やっぱり本も好き

忘却率がUPしているのでメモとして

見えない配達夫 茨木のり子 童話屋

2008年09月17日 16時06分18秒 | 
わたしが一番きれいだったとき
わたしの国は戦争で負けた
そんな馬鹿なことってあるものか
ブラウスの腕をまくり卑屈な町をのし歩いた
  この詩を読むと胸がつまる。


友あり 近方よりきたる
まことに困ったことになった
 ―――
果物をもぎに走る果樹園もうしろに控えてはいず
 ―――
ひとの顔さえ見れば御馳走の心配をする
なぞは田舎風というものだ
  ユーモアを含んでいて共感を覚える詩もあります。

  

ソナチネの木 岸田衿子 え安野光雅 青土社

2008年09月17日 14時11分48秒 | 
こういう世界は若い頃も としとった今も好きです。
 昔の村へ たしかめにゆく
 羊雲の下で
 ともだちは 待っているか
 かやつり草は むすばれてあるか
大昔、草ぼうぼうのところでは 一所懸命 草を結んだ
そこへ誰かが足をひっかけて転ぶかもという想定なのだろうけれど
案外、だれも転ばなかった、見ただけで、バレバレの仕事?だったし。

豊作

2008年09月17日 11時45分03秒 | 
良いお天気が続いているからか、
トマト豊作です。
夫はトマトはもう飽きたそうで、いつ収穫しても文句が
出ないフリースタイルになりましたが、そうなるとこちらも
取る気が失せて・・・。

無辺世界 銀色夏生 河出書房新社

2008年09月17日 10時23分36秒 | 
もう20年以上も前の本、
可愛い小さなイラスト、わかったようなわからぬような
コジャレタ言葉の散文、若ければきっと好きだった世界。
 もう若くはないし、たくさんの本を読んでも
 わたしの頭はからっぽでいつも同じ二つ三つのものが
 うかんでいるだけですので・・・。