「諸角先生の奥さん。」の巻。

仕事でいつもうかがう諸角先生宅
奥さんが絵手紙をはじめられて

はがきサイズの作品をいっぱい
見せてくれた

何とか褒めないとまずい..雰囲気..
「よく描けてますよね。このカボチャ。」

「柿だよ。」
「柿、・・・・。」

「大きな柿ですね..」
「先生が大きく描くようにって言ったのよ。」

「怒ってる...。」

　　　　　　

僕のおじいちゃん。

僕のおじいさんは
焼酎と浪曲が大好きで

いつも夜になると
いっぱい飲んでうなっていた

若い頃、東京で
東家浦太郎と言う人に弟子入りして

東家湖風と言う名前で
頑張っていたそうだが

戦争が始まり兄弟が兵隊にとられ
田んぼをやるものがいなくなって

帰ってきた そして
そのままずっと農業を続けていたそうだ

そのおじいさんの口癖が..
「できる堪忍だれでもするができぬ堪忍するが堪忍」

「人のできない我慢をしてこそ
本当の我慢だ..わかるな..」

でも おじいさんは
よく怒鳴っていた

緑色のカラーテレビ。

ふと 思い出す親父のこと
気が短くて人がいい..

間違えて買った電球を
交換してもらいに行ったら

断られて
「こんなもん。」「パシャーン。」

その場で電球を叩き割って
帰ろうとしたら



電気屋の主人が..
「私の言い方も悪かった。」と

結局 親しくなって
数日後には、まだ出始めのころの

高額なカラーテレビを
買って帰ってきた



家族がみんなで「金もないのに こんなものを買って..」
文句を言うと

「いらなきゃ捨てる..」と
庭へ投げつけた「うわーっ」

その後、何とか丸く収まって
テレビは見ることになったが

このテレビ、カラーなんだけど
全部 緑色...

庭に投げちゃったからな...

おどろ木桃の木、ロッキーくん。

夕方 5時、
寝ているロッキーに

「散歩行く。」と
言ってみた

はじめは動かなかった
ロッキーが

突然
起き上がろうとしている



「えっ、散歩に行くの?」
あきらめていた散歩へ出発..



薄暗い中を
犬の散歩が二組..

一人は意外と若い
女の人..



空には馬鹿でかい音の
ジェット機..

やたら早い、
すぐに音だけ残して見えなくなる



ロッキーは大好きな土手を
楽しそうに..

ただ、なかなか歩かない
全然 歩かないので

抱っこして車へ
カメラが重い..

手足の関節が痛い..

もう行かれない散歩道。

深夜二時
「クークークー、」

ロッキーの変な声で起こされた
オシッコでもないし

脹れたところが痛いのかな..
困ったな..



僕も間接がいたいので
一緒に痛み止めを呑む..

そうだ、
今夜はラグビーだ..



テレビをつけると
まだまだずっと先..

結局 始まった四時には
寝ていました



いつものバラは散って
違うバラに移動...

一匹だけ..
乗るところを見てみたい..



ロッキーは今日も
外へ出るのはオシッコだけ..

散歩へ行くのはもう
無理みたいです

季節の中で。

バラに今日も
カエルがいました

二匹で同じバラに
兄弟かな..?



ロッキーは オシッコのとき
少し庭を歩くだけで

散歩には
行かなくなりました



夜中に変な声をだしたり
嘔吐したり..

僕が心配して
「大丈夫か..」と側へ行くと

「ウーッ、」
なぜか怒っています..?



秋は日毎に
深まっていきます

ロッキーも
もう 14歳..



食べないし..
寝てばかり..心配です

そんな風の散歩道....。

午後五時、
散歩に出発

行く気はあるんだけど
うまく歩けないロッキー..



三メートル進むと
一休み..

昔はついたとたんに
走り出していたけど...



今は走り出さない
怖い顔して三メートル進むだけ

いつ見ても用心棒の
三船敏郎さんに似てる...



オシッコは切れが悪い
文字を書いているよう..

時々振り返って
自分でもうまく書けたか見たりする



台風の影響か 強い風
ロッキーは風が嫌い

空を飛ぶ鳥も笑っちゃうくらい
前に進んでいかない

すると
反対へ飛んでいった



そうか、人生
その手があった...

進む方向ばかり
見ていたけど

ほかにも進む道は
あるんだよな...

今日も夕暮れ散歩道。

今日も
散歩に行きました

ロッキーをゆっくり車から降ろすと
立てないでヒキガエルみたいに

地面にペッタンコ..
足腰に大分来ていますね



歩くことだけで精一杯
10メートル行くと一休み..

そして僕の顔を見て
また歩き出します



でも今日は調子がいいようで
よく食べます

「明日もまた
散歩できたらいいね。」

「..ロッキー..」



「ワン。」

あの日のロッキー。<車から転落事件>

あの日のロッキーは
若くてとても元気で



僕が「さんぽ...」まで 言いうと
短い足で飛び跳ねて

「キャンキャン.....」
喜びすぎて

走ってる車から落っこちたことが
あったんです



ひいちゃったかと思って
急いで車から降りて後ろを見ると

鼻から少し血を流した
泣き顔のロッキーが歩いてきました

「ロッキー、」
僕は思わず抱きしめていました



それから2日ほどは
散歩を嫌がるようになりましたが

3日目からはまた 前のように
飛び跳ねて行くようになりました



僕は危ないので前のように窓をいっぱいに
開けないようにしました

ロッキーも前みたいに
手を出して身を乗り出さなくなりました

学習したんですね
お互いに...



ふざけたりしているときにが
一番危ないんですよね

目の角膜を傷めたり
階段から落っこちたり..



今のロッキーはとても落ち着いています
ただ 段差のあるところが苦手です

散歩には行ったけど...。

昨日の夕方
久しぶりに散歩へ



でも 車の周りを
行ったり来たり..

歩けないのかな..
陽は落ちて

稲刈りも大分
終わっていました



**********

今朝のロッキーは
いつもよりは 元気で

エサもいっぱい食べて
また寝ています...



僕は節々が痛くて
夜中に起きたり

嫌な夢を見たり..
元気はありません

10月、ある朝の風景。

夜 9時、11時、2時、と
ロッキーのオシッコ..

朝、布団にふれてみる
「フーッ。」

よかった 濡れてない..

************

僕の前に来て
何か 言いたそう

「どうしたの ロッキー。」
エサをあげても食べない

分からない...すると 突然..
「ゲボっ」

この頃よく
吐くようになったんです

***********

バラにカエルが
今日は三匹もいて



このカエル
飛んできた虫でも食べているのかな..?

地面には飛べない
歩くハチ、



色々だな..
みんなみんな 必死で生きている

考え事をするロッキー..
でも

考えているのかな...?

この男 凶暴なんです。

今日は天気もよく
しっかり布団を干せました

でも ..
散歩に行く気はないみたい

なるべくオシッコに行かせるしかないかな..
オムツは嫌がるだろうし

下手なことをして
かじられたら大変だ...



この男、凶暴なんです
先日も夜中に大喧嘩

僕の足のところで寝ていて
足を伸ばせない..

この夜は間接がとても痛くて
イライラして「どけ、」

「ウー、ワンワンワン。」
どかない...

近くにあったプラスチックケースで
顔を「パーン。」

「ワンワンワン。」
飛び掛りそうになってほえる

「うるさい。」
もう一回 「パーン。」

黙って
部屋を出て行った

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朝、隣の部屋で寝ている
ロッキーに

「ロッキー、ゴメンね。」僕が言うと
「ウーッ、」まだ怒っている
、
彼は 執念深い

「やられた。」の巻。

あんなに好きだった散歩
誘っても行く気がない..

具合でも悪いのかな..
一日中 寝ていて

オシッコにもあまり行かない
でも チーズ、お肉、

好きなものだけは食べる

　　　　

＊*************

夜、僕が布団に入ると
足元がやけにしけっぽい

「変だな....。」
布団をまくってみると



「うわ、」おねしょ、
散歩に行かなくなって

気にはしていたんだけど
「困ったぞ、」

分かっていたら
昼間 干せたのに

「仕方ない、
縮こまって寝よう。」

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ここ数日、間接が痛くて
夜、何度も起きてしまう

朝はすぐには立てないし
厄介な病気だな、リユマチ...って

治るのかな..
もう四ヶ月 たつけど...