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佐久から望月に抜けるトンネルの手前、
昔 仕事でまわっていた道を
なぜかロッキーを抱いて
僕はテクテクと歩いている
抱いている手が疲れてきて
ロッキーを下ろすと
歩こうとしない
仕方なくまた 抱えて歩き出す
そうだ これは以前、
ロッキーが手に炎症を起こして
痛くて歩けないのに
どうしても散歩に行くと騒ぐので
抱きかかえて
出かけた夕暮れ散歩道...、
おデブのロッキーが重くて下ろすと
「抱っこ。」
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(今日 描いたロッキー。)
☆****☆
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望月に着くとあの頃 まわっていた
お店があって
ご主人も元気で
懐かしい笑顔で現れた
ただ病気なのか、何か点滴みたいな
薬を持ってきて
「これ、○○××って書いてあるか?」
「はいっ、」
見ると、目がかすんでよく見えない
「こまったぞ、これは...」
「命にかかわることだから
よーく見てくれ。」と店主、
「見えない。
文字がかすんでいて、どうしよう。」
午前三時、
「見えません。」 と、叫んで飛び起きた
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