質問者:ハイル禅師 神社と大社及び神宮と宮の違いを
教えて下さい
私:神社とは日本古来の神を主として祀っており一般者にも
開放された宗教施設の事であります 一方の大社とは元々は
島根県の出雲大社のみに使われていた社号だった歴史的な
経緯があります
しかし19世紀後半になって奈良県の春日大社
・長野県の諏訪大社・大阪の住吉大社など
大社と呼称される神社が徐々に増えてきたのです
つまりこの大社という社号に全国の神社を格付けした上位に
位置する神社の中でも全国に多数ある同名の神社を
取り纏める総本山の役割を持った由緒ある社格が
条件に加えられた訳であります
また神宮と宮の違いについては神社に祀られている神を祭神と
呼ぶが祭神が皇室の祖先であったり或いは皇族と
縁が深い神社を神宮と呼びます
例えば三重の伊勢神宮や東京の明治神宮が有名です
また宮も神宮と同じく皇族と縁が深い神社であり
親王と呼ばれた天皇家の男子 さらには功績が高く有名な
歴史上の重要人物を祀った者も宮に鎮まっております
例えば徳川家康の東照宮や菅原道真公の天満宮も
祭神として彼らが祀られております
天皇家は天照大神の分魂者もいて日本民族の霊的な長であり
中には明治天皇のように神上がりした者もおります