昔。山が命と言う青年がおりまして
毎年、会社を三ヶ月ほど休んでは
世界中の山に登っておりました
そんな彼を社長はこころよくは思っていませんでしたが
現像所は夏場は暇なので
大目に見てくれていたわけです
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そんなある飲み会の席で
「お前は仕事と山とどっちが大事なんだ。」
同僚に聞かれると
「山ですよ。」
「僕はここで終わるつもりはありませんから.。」
すぐ近くで聞いていた社長が...
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翌朝 彼が会社へ出てくると
「いるつもりが無いなら今すぐに辞めろ。」
「はい。」
急遽、職安に募集が出され、
その頃 運送会社で鋼材を運んでいて
腰を痛め
もっと軽いものはないかと
探していた僕が彼の後に採用されたのでした
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画像は北アルプス...
ロッキーと散歩しているとき
いつも見ていた風景、
「あんな高いところへ人は登るんだ」
「すごいよね ロッキー、」
「ワンワン...」