やっぱり本も好き

忘却率がUPしているのでメモとして

蠅男 田口ランディ 文藝春秋

2009年06月20日 07時00分42秒 | 
辞書によれば、愛とは、相手のしあわせや発展のために
尽くす混じりけのない温かい気持ち。ということです。

 この本は、腐純愛小説集とあります、
 腐純愛とは、腐った純愛。
 相手あるいは自分が腐ってしまうほどの純愛。
 転じて、それぐらい深い愛のこと。不純な愛とは区別されるべきである。という
 愛に満ちあふれた物語りです。
 少しキツーイ話もありますが、アウシュビッツの見学の話とか、
 幼児虐待死の話とか。
 愛とは育てることも出来るもの、愛のない生活をしていたとしても、
 心掛け次第で愛は育っていくものかも、なんて、真面目なことも
 考えさせられました。
 
 

舞い落ちる村 谷崎由依 文藝春秋

2009年06月18日 18時27分49秒 | 
不思議な魅力のある物語、大昔の話のような。
暦が曖昧で、言葉もないといえばないような村。
通い婚で、赤ん坊だけが、増えていくという感じ、
決まった夫がいるようないないような、
夫の顔も知らないまま、赤ん坊が出来たので花嫁になる、
夫の顔をこれからも見る事があるのかわからない、暗闇でしか逢わないから。
 朝のTVドラマで、お父さんが、愛がないのに、奥さんが結婚したのかと、
 落ち込んでいるけれど、そんなの普通のような気がする?
 愛は我が家でもなかったような、なりゆき、勢い、そんな所です。
 結婚は愛がなくてもできる、赤ん坊も生まれる、
 そして、そのまま、ひとは老いて、死んで行く、愛ってナンジャロ???。
 

果実酒

2009年06月18日 10時51分03秒 | Weblog
ひところ、凝って、作りました、にんにく酒、こくわ酒、イチイ酒、しそ酒、
梅酒、ひとからももらいました、いろいろ。
飲まなくなって、何年も過ぎました、今日、思いきって、処分しました、
氷りを浮かべて、コロンコロンと、のんびり楽しむ日はもうないだろうと
思いました、回る、回る、時代は回る。
今は、ビールもどきを飲んだり、オロナミンCを飲んだり、お茶を飲んだりするだけで、
充分間に合っています、何より優先の薬も飲まなくちゃないし・・・。
我が家の辛党には、果実酒は甘過ぎて×なのだそうです。

働きアリの2割はサボっている 稲垣栄洋 絵小林木造 家の光協会

2009年06月17日 18時57分17秒 | 
働きアリの2割は働いているふりをしてサボっているそうで、
働いているアリを集めてきても、やはりその中の2割は
サボるそうです。
蚊柱はオスの蚊で、そこへメスの蚊がやってきて、交尾し
ひとや動物を刺すのは、その交尾したメスの蚊だけ産卵の
ためのタンパク質源を求めてだそうで、蚊柱を作っているオスの蚊は花の蜜や
植物の汁を吸って生きているそうで、蜜蜂も働いているのはメスだけだそうで、
なんだか、メスって、いろいろ大変です。

摘み草図鑑 篠原準八 講談社

2009年06月16日 15時19分38秒 | 
手頃な大きさで、読みやすく、図鑑を持ってお出かけには
ピッタリ。食べたいと思ったものは、はこべ、ぎぼうし、
その他いろいろ。
 夫は鼻づまりに、どくだみの葉をもんで詰めておいたら
 治ったと私に報告していますが、何かの根拠が
 あるやなしやわかりません。
 昔、水虫を、石灰硫黄ナントカという農薬で治したとも言っているし、
 映画ウルトラミラクルの主人公のように、少し怪しい???

卯の花

2009年06月16日 15時12分08秒 | 
♪卯の花の匂う垣根にー の 卯の花とは
うつぎ のことなのだそうです。
これは 姫うつぎ です。
鼻が悪いのか?匂いません。

ウルトラミラクルラブストーリー

2009年06月12日 14時50分29秒 | 映画
青森を舞台に全編津軽弁でという情報に惹かれて(方言好きなので)、
ベタベタコテコテを少しは期待しましたが、そうではありませんでした。
「生物は危険を避けようとして進化してきたのではないか、そう考えれば
人間も戦争を繰り返すといつかは遺伝子が戦争をしなくなるのではないか」
ふーんそうかーと町子先生の言葉に共感。心臓が止まっても生きていたり、
首無しかなめさんに靴をもらったり、がウルトラミラクルということなのでしょう。
死後の世界?の映像はシュール。
感傷的な作品ではないので、死ぬのが恐く無くなる感じもしました。
松山ケンイチさんは、難しい役を、上手だなと思いました。