やっぱり本も好き

忘却率がUPしているのでメモとして

根っこ

2011年04月20日 11時53分30秒 | 
引っ越してきた時、もみじの木を 緑と紅の葉っぱの二本植えました、
風にそよいでさわやかでした、
ある年、夫の剪定時期の間違いで、緑のもみじが枯れました、
紅い葉っぱのもみじは丈夫でしたが、ムシがついたり、少々もてあまし気味でした、

もう伐ろうと夫が伐りました、我が家はそれで終わりにはならないのです、根っこが土にかえるまでそのままにしておいていいと私は思うのですが、几帳面な夫は根っこを掘り出さないと気が済まないのです、昨日から二日がかりで、やっと掘り出しました。
それをゴミに捨てなければならないし、いったい掘り出してなんぼのもんじゃ、と考え方の違う私は思います、我が家のけんかの 根っこ はすべて物事に対するお互いの考え方の違いにあります。

あなたと共に逝きましょう 村田喜代子 毎日新聞出版

2011年04月19日 14時09分51秒 | 
団塊世代の夫の動脈瘤という病気を絡めた夫婦の物語。夫が怒りっぽくなって七泊の旅行のうち四日はけんかをして口をきかずとか、結構リアルな話題ばかり。傍から見て、うまくいっているように見えた主人公の友人夫婦の夫に、長くつきあっていた愛人がいた、負い目があるからひとは優しくなれるのだとか、ふうんと思いつつ、読みました。

 昨日は小雨降る寒い中、我が家も怒りっぽい夫とそれにも負けず怒りっぽい妻とでけんかをしながら庭仕事をしました、本日もその続きでしたが、車やさんが来たりして、ひとが来ると一時休戦になります、近所のひとと立ち話もしましたが、エネルギーがないとけんかも出来ないとのことで、腰が痛くて病院通いをしているそうです。そこのダンナは「庭は俺が死んだらあんたの好きなように、それまでは俺の好きなようにさせてくれ」と言っているというので、「家もそう思ってくれればいいのに(私は夫より年上、夫は健康私は重い病気持ち)、夫も(あの世への)先を急いでいるのかなんだか、文句ばかり言ってくるんだよーー」と笑いました。

朝霧草

2011年04月17日 10時55分40秒 | 
昨日から雨が降ったり 風が吹いたり 寒かったり 散々な天気です、
風に舞って ビニール袋やら プラスチックの鉢やら 紙きれやら 飛んできています。
 朝霧草がきちんと出てきました、植物はほんとに律儀です?。

スロージョギング健康法 田中宏暁 朝日新聞出版

2011年04月15日 10時31分15秒 | からだ
図書館の新刊本のコーナーにありました、膝が痛いのに走れるわけがないと思いつつ、以前テレビで見て、どんなものなんだろうと思っていたので、読みました。(テレビの映像で見てもイマイチ良くわかりませんでしたが、この本の絵がとてもわかりやすいのです)すぐにでもやってみたくなり、ひとまわりしてきました、アゴを上げて目線は遠方にとか 足の指の付け根で着地するとか、親しみやすい方法で、機会がある度意識してやってみようと思います。
膝が痛いひとは無理かと思ったのですが、案外大丈夫でした、大股で歩くより、小股でスロージョギングという習慣がつけばいいのです、きっと。

ほとんど記憶のない女 リディア・ディヴィス 岸本佐知子訳 白水社

2011年04月13日 20時37分15秒 | 
岸本佐知子さんのエッセイ『ねにもつタイプ』のファンです。他の本も読みたいと思いつつ、私の行く図書館にはそれしかなく。
新聞の書評に『話の終わり』という岸本佐知子訳の本が載っていて、図書館に予約しました、ついでにこれも。
 ちょっとひねくれたあなたに贈る51の短編ということです。
 自分のひねくれ方などかわいいもんだわと思う程に、ひねくれたお話ばかり、
 頭はコンガラガルシ・・・。

誕生日の子どもたち トルーマン・カポーティ 村上春樹訳 文藝春秋

2011年04月11日 20時33分59秒 | 
村上さんの 訳者あとがき がとても丁寧です、作者の生い立ちや、物語の書かれた背景や、その時の心の中?まで、解説してあるので、物語が深く良く理解できます。
 これは少年や少女の無垢さ=イノセンスをテーマにして書かれた物語だそうです。一般の人は人生のある時点で、イノセントな世界と訣別し、成長していくのだけれど、何らかの事情で、イノセントな世界を持ち続けて大人になっている人もいるそうで、自分もかなとふと思ったりして?(ひとにふりまわされたり、結構生き辛いので)。短編集ですが、連動していて、それぞれ繋がりがあるようで、心に残りました。