「懲役」を知っていますか 本間龍 Gakken

先日高齢の出所者が行き場がなく困って、又罪を犯しを繰り返しているという
事をTVで見ました。罪を犯さなくても仕事はなく、住む所もないという人もいる世の中だけれど、刑務所を出てからの社会復帰のシステムが何もないというのはおかしいとその時は思いました。この本は普通のサラリーマンだったひとが、詐欺事件を犯し、2年間の勾留施設での実態を綴った本です。
懲役作業での時給が5円とか、認知症気味の受刑者もかなりいるとか、そういうひとのお世話も受刑者同士でやっているとか、独居房に入るには同性愛ということにするといいとか、興味深いお話?の数々が綴られています。