やっぱり本も好き

忘却率がUPしているのでメモとして

春の魔法のおすそわけ 西澤保彦 中央公論新社

2008年09月25日 20時31分32秒 | 
酔っぱらいにこだわっていたら、酔っぱらいの物語りに
出会った。私は酔っぱらいをとやかく思っている訳では
なく、ひとに迷惑をかけない酔っぱらいはそれはそれで
何とも思っていない、むしろ飲めない人間には羨ましい位です。
二日酔いで、記憶が定かでない時の、魔法にかかったような出会いと別れのお話。
最後の数行ほんわかしていいなと思いました。
「これからずっと、ひとりで生きていくんだからね、と。
 そっと胸のうちで呟く。― ― ―
 ― ― 生きられるだけ、生きて。
 そして死ぬ前に、きっと。
 ええ、きっと。
 あの子の―○○くんの夢を見る。」