2016年6月18日(土曜日)晴れ後曇り
伯母峰峠からのつづきです
前回までのお話はこちらをご参照ください♪
伯母峰峠の下には
大台口隧道があり その上の峠を歩く事になります
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この辺りは 冬になると雪深く、
大台ドライブウェイは閉鎖されてしまいます
雪が積もりだすと ゲート脇からよく
ワンコを連れて散歩方々歩いたものです…
今は 緑に包まれた峠の道を登り
ここから 大台山脈の尾根歩きを楽しみます
コナスビ
植林の急阪
暫し 植林の中の急な道を 必死ら もっしら?
汗をフキ
フキ
登ります
時折 下から車の音がしてきますが
基本 ひっそりとした 静かな空間を歩いて行きます
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植林と自然林に分かれた尾根道
尾根を南北に分けて
自然林と植林がきれいに別れている尾根が続きます
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この辺りで 一旦稜線から離れ 南側を巻くように歩きますが
山道にしては 道幅が広く感じます
昔の街道でも こんなに広くはなかったのでは…?
何らかの歴史がこの道には隠されていそう・・・
心静かに 耳を澄ませれば…
何やら 往来していた昔の人々の足音が
聞こえて来るのではないかと思える風情があります
標識
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スカイラインへ降りる分岐?
再び尾根道に入ると
スカイライン方面に伸びているのではないかと思える分岐道に出ます
そのまままっすぐ尾根沿いにすすみますが
振り返ってみても
しっかりとした 広い道がそこにあり なぜか気になります…
農林水産省伯母ヶ峰中継局
少し痩せ尾根のような感じになり
根が張った樹林の尾根道は どこか大峰を思わせる雰囲気があります
アップダウンのある尾根道を進むと
農林水産省の伯母ヶ峰中継局の建物が見えてきます
この建物の向こうに伯母ヶ峰があるはず…
そう思っておりましたが…
ここからも 急なアップダウンの道が続きます…
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樹林帯の尾根
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深い樹林帯の尾根を歩いていると
色々な木々の姿を楽しめます
その中でも
ひときわ目を惹いたのが
寄生するかのようにしがみ付くツルアジサイの姿…
ツルアジサイの生命力のたくましさを感じてしまいます…
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伯母ヶ峰頂上手前
尾根は 台高・大峰らしい姿を見せ
足場を絡めた根が 尾根全体に張り巡らせて 誘ってくれます
曲線を描くように延びる痩せ尾根を さらに歩いていくと
スカイライン上の樹林の間に 標識らしきものが確認できます
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伯母ヶ峰 1266m
展望は望めない尾根の頂点が 伯母ヶ峰のようです
しかし、周囲のお山を望めないにしても
この独特な雰囲気は 嫌いではありません
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誰も登ってくる気配がなく 独り占めのように
狭い山頂の一角から 来た道を見ながら休憩を取ります
樹林の合間からスポットライトを浴びるかのような空間が
何とも言えぬ癒しのスポットのようで
一灯の恵みを頂いた気持ちです
しかし…
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さすが…と言わしめる 大峰・台高山系らしいお山です
お山につきものとでもいいましょうか…
小さな虫たちが わんさか寄ってきて
気分を害するほどに…
その数は 増えても減らず
ザックや服に 黒いゴマを振りかけたよう…
耳や目下で ブンブンと羽音を立てて飛び回る虫に
やはり嫌気がさしてきて…
早々に引き上げる事にします
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日本岳、小普賢、大普賢
帰り道 樹間から連なる大峰のお山が覗けるところが…
深い樹林帯の中から 時折見せるお山の姿は
ハッとするほど 心惹かれ 魅せられます
また、いつの日か 近いうちに…
大峰のお山散策しに行きましょう♪
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来た尾根道を再び歩きます
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雑木林の尾根…
樹齢何年であろうかと思うほどの大木が
木々の中で貫禄を見せつけます
標識
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ふと見上げた先に 標識があります
やはり ここは雪深い所なのでしょうか…
吹き溜まりにでもなるのでしょうか…
標識に位置から考えると 半端なく深そうに思います…
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農林水産省伯母ヶ峰中継局
中継局まで戻ってきました
行きと帰りは同じ道でも 感じが変わります
こんな大木が傍で佇んでいたなんて
どれほどの年月を刻んできたのでしょう
年輪の大きさを感じさせます
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台高山脈方面
目線が変われば風景も変わります
樹間から覗くは台高山脈…
静かに お互いを見つめ合うように 展望を楽しみます
名もなきピークの南端
名前が付いていてもよさそうなピークにでます
奥の南面に道がありそうです
チョッと偵察に 南端の方に行ってみます
微かに踏み跡があるような…無いような…
黒石谷へ降りたのか…登って来たのか…
はたまた 歩いた人がいるのか…いないのか…
地図を片手に…いつか挑んでみましょうか…
黒石山 台高山脈
その名もなきピークからは
木々の間から 台高山脈をバックに 黒石山が見えます
以前 ワンコと一緒に登ったお山だよ…
???
えっ…覚えていないの?
高見山までは覚えているのですが
どうも 黒石山は まったく記憶にない私…
特徴がなかったのかしら?
どんなに記憶の引き出しを開いてみても
想いだすことができません…
高見山からの縦走路の一角で…記憶が飛んでしまっています
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そんな事 気にもせず
先を急いて下る事にします
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時に 自然は 素晴らしい造形を
何気に 残してくれます
それが オブジェのようになって
その場の雰囲気を作ってくれます
コナスビ
今回は コナスビの花がよく目に留まります
腐葉土色の道を ちりばめられたように 咲いて
愉しませてくれます
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静かです…
梅雨の合間の 雨休み…
すっきりしなくても
緑の合間の木漏れ日の優しさが
ほんのりと 地面に沁み込むよう…
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尾根歩きの後は
再び尾根を撒くような山街道?へ
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伯母峰峠
伯母峰峠を逆に見て
今度は鉄の階段を上っていきます
ギンリョウソウ
そういえばギンリョウソウって 種子植物です
光合成とは無縁で どちらかというと苔やキノコ類に属しそうな感じですが
ちゃんと種子を作るんですね
だけど…
種子を作るためには、誰かに花粉を運んでもらわねばなりませんが…
こんなに色白さんで 虫をどうやって呼ぶのでしょう?
とある 偉い植物学者様が 申しますには…
「紫外線を吸収する腐葉土に囲まれ、
暗い森の中で咲くギンリョウソウは、
全反射することで昆虫の目にも目立つのだとしています」
暗い中で 一筋の光を見つけたかのように
虫さんには見えるという事でしょうか
自然のすることは 摩訶不思議です…
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そんなギンリョウソウを見ながら
急な登りに 一汗も二汗も掻いている私です
ピストン山歩きの鉄則
登りの道は下り
下った道は登らなければなりません
急な坂になると
来るときはこんなに急な下りだったかしら…と
ぼやいてしまう私です
登りの時には 見えなかった 穴見っけ♪
下りなのに…また、登るのですか
と 俯く私…
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見たことのある樹林の急斜面…
もうすぐ あの東屋が見えてくるはず…
和佐俣山分岐の東屋
ほ~ら♪
東屋の陰が木の間から見えました♪
だ・け・ど…
東屋には立ち寄らず そのまま一気に下っていきます
山腹を添うようについている階段の道
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崩壊した道の迂回路
崩壊した道は 通行禁止
その脇にある道を利用しますが
これが 来るとき 意外に急な下りの
歩きにくかった道です
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崩壊した道
道から見下ろせば
崩壊した斜面が痛々しい…
長い階段を歩きます
この辺りからですね…例のものが蠢く道…
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ヒルの棲む落葉の通り道
ここは チチも無言! 私も無言!
落ち葉に足を取られようが…
浮石を踏んで 滑りそうになろうが…
何も言わずに足早に下っていきます…
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舗装道路が見え もうすぐ登山口です
もうすぐ…
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もうすぐ…
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登山口
和佐又口バス停前の舗装道路に出た時
漸く 安堵しました…
何をするよりも先に
足元や 服を見ます…
蛭がついてきていないかの確認です!
お連れするのは 御免被るため…
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やれやれ・・・
それでは 温泉にでも浸かりに参りましょうか…
奈良のお山は やはり 手強くも 楽しいお山でした♪
伯母峰峠からのつづきです
前回までのお話はこちらをご参照ください♪
伯母峰峠の下には
大台口隧道があり その上の峠を歩く事になります
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この辺りは 冬になると雪深く、
大台ドライブウェイは閉鎖されてしまいます
雪が積もりだすと ゲート脇からよく
ワンコを連れて散歩方々歩いたものです…
今は 緑に包まれた峠の道を登り
ここから 大台山脈の尾根歩きを楽しみます
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暫し 植林の中の急な道を 必死ら もっしら?
汗をフキ
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時折 下から車の音がしてきますが
基本 ひっそりとした 静かな空間を歩いて行きます
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植林と自然林に分かれた尾根道
尾根を南北に分けて
自然林と植林がきれいに別れている尾根が続きます
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この辺りで 一旦稜線から離れ 南側を巻くように歩きますが
山道にしては 道幅が広く感じます
昔の街道でも こんなに広くはなかったのでは…?
何らかの歴史がこの道には隠されていそう・・・
心静かに 耳を澄ませれば…
何やら 往来していた昔の人々の足音が
聞こえて来るのではないかと思える風情があります
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スカイラインへ降りる分岐?
再び尾根道に入ると
スカイライン方面に伸びているのではないかと思える分岐道に出ます
そのまままっすぐ尾根沿いにすすみますが
振り返ってみても
しっかりとした 広い道がそこにあり なぜか気になります…
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農林水産省伯母ヶ峰中継局
少し痩せ尾根のような感じになり
根が張った樹林の尾根道は どこか大峰を思わせる雰囲気があります
アップダウンのある尾根道を進むと
農林水産省の伯母ヶ峰中継局の建物が見えてきます
この建物の向こうに伯母ヶ峰があるはず…
そう思っておりましたが…
ここからも 急なアップダウンの道が続きます…
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深い樹林帯の尾根を歩いていると
色々な木々の姿を楽しめます
その中でも
ひときわ目を惹いたのが
寄生するかのようにしがみ付くツルアジサイの姿…
ツルアジサイの生命力のたくましさを感じてしまいます…
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伯母ヶ峰頂上手前
尾根は 台高・大峰らしい姿を見せ
足場を絡めた根が 尾根全体に張り巡らせて 誘ってくれます
曲線を描くように延びる痩せ尾根を さらに歩いていくと
スカイライン上の樹林の間に 標識らしきものが確認できます
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伯母ヶ峰 1266m
展望は望めない尾根の頂点が 伯母ヶ峰のようです
しかし、周囲のお山を望めないにしても
この独特な雰囲気は 嫌いではありません
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誰も登ってくる気配がなく 独り占めのように
狭い山頂の一角から 来た道を見ながら休憩を取ります
樹林の合間からスポットライトを浴びるかのような空間が
何とも言えぬ癒しのスポットのようで
一灯の恵みを頂いた気持ちです
しかし…
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さすが…と言わしめる 大峰・台高山系らしいお山です
お山につきものとでもいいましょうか…
小さな虫たちが わんさか寄ってきて
気分を害するほどに…
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その数は 増えても減らず
ザックや服に 黒いゴマを振りかけたよう…
耳や目下で ブンブンと羽音を立てて飛び回る虫に
やはり嫌気がさしてきて…
早々に引き上げる事にします
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日本岳、小普賢、大普賢
帰り道 樹間から連なる大峰のお山が覗けるところが…
深い樹林帯の中から 時折見せるお山の姿は
ハッとするほど 心惹かれ 魅せられます
また、いつの日か 近いうちに…
大峰のお山散策しに行きましょう♪
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来た尾根道を再び歩きます
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雑木林の尾根…
樹齢何年であろうかと思うほどの大木が
木々の中で貫禄を見せつけます
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ふと見上げた先に 標識があります
やはり ここは雪深い所なのでしょうか…
吹き溜まりにでもなるのでしょうか…
標識に位置から考えると 半端なく深そうに思います…
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農林水産省伯母ヶ峰中継局
中継局まで戻ってきました
行きと帰りは同じ道でも 感じが変わります
こんな大木が傍で佇んでいたなんて
どれほどの年月を刻んできたのでしょう
年輪の大きさを感じさせます
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台高山脈方面
目線が変われば風景も変わります
樹間から覗くは台高山脈…
静かに お互いを見つめ合うように 展望を楽しみます
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名前が付いていてもよさそうなピークにでます
奥の南面に道がありそうです
チョッと偵察に 南端の方に行ってみます
微かに踏み跡があるような…無いような…
黒石谷へ降りたのか…登って来たのか…
はたまた 歩いた人がいるのか…いないのか…
地図を片手に…いつか挑んでみましょうか…
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黒石山 台高山脈
その名もなきピークからは
木々の間から 台高山脈をバックに 黒石山が見えます
以前 ワンコと一緒に登ったお山だよ…
???
えっ…覚えていないの?
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高見山までは覚えているのですが
どうも 黒石山は まったく記憶にない私…
特徴がなかったのかしら?
どんなに記憶の引き出しを開いてみても
想いだすことができません…
高見山からの縦走路の一角で…記憶が飛んでしまっています
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そんな事 気にもせず
先を急いて下る事にします
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時に 自然は 素晴らしい造形を
何気に 残してくれます
それが オブジェのようになって
その場の雰囲気を作ってくれます
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今回は コナスビの花がよく目に留まります
腐葉土色の道を ちりばめられたように 咲いて
愉しませてくれます
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静かです…
梅雨の合間の 雨休み…
すっきりしなくても
緑の合間の木漏れ日の優しさが
ほんのりと 地面に沁み込むよう…
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尾根歩きの後は
再び尾根を撒くような山街道?へ
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伯母峰峠
伯母峰峠を逆に見て
今度は鉄の階段を上っていきます
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そういえばギンリョウソウって 種子植物です
光合成とは無縁で どちらかというと苔やキノコ類に属しそうな感じですが
ちゃんと種子を作るんですね
だけど…
種子を作るためには、誰かに花粉を運んでもらわねばなりませんが…
こんなに色白さんで 虫をどうやって呼ぶのでしょう?
とある 偉い植物学者様が 申しますには…
「紫外線を吸収する腐葉土に囲まれ、
暗い森の中で咲くギンリョウソウは、
全反射することで昆虫の目にも目立つのだとしています」
暗い中で 一筋の光を見つけたかのように
虫さんには見えるという事でしょうか
自然のすることは 摩訶不思議です…
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そんなギンリョウソウを見ながら
急な登りに 一汗も二汗も掻いている私です
ピストン山歩きの鉄則
登りの道は下り
下った道は登らなければなりません
急な坂になると
来るときはこんなに急な下りだったかしら…と
ぼやいてしまう私です
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見たことのある樹林の急斜面…
もうすぐ あの東屋が見えてくるはず…
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ほ~ら♪
東屋の陰が木の間から見えました♪
だ・け・ど…
東屋には立ち寄らず そのまま一気に下っていきます
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崩壊した道の迂回路
崩壊した道は 通行禁止
その脇にある道を利用しますが
これが 来るとき 意外に急な下りの
歩きにくかった道です
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崩壊した道
道から見下ろせば
崩壊した斜面が痛々しい…
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長い階段を歩きます
この辺りからですね…例のものが蠢く道…
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ヒルの棲む落葉の通り道
ここは チチも無言! 私も無言!
落ち葉に足を取られようが…
浮石を踏んで 滑りそうになろうが…
何も言わずに足早に下っていきます…
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舗装道路が見え もうすぐ登山口です
もうすぐ…
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もうすぐ…
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登山口
和佐又口バス停前の舗装道路に出た時
漸く 安堵しました…
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何をするよりも先に
足元や 服を見ます…
蛭がついてきていないかの確認です!
お連れするのは 御免被るため…
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やれやれ・・・
それでは 温泉にでも浸かりに参りましょうか…
奈良のお山は やはり 手強くも 楽しいお山でした♪
植林と尾根で分けるブナの新緑も、紀伊半島の山らしい風景 炭焼き場をけっこう残ってるのでしょうか
ブナの落葉が腐葉土へ変わろうとしてますね
秋の深まる頃もいいかもしれませんね
台高と大峰に挟まれた奥深き山域
nanekobiさん山スタイルですね。
昨日は思い立って 白山のお花を見てきました。
また長々と綴っていきますので見てやってくださいね
空気が変わって 何とも言えぬ空間に包まれました♪
低くとも 自然の深さは負けない感じです(笑)
炭焼き場の後でしょうか…所々 人の存在を示すものが…
歴史は、深き樹林の中で眠ってはいますが…
白山ですか~!
私も、行きたいとウズウズしておりました
こちらからは ちょっとそこまで…と出るに出られず
老犬の世話もあって 今年は泊山行は難しそう…
御池めぐりされたのでしょうか?
沢山のお花畑…わぁ~胸躍ります♪
とても とても楽しみです♪
白山の魅力を 錫杖様の所で
愉しませて頂きます~♪
いつも コメントをありがとうございます♪
よく整備された登山道ですね
サラサラ・グリーンのブナ林の中で
マイナスイオンをたっぷり吸収されたことでしょう
時間的にも余裕の下山時刻で 温泉が楽しみですね
夏山の落ち葉の道は、ヒルが気になりますね
前回記事のコメントご返信で
ヒルに関するご解説いただきまして
ありがとうございました
やはりマムシとヒルは怖いです(^o^)
ハイ 尾根に出てしまえば本当に
マイナスイオンを味わえる 所でした
山歩きの後は やはり温泉付きでなければ…(笑)
これからの季節
本当に蛭が気になります
ヒル休みは無さそうですが
ヒルサガリのジョーは有効のようです♪
>前回記事のコメントご返信で
ヒルに関するご解説いただきまして
ありがとうございました
いえいえ…こちらこそ…
知ったかぶりの私…後から 恥ずかしくなってしまいました
それでも、ヒルはやはり嫌ですね…
マムシも怖いですが…
温かい昼下がりは 蛭ではなく
マムシが姿を見せていますものね…
どちらにも、気をつけなければ…と思っております
最近、仕事に追われて
中々更新もレスも ブログ拝見もできていませんが
時間を見つけてお邪魔させて頂いております
レスが遅くなって本当にスミマセン
コメントをありがとうございます♪