質問者:ハイル禅師 僕の先祖代々の古家の床下から
奇妙な箱が出てきましたが先祖が陰陽師だった事と関係が
あると思います むやみに開けないほうが良いのでしょうか?
私:呪仏と呼ばれるモノが中に入っていた場合 開封すると
呪いの効果により精神障害・難病・死亡事故になる可能性が
ある為 勝手に開けない方が良いでしょう
実際に呪いが籠った両面宿儺(リョウメンスクナ)の入った
大きな箱を開けて観た人達が次々と怪死した話もある
基本的に「呪」が掛かった呪仏や呪物には
強い念が込められており開封した途端に発動します
さらに私の知る話では銀の入れ物・銅の入れ物
・霊力の強い木材の中に封印されているモノの中に
付喪神(つくもがみ)なども存在していることがある
付喪神とは古い道具に精霊が宿ったモノや
妖力を身に付けた狐なども含まれており
いづれの場合も長い年月により強い霊力を身に着けている
中には妖怪も存在するが見た目は髪の毛の束になった
ような形の中に大きな目があるなど異形も多い
彼らが人間に障りを齎すので時の陰陽師や修験者の手により
箱に封印されて梁の上や床下に隠される事があった訳です
ただそれらを開封しても再度封印されることを嫌い逃げるモノ
もいるので必ずしも呪われるとは限りません