質問者：ハイル禅師 不幸現象などは浄化の為だけに
存在しているのでしょうか？
私：個人的な不幸現象とは前世のカルマから来ている為
避けるのは不可抗力であり罪障清算である浄化の意味が
あります
ただし不幸現象自体が本人の罪穢の浄化の為だけではなく
改心を促したり憐憫の情を齎すなど魂の進化も兼ねている
つまり魂の進化とは精神的な向上であり事実前世に悪行を
積んだ人に極端な善人が多く見られるのも魂の進化ですが
善徳を積んでも不幸な境遇になるのは霊的債務が巨大であり
やむを得ないのであります
これは国家規模でも同様であり劫を積んだら罪障清算が
必要になるが日本が敗戦して焼け野原になったのも
他国を侵した罪因によります
ただし単なる罪障清算ではなく敗北する事で硬直した
偏狭観念の国体が変わり文明開化の礎になった訳で
進化の意味でも完敗が必要だったと言えるのである
要するに不幸現象は人から見て忌み嫌う現象ではあるが
魂の進化や文明の進化の節目の意味もあり
大浄化になるほど個人的には大きな脱皮となり
世界的にも大きく時代を転換させる役割も担っている
ゆえに不幸現象には罪穢の浄化と飛躍的な進化という
二つの顔があり大規模な不幸現象の多発により
脱皮を遂げ人類はより大きく羽ばたくのである