2016年2月7日(日) 明神平~薊ヶ岳 1
薄暗い早朝の道路は
冷たく濡れています…
何処からともなく 冷たい風が通りすぎ
襟元を固く締めてしまいたくなるほど…
昨日の夜中に雨は落ちてきて
家の周りはその痕跡を残すかのように練れています
もしかしたら…
淡い期待が生まれてきます…
空に蔓延る雲の隙間から
朝焼けの紅が雲を染めて
何とも重い空なれども どこか神秘な神々しさ…
リベンジのお山に
期待が一層募ります
先週忘れたスパッツ! 今度は決して忘れません
引き返したその日から スパッツは準備して置いておりましたから…
他には忘れ物は…?
頭の中で持ち物一つ一つを思い出していると…
前日の疲れが残っているのでしょうか
何時しか睡魔に引き込まれるかのように
眠りについておりました
ふと目を覚ますと 先週とは違い冬の趣を見せ始めます
林道の道に積もった雪は
訪れる人を翻弄したげに待ち構えております
車一台分の細いくねくね道では…
お山に登る以上に緊張が走ります
大又林道の駐車場
そんな環境でも
流石に山に訪れる人は多いようです
すでに駐車場は埋まるほどに…
空いている所に何とか駐車して
早々に準備をします
車から降りた時の雪の感触
ザワッと心が揺れます♪
開かれたゲート 大又林道
大又川沿いの林道を 暫し歩いていきます
コースタイム
8:10 大又林道駐車場 → 10:16 明神平 10:31 → 10:45 前山 → 11:58 薊岳(雄岳)1406m
12:15 → 13:22 前山 → 13:33 明神平 → 14:35 大又駐車場
迎え入れる 氷の華
小さな小さな氷瀑が壁を飾り
まだまだ冬のものだと主張しているよう…
大又川の上流沿いをゆっくりと進み
目の前の橋を渡り対岸へ…
さていよいよ 本格的山歩きの開始です
暫し、沢沿いの道を進み
4か所ほどの渡渉を繰り返すことに…
最初の渡渉地点
微妙な雪の加減で
滑りそう…
超ビビりの私は 超スローで 慎重に渉ります
第二渡渉地点
渡渉地点にはロープが張っています
その位置が…丁度 私の目の前でブ~ラブラ…
邪魔と言っては失礼なのですが
私との相性は悪そう…
なので…チョッとスミマセンと
ロープを押すように避けて渉ります
沢沿いの道は続きます
浅い積雪の 中途半端な雪の岩道は
ちょっと苦手な私です
岩の陰に氷柱のオブジェ
寒々しくも美しい芸術品です
約1時間ほど歩いた
沢沿いの道の途中に 滝が姿を現します
明神滝
部分的に氷瀑ができているようですが…
沢の音が絶え間なく聞こえています
最後の渡渉地点
滝を超えて少しトラバースから下り気味の道になると
最後の渡渉地点にでます
古かった木橋が新しく差し替えてあり
その新しい木橋を慎重に渉ります
最後の渡渉地点を超えると山道らしい?山道になり
積もった雪の感触を味わいながら
九十九折に登っていきます
しかし…体がやけに重い…
なぜでしょう…?
調子の出ないまま ゆっくりと歩を進めていきます…
薊岳
途中樹林の開けた所から
薊岳の姿がみえます
そちらに伺いますから…
すでに声にはならず 喘ぐ私の思いだけが
白い空の彼方に飛んでいきます
自然林の中は 深い眠りにつき
白い世界の静寂さは 時を止めているかのよう
枯れ枝に咲いた 白き六角花
時折 風が強く吹き付け 木々を揺さぶります
辺り一面 花吹雪に包まれ
舞い散る花弁が 頬に当たると
儚げに消えてゆきます…
ふと 見上げると
空が顔を覗かせています
私の喘ぐような吐息が 静寂な森に木霊し
空が笑い 木々が目覚めていきそう…
樹林の背丈が短く感じだし
トンネルの雪道を過ぎると…
明神平
広い丘の上に東屋がみえます
あしび山荘
広い雪原の明神平
青い空と白い雪のコラボに目を奪われます
前山
薊岳
此処からの絶景ポイントともいうべきは
薊岳の姿でしょうか…
しかし…この時すでに力尽きたかのような私…
体調が今一つ…
テンションも上がりません…
薊岳の姿が 遠くに感じてしまいます
行けるかしら…
弱気になっている自分がいました
明神平東屋から見る薊岳
チチが…休もう…
そう声をかけてくれて 東屋に席を借りて
一本立てる事にしました…
先週… 忘れ物をしてしまい 泣く泣く引き返した後に
山道具屋の縦走に切り替え 気に入ったザックに出会う事に…
そのザックに 一目惚れして 購入した私ですが…
こんな情けない私では 不釣り合いな感じ…
フラれてしまいそうです…
本当はもっと楽に愉しめるはずだったのに…
持病が 今日は なぜか…悪さをします…
休みながら 体と相談する事にしましょう…
エビのしっぽ
枯れ木に咲いた六角花
エビのしっぽにも似たお姿
厳しい条件の中 見事に咲いています♪
頑張れ! 頑張れ!
大丈夫♪ 大丈夫♪
小さな声で
慰めてくれているようです…
つづく
薄暗い早朝の道路は
冷たく濡れています…
何処からともなく 冷たい風が通りすぎ
襟元を固く締めてしまいたくなるほど…
昨日の夜中に雨は落ちてきて
家の周りはその痕跡を残すかのように練れています
もしかしたら…
淡い期待が生まれてきます…
空に蔓延る雲の隙間から
朝焼けの紅が雲を染めて
何とも重い空なれども どこか神秘な神々しさ…
リベンジのお山に
期待が一層募ります
先週忘れたスパッツ! 今度は決して忘れません
引き返したその日から スパッツは準備して置いておりましたから…
他には忘れ物は…?
頭の中で持ち物一つ一つを思い出していると…
前日の疲れが残っているのでしょうか
何時しか睡魔に引き込まれるかのように
眠りについておりました
ふと目を覚ますと 先週とは違い冬の趣を見せ始めます
林道の道に積もった雪は
訪れる人を翻弄したげに待ち構えております
車一台分の細いくねくね道では…
お山に登る以上に緊張が走ります
大又林道の駐車場
そんな環境でも
流石に山に訪れる人は多いようです
すでに駐車場は埋まるほどに…
空いている所に何とか駐車して
早々に準備をします
車から降りた時の雪の感触
ザワッと心が揺れます♪
開かれたゲート 大又林道
大又川沿いの林道を 暫し歩いていきます
コースタイム
8:10 大又林道駐車場 → 10:16 明神平 10:31 → 10:45 前山 → 11:58 薊岳(雄岳)1406m
12:15 → 13:22 前山 → 13:33 明神平 → 14:35 大又駐車場
迎え入れる 氷の華
小さな小さな氷瀑が壁を飾り
まだまだ冬のものだと主張しているよう…
大又川の上流沿いをゆっくりと進み
目の前の橋を渡り対岸へ…
さていよいよ 本格的山歩きの開始です
暫し、沢沿いの道を進み
4か所ほどの渡渉を繰り返すことに…
最初の渡渉地点
微妙な雪の加減で
滑りそう…
超ビビりの私は 超スローで 慎重に渉ります
第二渡渉地点
渡渉地点にはロープが張っています
その位置が…丁度 私の目の前でブ~ラブラ…
邪魔と言っては失礼なのですが
私との相性は悪そう…
なので…チョッとスミマセンと
ロープを押すように避けて渉ります
沢沿いの道は続きます
浅い積雪の 中途半端な雪の岩道は
ちょっと苦手な私です
岩の陰に氷柱のオブジェ
寒々しくも美しい芸術品です
約1時間ほど歩いた
沢沿いの道の途中に 滝が姿を現します
明神滝
部分的に氷瀑ができているようですが…
沢の音が絶え間なく聞こえています
最後の渡渉地点
滝を超えて少しトラバースから下り気味の道になると
最後の渡渉地点にでます
古かった木橋が新しく差し替えてあり
その新しい木橋を慎重に渉ります
最後の渡渉地点を超えると山道らしい?山道になり
積もった雪の感触を味わいながら
九十九折に登っていきます
しかし…体がやけに重い…
なぜでしょう…?
調子の出ないまま ゆっくりと歩を進めていきます…
薊岳
途中樹林の開けた所から
薊岳の姿がみえます
そちらに伺いますから…
すでに声にはならず 喘ぐ私の思いだけが
白い空の彼方に飛んでいきます
自然林の中は 深い眠りにつき
白い世界の静寂さは 時を止めているかのよう
枯れ枝に咲いた 白き六角花
時折 風が強く吹き付け 木々を揺さぶります
辺り一面 花吹雪に包まれ
舞い散る花弁が 頬に当たると
儚げに消えてゆきます…
ふと 見上げると
空が顔を覗かせています
私の喘ぐような吐息が 静寂な森に木霊し
空が笑い 木々が目覚めていきそう…
樹林の背丈が短く感じだし
トンネルの雪道を過ぎると…
明神平
広い丘の上に東屋がみえます
あしび山荘
広い雪原の明神平
青い空と白い雪のコラボに目を奪われます
前山
薊岳
此処からの絶景ポイントともいうべきは
薊岳の姿でしょうか…
しかし…この時すでに力尽きたかのような私…
体調が今一つ…
テンションも上がりません…
薊岳の姿が 遠くに感じてしまいます
行けるかしら…
弱気になっている自分がいました
明神平東屋から見る薊岳
チチが…休もう…
そう声をかけてくれて 東屋に席を借りて
一本立てる事にしました…
先週… 忘れ物をしてしまい 泣く泣く引き返した後に
山道具屋の縦走に切り替え 気に入ったザックに出会う事に…
そのザックに 一目惚れして 購入した私ですが…
こんな情けない私では 不釣り合いな感じ…
フラれてしまいそうです…
本当はもっと楽に愉しめるはずだったのに…
持病が 今日は なぜか…悪さをします…
休みながら 体と相談する事にしましょう…
エビのしっぽ
枯れ木に咲いた六角花
エビのしっぽにも似たお姿
厳しい条件の中 見事に咲いています♪
頑張れ! 頑張れ!
大丈夫♪ 大丈夫♪
小さな声で
慰めてくれているようです…
つづく
今日も後からそっと付かせて下さいまし
nanekobiさん、ちょっと待って
駐車スペースが・・・オロオロじゃなくてウロウロ
ハイ、何とかなりました では、レッツゴー
いいね、いいですね、この雪景色
チチさんもnaneさんも軽い足取り
私も遅ればせながらテンションが上がって来ましたよ
しかし、やけに多い渡渉
みんなで渡れば怖くない・・・まさかですよね。
滑ったら悲惨
慎重に慎重に
ワオー!氷の芸術だ
耳を澄ませば何処からか「アナと雪の女王」のメロディが
曲に乗って踊っちゃいますか?
(何時の間にかコッソリでは無くチャッカリお仲間に入ってしまった私)
そうこうしている内に終に来ました、明神平
何て素敵な所なんでしょう
まるでアンデルセンの世界
・・・・・・・・・・・・・・・・
「たかさん、疲れてないの?」
「ゼンゼーン、だって・・・・・・・・・・・・ですもの ♪
nanekobiさん、私は空身ですから新調したリュック、お持ちしましょうね
辛い時はお互い様
ユックリ休んで、またガンバロウ」
ハイホ―・ハイホ―!
(呑気な事を書いてしまいましたが体調は大丈夫?心配です)
自分でしたら
「あるじゃん あるじゃん」と言いながら登ったと思いますが・・・
樹林の霧氷花トンネルを抜けると青空
青空と雪景色は ほんとうに相性が好いですね
アズマヤや
山荘が ポイントになって 素晴らしい景色です\(^o^)/
こんな風景を魅せられると
また山に向かいたくなります
目の保養なのか 目の毒なのか(^^)/
たか様の声だったのですね♪
ずっと付き添って
景色を堪能…
「ありの~ままの~♪」
アナと雪の女王になった二人
氷の世界を自由奔放に踊りましょう♪
さて・・・どちらがアナでどちらが女王でしょう(^m^ぷぷ
今回は アウトの私ですが
たか様に励まされ ザックを預け
きっと頑張れたのですね♪
お山の女神さまも そんな二人にご褒美を下さったようです♪
ありがとうございます
では たか様 つづきを参りましょうか♪
目の毒?
きっと お誘いかもです(^m^)
お山が 呼んでいるのかも…♪
縁があるからこそのお話ですもの♪
今回は本当に恵まれていたと思います
あるじゃんあるじゃんと
喘ぎながら登った甲斐がありましたよ♪
明神平は身近で霧氷と雪の世界を満喫できるスポットで 人気も高いようです
青い空 白い山
本当にこの季節ならではのご褒美です
体調がもう少しよければ
もっと楽しめたのかもしれませんが
贅沢は言えませんね…
いつもコメントをありがとうございます♪