獣害が拡大するなかで・・・・！
天然記念物：臥牛山のサル
臥牛山は昭和31年12月28日にサルのの生息地として天然記念物に指定されて
以降も 自然動物園として保護されることになる
この指定エリアに住むサルは 天然記念物として保護されるが エリアから出てしまうと
天然記念物ではなくなる サルそのものが天然記念物として指定されているのは青森
下北半島のニホンザルだけで 他の地域の天然記念物は生息域のみの指定だと云う
平成3年に自然動物園が閉園されると サルたちは 餌を求めて行動範囲を広げていく
サルの行動範囲が広がると 農作物の被害や生活環境被害が多発することになる
山に餌になるものが少なくなったと云うよりも手軽に美味しいものを腹一杯食べられる
農産物は美味しいうえに 手軽にお腹を膨らすことが出来る 人が食事場所を探すとき
美味しくて 安くて ボリュームがあって 寛げるお店を選ぶように サルも同じように・・・・
餌になる農作物が有り 人が少なく驚かされることがなければ 絶好の食事場所になる
実践中の獣害対策について ハード面とソフトの両面から 色々と聞かせていただいた
（高梁歴史塾 第2回）
講師は里地里山問題研究所の 鈴木克哉さん
獣害対策の取り組みと実情を サルの行動パターンやエピソードをまじえながら 集落を
あげての取り組が大切と言い 害をもたらす獣を中心に新しいコミュニティーづくりを提案
人と野生動物の共生する 豊かな里地里山を継承するための活動を 丹波篠山で実践中
※備中松山城はこの臥牛山の山頂を中心に築かれた天守が唯一残る山城
