初秋の散歩道。

午後五時
雲に陽が隠れていたので

飛び跳ねるロッキーと
散歩に出かけた



変なところばかり
歩くロッキー

何も無いところには
興味が無いらしい

そのとき雲間から太陽が
顔を出した

「あっつ。」
焼けるように暑い



まだまた
油断できないな..

「ねッ..　
ロッキー..?」

ロッキーは笑顔です。

この季節が
ロッキーは好きみたい

ただ 気がつくと
僕の横で寝ていたりする



もっと寒くなると
更に近づいてきて

布団の中へ
もぐったりする



こうなると色々
問題も起こる

いつも すまなそうに入って来るのだが
しばらくすると足でグイグイ押して

僕は端っこで布団から
はみ出して寝ている

「軒を貸して母屋を取られる」
「このことだ」と思うのでした

秋晴れです。

初めてじゃないのに
こんな季節があったっけ

太陽はギラギラ
でも風は心地よい..



心にダメージになることは
あまり考えないほうがいい

なんでもまじめに
取り組もうとすることはよくないのです

優しくなれることは
とてもすばらしいことだけど

自分をすり減らして
疲れ切るのはよくないのです

秋晴れです
今は何も考えないで

この季節の中を
生きていこう