今日の空
梅雨明けしたと報道されたのに
今朝の空は ドンより重たい感じで
雲が空一面覆い尽くしております
この時期、梅雨明け後はしばらく安定した日が続くはずなのですが
やはりお天気はおかしくなっているのでしょうか…
ムシムシした空気と
蝉の声が、絡むような暑さで 少しウンザリしてしまいます
では…
週末のお山のお話に戻りましょう…
怪しいお空をお供に
暗くなってやってきたのは 唐沢鉱泉…
オーレン小屋への道よりは、
道路状況はよく…台風の影響も気にする事はなく
無事に唐沢鉱泉の駐車場に着きました
ここで仮眠を取って朝を迎える事にします
雨は止んでいますが
冷たい風が吹いて…下界の暑さを忘れてしまいそうです
まだ薄暗い朝…ぼちぼちと支度を始めます
いつの間にか車の列ができており
駐車場は満杯になっていました
駐車場には男女一つずつのトイレが設置されておりますが
渋滞する前に、いそいそと用足しを済ませておきます
ここのおトイレ…
開けてびっくり…!
便座が 階段を登った上の方に…
用を足す瞬間…どこかのお殿様にでもなった気分になります…のは
私だけでしょう…か?(^m^;
キバナノヤマオダマキ(黄花山苧環)
唐沢鉱泉の前のキバナノヤマオダマキに見送られながら出発します
コースタイムは お花の写真撮りに夢中になり
足を止める事が多かったので、
目安にはならないと思いますので
悪しからず…大目に見て頂けると助かりますσ(^^;
コースタイム
仮眠から起床 唐沢鉱泉駐車場 5:20 → 6:08 枯尾の峰分岐(尾根に上がる) 0:52 第一展望 →
7:25 第二展望 → 8:10 西天狗岳 8:20 → 8:37 東天狗岳 → 9:30 中山峠 →
9:34 黒百合ヒュッテ 10:15 → 10:54 支部湯と唐沢鉱泉の分岐 → 11:45 唐沢鉱泉 ()
唐沢鉱泉の右側の西天狗方面へと向かいます
まだ薄暗く 静かに静かに 朝の時が流れます
西尾根登山口 しゃくなげ橋
橋の向こうの森の中も
まだ目覚めていないかのように ひっそりとしています
八ヶ岳らしい雰囲気の苔むした山肌が
湿度を含んだ空気に包まれ、しっとりと絡んできます
鬱蒼と茂った木々の間から
次第に明るさが戻ってきますが
お日様のそれとは遠く お天気はあまりよくなさそうです
岩のごろつく濡れた道…
油断すると滑りそうです…
どこまでも続く岩のごろつく道を
ゆっくりと ゆっくりと登っていきます
白いガスが微妙な動きを見せて
今日のお天気をどのようにしようかと思案しているように感じます
枯尾の峰分岐
分岐付近の様子
漸く稜線に出ます
ガスに包まれた森の中…
静かな佇まいに、鳥のさえずりだけが響いています
声の主の姿は この目でとらえる事はできません
森の小さな使い人 何を囀っているのやら…
オオルリ ムシクイ シジュウガラらしき声…
時折、声高らかに コマドリの声も聞こえてきます
わたしに分かるのはこれぐらいですが
他にもいろいろな鳥のさえずりが聞こえてきます…
微かに 遠慮がちに聞こえるウソの声も耳に残ります
そんな森の番人に癒されながら 湿気の多い森の中を歩いていきます
木の根が張って 苔むして
八ヶ岳の雰囲気を十分に味わいながら 急な登りを進みます
自然の懐に包まれて 高度を稼ぐと次第に明るさが目の前に…
ガス
ガス
ガス!
まったく何も見えません!
無情にも風がせせら笑うように吹き付けてくるだけです
これは先の展望も 望めそうにありません…
でも、雨に当たらないのが何よりのご褒美です
尾根道を急ぎます
リンネソウ 別名:メオトバナ(夫婦花)
開けた尾根も白いベールに包まれて
先の人が微かに見えるだけ…
ここは 第一展望台…
やはり何も見えません…
湿気た風が おもしろそうに吹き付けて来るだけです…
しゃくなげの間の尾根道を進みます
急な下りに…
急な登り…
何よりも濡れた木の根と岩が…滑ります
このあたりから、お花をよく目にし始めます♪
私の足が…だんだん止まります
お天気の所為もあるのでしょうが
呼吸が乱れていて、なかなかお写真が撮れません…
ブレブレの中で、悪戦苦闘しながらの撮影です…
歩く以上に疲れてしまいます…
でも…お花が 癒してくれます♪
コケモモ
恋人同士のコケモモさん?
ふたり仲良く寄り添っております♪
ゴゼンタチバナ
一塊になって咲いてくれています
白いお花が目を惹きます
山道の端に群生を作って迎えてくれます
神秘な感じに少し明るさが出てきているようにも思えます
マイズルソウ ヒナコゴメグサ(ミヤマコゴメグサ)
お花に見惚れていると
またまた 視界が開けます…といっても
ガスガスですが…
第二展望台
ここもやはり視界は閉ざされて
白い世界に包まれたままです 風さんは相変わらず おもしろそうに吹いています
ムカゴトラノオ ヤツガダケキスミレ?
タカネスミレの間違いでしたらスミマセン…
葉が雨に濡れているため 光沢があるのかないのかは 不明でした…
しかし…濡れているだけで、光沢は無かったように思うのですが
濡れた姿では…よくわかりません…
尾根道は続きます
ハクサンシャクナゲの木が続きます
時折 終わりを告げるように垂れたお花を目にします…
朽ちた木の根の芸術品
いたるところに見られます。
それに苔がついて この場に同化していくようです
樹林帯から出て這松の岩場に出ます
稜線は白いガスに覆われ
濡れた岩肌が幻想的に浮かび上がって見えます
稜線沿いに続く白いマーカーを頼りに登っていきます
もうすぐ 西天狗の頂のようです
数人の動く影が見えます
ミヤマゼンコ
山頂について最初に目についたのは
このミヤマゼンコでした
西天狗岳山頂
ガスに包まれた山頂は
あっという間に辿りついたように思うほど
近くに感じました
チチが…
ここで休憩しよう
東はビュンビュンのはずだから、休憩はここがいいよ
はい♪
確かに ガスに包まれた山頂は
視界ゼロではありますが、穏やかな風が漂い 休むには丁度良い感じです
数人の登山者も
景色は楽しめないものの
腰を据えて休まれています
その中に混ざって 暫し 休憩をとります…
次は…東…
お天気は…回復難しく 展望は望めないのでしょうね…
風が心地よく吹き寄せて
火照った体を冷やしてくれます
次第に 熱を奪われ、濡れた体が寒く感じだした頃
腰を上げる事にします
さてさて…先に進みましょうか…
行く手を阻むように…白いガスが奇妙な動きを見せて広がる中
チチの後について 西天狗岳を後にします
つづく
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