平和な日本。
ひもじい思いもほとんどした事がない。
平和ボケと言われても否めない。
そんな当たり前に恵まれた日本に生まれ育っていて、たまにちょっとした試練に合うと途端に弱音を吐き、人の悪口を言って自分を正当化。
自分がさも世界一不幸な人間だと被害妄想。
わたしだけでなく、多くの日本で生まれ育った人はそん感じなんじゃないだろうか?
約8年前に起こった東日本大震災で、そんな神話が一気に裏返った。
日本もそろそろ危機感を持たねば!!
その後、日本全国で異常気象や地震が起こり、どこにいても安全でない事に不安を覚えている人が増えたと思う。
そんな生死に関わることではないけれど、今週とても残念な事と、その残念な事を通して嬉しい事があった。
10年以上練習場所として使わせていただいている教会で月1のバンドとクワイアのリハーサルをしていたところ、近所の心無い方が110番通報をしたらしく、警官が来られた。
その警察官の方は、とても控え目で申し訳ないという姿勢で今回の通報を伝えてくださった。
むしろ、こちらが申し訳なくなるほどの低姿勢。
東京都、都心の教会ではよく聞くクレーム。
でも、10年以上一度も無かったところにはじめてのクレーム。
クレームされて、その時は心が萎えたものの、感謝の思いがこみ上げた。今まで当たり前のように使わせてもらっていた場所。予約を入れて申し込みをしなくても定期で使わせていただけてたって、本当に奇跡。
そんな想いをわたしが言わずともクワイア皆んなで分かち合えてたこと。
また、今後バンドとのリハーサルは外部でドラムセットOKな場所を探さねば!と、リーダーズだけでなく他のメンバーも独自のルートを探ってくれていたり、このクワイアがいかに自分にとって大切な場所なんだと伝えてくれたり、更に教会の方からも励ましの言葉を頂いたり…
残念な事柄が一転して感動的な事柄に変わった!
今日、小岩のクワイアリハーサルの後、ビル ウィルソンという宣教の働きをしている方のセミナーを受けて来た。
彼は13歳の時に母親に置いてきぼりにされ、3日間母親から『ここで待ってなさい』と言われた場所に飲まず食わずで待ち続けていたとのこと。
その後ある方が彼に声を掛け、そこから愛されずに育った彼が神の愛を知り、今や宣教師となり、世界中の貧しい子供達をケアする世界一大きな日曜学校を運営する
メトロワールドチャイルドのリーダーをしている。
Facebookページ
その彼の説教は凄まじく、生ぬるくない。
子供達の生死を常に目の当たりにし、自身も何度も生死をさまよい、時に銃で撃たれたり、切りつけられたり…生まれながらの口唇口蓋裂の障害から度重なる手術を受けて来た壮絶な人生。
何の取り柄もない!特別な能力もない!
そんな事を思っている人へのメッセージも熱い!
親に捨てられた彼に声を掛け、彼を助けた人は平凡な普通の男性だったと。
目の前の助けが必要な人に手を差し伸べる事。
大きな事をするばかりが役割ではない。
見るだけの傍観者となるな!
頭で考え過ぎて理屈を並べるな!
ただ見て信じて行動する事で世界が変わる!
わたしがすべき事を、神様示してください!!
そんな祈りを純粋にできたひと時でした。
そして、ケニアの男の子の里親サポートをすることを決心
当たり前の日々。
当たり前の家族。
当たり前の住居。
当たり前の仕事。
当たり前の環境。
当たり前の友人。
当たり前なんて実は一つも無い!
被災地に行く度、そんな事を目の当たりにして理解していると思っていたけど、実際問題全然分かってなかった。
自分が置かれている場所がいかに恵まれ祝福され喜び多いのかを実感
そして、いつかメトロ ワールド チャイルドのツアーに同行したり、スタッフとして支援ができたら…と思いが募るのでした。
御年70歳のビル ウィルソン先生と。
すごく元気だし前向き!!
そしておもいっきり優しい。