ペットショップで
若い女の店員さんに抱かれて
現れたロッキーは
チラッと僕を見てすぐに目をそらした
僕は「変な犬だな。」
「でも まぁいっか。」
☆****☆
抱きかかえて車へ向かうと
ブルブル震えていた
「大丈夫かな...
この犬。」
☆****☆
家に来ても「ワン。」とも鳴かない
鳴かない犬なのかな...?
そして一週間
そこには
僕の枕で大の字になって寝ている
ロッキーがいました
「どいて、寝るから。」
「ウーッ、...」
「どいてよ。」
「ワンワンワンワン...」
「ダ、ダメだこりゃ、」