coco ノート

ロッキーと行く
不思議な空の旅...♪

駐在所のおまわりさん。

2015年11月08日 08時16分47秒 | Photo diary


僕の住んでいた村には
駐在所があって

おまわりさんが家族で
暮らしていた

小学校低学年の時
僕は道で10円玉を拾い駐在所へ届けると

「えらいぞ。」
住所と両親の名前を聞かれ

おまわりさんは自分の財布から10円玉をとり出して
「これは僕からのご褒美だ。」

善意に満ちた顔でそう言った

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帰り道、僕は友達と夢中で遊んでいて
その10円玉を落っことしてしまった

次に拾った人は....
駐在所へ届けるかな...?

届けて僕が落としたことがバレたら
おまわりさんに悪いな...


「ダメだこりゃ。」<後編>の巻。

2015年11月08日 07時09分17秒 | Photo diary


「お客さん、どうされました。」
「事故で、車をぶつけられちゃって...」

「それは大変でしたね。」
胸を押さえている僕に運転手がそう言った

タクシーはチェーンをつけていて
「カタカタ」とやたらうるさい音を出しながら走っていた

一向に降り止まない雪..
いつもよりもかなり遠い自宅に着いた..

運転手は領収書を二枚くれた、、
「えっ、」僕が妙な顔をすると

「役にたちますから..。」そう微笑んだ

*************



保険の交渉が始まるとやはり
ものを言うのは領収書...

いくら痛かったとか辛かったなどと言っても
一円も出ない...

「何回医者へ行きましたか?」
「一度だけ、救急車で...」

タクシー代以外、ほとんど金はおりず
「こんなに大変な思いをしてこれだけですか...」

最後に僕がそういうと
「数日後、相手の方からです。」と

ビール券が五枚届いた




「うーん、ダメだこりゃ。」の巻。

2015年11月08日 05時33分29秒 | Photo diary


テレビのニュースでよくやっている
お年寄りの自動車事故、

高速道路を逆走したり
アクセルとブレーキを踏み間違えたり



十数年前の自動車事故
忘れもしない 1月8日、

突然午後から大粒の雪が降り出して
すぐに積もり始めた

広い道へ出たほうがいいかな...と思っていると
対向車が猛スピードでスリップしてきて、

「バーン。」正面衝突、
車は全損、エアーバックが開いた

目の前が真っ白、ガスのくささ...と
胸を強く打った痛み...

何とか車から降りて相手の車まで行くと
運転席の男と助手席の女が口から血を流していた

間もなく救急車が来て病院へ
診察の結果「あなたは異常ないからかえっていいですよ。」

「そんな、」こんなに胸が痛いのに...
車は潰れちゃったし、どうしたらいいの?

相手の保険会社もわからないし
携帯はバッテリー切れ

結局その日はタクシーで帰宅..
大変な一日でした

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後日、事故の現場検証の時に
相手の運転手は...

「オレは足がきかないんだ。」
病院で放射線治療を受けた帰りだったそうで

かなりのお年寄り、
この足が悪いんだと、ずっと怒っていました