港します


のんびりとした時を過ごせた文化の日でした






長いブログに最後までお付き合い下さって 
ありがとうございました♪














PS
同じ週の日曜日は
紅葉を見にお出かけしてみる事…







黄葉も終わりを告げて
お山は 冬支度を早めているようです









病み上がりとはいえ
少しづつ体力をもとに戻さねばならないと…
近くのお山で身体慣らしをする為 


3~4時間程度の軽い距離を歩いてきました


また その時の様子を綴ってまいります



引き続き
お付き合いして下さると嬉しく思います
よろしくお願い致します♪



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ゆったりの時間は良いですね! (J-Blue)
2016-11-09 18:42:11
今晩わ!
いつも拝見しています。
琵琶湖 沖島 番外編も楽しく拝見しました。

素朴な漁村風景写真がとても心に響きました。

「沖島 よそもの コロッケ」食べてみたいものです!
そして、カワウとトンビのバトルが何とも興味深く見ました。

次の「チチ」さんの後ろ姿!・・・・・格好いいですね!・・・・・
返信する
J-Blue様 (nanekobi5963)
2016-11-09 23:38:28
こんばんわ♪

ありがとうございます
とても嬉しいお言葉
拙いブログですが とても励みになります♪

本当に何もないと言えば何もありませんが
自然豊かな漁村の風景は
心癒される思いで 良い観光ができました

よそものコロッケ 是非とも食して頂きたいコロッケです
本当にヘルシーで身体に優しく感じましたよ

カワウと鳶 目の前で繰り広げられたバトル
写真に納める間もなく 目を奪われてしまいました
自然の驚異の様で
何とも静かな空間に 一波立った感じでした

>「チチ」さんの後ろ姿…
ありがとうございます

でも、チチには内緒にしておこうかしら
宙に舞ってしまいそうですから(笑)

いつも コメントありがとうございます♪
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